「すずあかね」
■すずあかねとは?
●四季成りイチゴ
すずあかねの断面/四季成りイチゴ/夏いちご
すずあかねはホクサン(株)が開発した四季成りイチゴの一種で、同じくホクサン(株)が開発し、それまで夏イチゴ栽培されてきた「HS138」と「HKW02」を交配し2007(平成19)年に登録出願され、2008年にデビューしました。2010(平成22)年には品種登録されています。
一般的なイチゴが作れない夏秋どりの品種として主に製菓店など業務用として栽培出荷されています。味的にも比較的美味しい品種なので、生食用としてもわずかに出荷されています。
●すずあかねの特徴
すずあかねの大きさ/四季成りイチゴ/夏いちご
果実はやや大きめで、ふっくらとした球円錐形で全体に少し濃い赤色に色付きます。果肉は白く、中心部はほんのり赤みがあり、空洞は少ないです。
今回入手したものは長野県産のもので、食べてみると7月に採れたものということもあってかしっかりとした酸味がまず口に広がりました。そのあと甘味が後を追うように広がる感じでした。
イチゴらしい甘酸っぱい香りも強く、この時期に出回るイチゴとしてはとても美味しいと感じます。
●製菓材料にぴったり
外見の大きさや色、それに香りとさわやかな酸味がはっきりしていて、美味しいと感じられるほど甘味もあるので、生食も十分に楽しめますが、生クリームと合わせるような菓子の材料にはもってこいのイチゴではないでしょうか。
■すずあかねの主な産地と旬
●主な産地
すずあかねは北海道をはじめ、岐阜県や長野県、東北地方など各地で栽培されています。ただ、それらのほとんどが製菓店などに向けた業務用として出荷されるので、一般のスーパーなどで見かけることはあまりありません。
●すずあかねの収穫時期と旬
産地にもよりますが、6月上旬あたりから早やどりのイチゴが出始める11月初旬辺りまで収穫出荷されています。
*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/Strawberry-Suzuakane.html より
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