「本坊酒造 マルス津貫蒸溜所」
マルスウイスキーと言えば、1985年に長野県で操業した「マルス信州蒸溜所」が有名ですが、蒸留所を所有する本坊酒造が蒸留酒の製造を開始した地が今回紹介する「津貫」でした。
2016年、本坊酒造は100年以上の焼酎製造の歴史のある津貫工場内の貯蔵庫の一つを改装して「マルス津貫蒸溜所」を操業しました。
マルス信州蒸溜所が冷涼な気候で熟成がゆっくりと進むのに対し、マルス津貫蒸溜所は、温暖な気候で熟成がダイナミックに進むと考えられています。製造する原酒のタイプ、熟成に使用する樽のタイプも様々なものを使っています。
津貫蒸溜所では、隣接する貯蔵庫の他に同社が屋久島に所有する「屋久島エイジングセラー」にも毎年30丁の樽を貯蔵しているそうです。日本でも珍しい気候の屋久島でどのような熟成が進んでいくのか非常に興味深いです。
2020年4月27日に「シングルモルト津貫THE FIRST」が発売され、2021年1月18日に「シングルモルト津貫PEATED」が発売予定となっています。
また、蒸溜所に隣接する本坊家旧邸「寶常(ほうじょう)」は、マルスウイスキーを味わえるBARとオリジナルグッズと酒類を販売するSHOPとして使用されており、伝統的な木造建築の和風平屋建て邸宅で1933年に建築。旧家ならではの屋根を構成する瓦の美しさや贅沢な仕上げの威厳ある佇まいで、季節ごとに日々刻々と表情を変える庭園を楽しむことができます。廻り廊下から石蔵に続くウッドデッキをしつらえ、石灯籠がさりげなく配置される庭園で、四季折々の景観を眺めながら極上のひと時を堪能できます。
本坊酒造 マルス津貫蒸溜所 鹿児島県南さつま市加世田津貫6594
*https://jpwhisky.net/2021/01/01/japanesedistillery/#8-2 より
主力商品
シングルモルト津貫 2023 エディション
マルス津貫蒸溜所のシングルモルトウイスキー
「シングルモルト津貫」は、盆地特有の寒暖差のある気候と蔵多山山系の良質な湧水に恵まれた、薩摩半島南西の緑あふれる山あいに位置するマルス津貫蒸溜所で造られています。「2023エディション」は、バーボンバレルを主体に様々な樽で熟成したモルト原酒をヴァッティングした2023年リリースのシングルモルトウイスキーです。
ふくよかな厚みとフレッシュなフルーティーさが複雑に織りなす奥深い味わいをお楽しみください。
※日本洋酒酒造組合「ジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」に合致する商品です。
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