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< 郷土料理 > 群馬 こんにゃくの白和え

2024-08-01 08:59:39 | 郷土料理

 「こんにゃくの白和え」

 主な伝承地域 県内全域

 主な使用食材 豆腐、こんにゃく

 歴史・由来・関連行事
 「こんにゃくの白和え」は豆腐とごまをすりつぶした衣でこんにゃくを和えた料理。白和え自体は全国のさまざまな地域で作られているが、群馬で作られる白和えの特徴の一つに、こんにゃくを使用する点がある。こんにゃくの素となるこんにゃく芋は、群馬の特産品。室町時代に県内に持ち込まれて以来、研究を重ねて栽培量を増やしてきた。特に下仁田ねぎが有名な下仁田町はこんにゃく芋の栽培が盛ん。極度の寒さや強い日差しを苦手とし、水はけのよく穏やかな気候を好むこんにゃく芋は、下仁田の気候がぴったりなのだという。下仁田町をはじめとしてこんにゃくが多く生産されるようになる中で、こんにゃくの白和えのような、こんにゃくをふんだんに使った郷土料理が多く考案されるようになった。

 食習の機会や時季
 白和えは主に、精進料理の一品として供されることが多い。また、冠婚葬祭のときに作られることもあり、祝い事のときにはにんじんで赤い色合いを加え、法事ではにんじんを入れないようにするといった細かなルールが設けられている。今回は群馬県の特産品としてこんにゃくを使用しているが、ほかにも旬の野菜や果物を加えることもあり、季節のごちそうとして供されるケースもある。

 飲食方法
 すり鉢ですりつぶした豆腐に砂糖や塩、みりんなどを加えて和え衣を作り、細切りにして湯がいたこんにゃくを加えて合わせる。にんじんやほうれん草、チンゲン菜などで彩りを加える場合は下茹でするなどの下ごしらえを行い、せん切りにして加える。豆腐の和え衣がしっかりと具材に絡まったら完成。こんにゃくの食感と豆腐の甘味を感じられる一品である。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 家庭で一般的に作られているほか、飲食店でも提供されている。群馬県内にはこんにゃく料理を楽しめる名店もあり、コース料理の一品としてこんにゃくの白和えを供していることも。また、JA甘楽富岡ではこんにゃくの白和えのレシピをネット上で公開。群馬県民はもちろんのこと、県外の人にも郷土料理を楽しんでもらえるようなきっかけづくりを行っている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/32_12_gunma.html より


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