「大相撲改革」 その１.

　今回の原因の１つに、「幕内と幕下」の開きすぎる待遇差がありそうである。
「幕下」に落ちるのなら「少々のお金」を払ってでも「幕内」に残りたいという力士も多い。

　「幕内」なら「給料」も出るが、「幕下」なら「涙銭」のみ。

　以前ならそれを励みに頑張っていたはずだが・・・。

　それを「八百長」という金銭取引によって「星を買う」ことができれば、厳しい練習より「安直な方法」を選ぶことも考えられる。

　ガチンコであればあるほど「面白い」のだが、力士全員にそういう考えが定着していないのは・・・親方の指導にも大きな問題が隠されているように思う。

　力士の最大の武器であるはずの「体格」が全員つくこともないだろう。
力量の差は、センスも含めて力士ごとに素質も含めて差異があるはず。

　その中でどうやれば「人気力士」や「実力派力士」となるのか？
「興業」である大相撲だけに、「大きな改革」が必要である。

　今年入団した「佑ちゃん」じゃないが、まだ実力が定かでないのに「人気」が出ることも必要なはず。

　もっともっと「改革断行」すべき大相撲。
大相撲界で育っていない人の力を借りて、改革を進めるには「プロ」の力が必要に思う。

「春場所中止」に対する影響

　正式決定した「春場所中止」。
大阪場所だけに大きな影響が出そうである。

　まずは会場周辺の飲食店。
「直撃」する売上減。３月単月で約３割も減少するお店もあるようだ。

　部屋の宿舎周辺も同じく売上減。
経済効果-マイナスは一体どれだけになるのか？

　ご贔屓衆たちの落胆とともに、部屋の宿舎関係者は頭を痛めるばかり。
一年に一度訪れる力士たちを待ち焦がれていた人も数多くいるはず。

　大人だけでなく子どもたちも、直接触れ合えることもあっただけに、残念で仕方ないのでは？


　「大阪場所」だけでなく今年いっぱい中止になる恐れもある。
一年休めば経済効果だけでなく、ファンの心は離れていくかもしれない。

　できれば「ファン」を大事にすることも考え、「場所」は開催しなくても「地方巡業」のように全国に足を運び、「触れ合う」ことが必要かもしれない。いや・・・そうするべきでは？

　「八百長」を実際にしていたことは間違いなく、ファンを含めた相撲関係者を「裏切った罪」はあまりにも大きいが、単に「謹慎」するだけでは立て直しにならないのでは？
　「顔」を見せ、「恥」を曝し、「頭」を下げ、次のステップに一刻も早く進んでいってもらいたい。

　決して「大相撲」の大ファンではないが、「日本文化」をなくしてしまうことになりそうな事態を案ずるばかりである。