「ごっつぁん」から「入場チケット買ってください」へ

　大相撲春場所の中止が決定された。

　これでどうなるのか・・・。

　先行き不安な関係者。
もし「大相撲」が解散や解体になったら・・・なんて思うと大変なことが起きそうである。「公益法人」の解散になると関係者だけでも相当な数に影響が出る。

　「お相撲さん」の転職も難しいことだろう。
たぶん一部の人間で「興行」を立て直そうとするだろうけれど・・・。

　今まで全て「ごっつぁん」の世界。
殆どの人は中卒で働き始め、社会的通年もないまま相撲界にいる。
タニマチをはじめとする「ご贔屓衆」に守られながら、日々生活送る毎日。

　といっても「一握り」の人気者・成績優秀者がいて、その下には報われない下部の人がいる。やりたくもない相撲をとっている人もいたことだろう。

　その人たちが、一般社会に流れ込んだら・・・。


　「大相撲」をなくすことを誰もが望んでいないことだろう。
ただ「スポーツ」という一面も持つ「相撲」を、「興行」として「営利的活動」を自らが行い－タニマチなどに任せず、「大相撲」を守っていかなければならなくなっていくのでは？

　「ごっつぁん」だけで済んでいた時代は終わりを迎え、「チケット買ってぇ～」と頭を下げて回る時代に突入するのかもしれない。