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コーエーネット、ゲームレンタルサービス「RentaNet」を凍結

2007-02-14 17:23:26 | ゲーム
コーエーネットは2月5日、家庭用ゲームソフトレンタルサービス「RentaNet」の本格稼動を当面の間「凍結」する事を発表した。
去年の5月下旬から試験運営を開始し、全国14店舗で展開したサービスだが「現状ではビジネススキームの確立が困難」と判断したため2月28日でサービスを終了する。
サービス内容は新作ならば8割の5,000円程度で貸し出し、その金額の1割がコーエーネット、残りの9割がゲーム開発会社へ支払われる仕組みとなっていた。


え?「RentaNet」って試験運営だったの?

去年から今年にかけてゲーム業界は過去最大の売れ行きや話題が多かったのに、ゲームレンタルは見向きもされなかったようですね。
まぁ当たり前といえば当たり前の結果でしょうか。
5,000円で借りるくらいなら1ヶ月待って中古品を探した方がマシですからねぇ。
1ヵ月後に値段が下がるというのならレンタルするのも待った方が良いでしょう。

去年の4月に発表した時は固めに見積もって「2008年に1500店舗、900億円規模になる」と強気で、2006年中も500店舗、100億円が目標だったが目標額には達成せず…
それでも売り上げがあったことに驚きます。
まぁ、コーエーのジジババが勝手に妄想した夢物語だったってことでしょう。

レンタルサービスを始めた理由は、近年のゲームは開発費がかかるため1本のゲームでユーザから何度もお金を取りたいってことですよね。
ゲーム開発会社は出荷した分の利益が得るものの、中古市場でサイクルしている利益は得られませんからねぇ。
それでは損だから何とかしてお金をとる方法を考え、その結果「RentaNet」を始めた…ようです。
でも、それは開発側にとっての理想であって現実はそんなに上手くいくはずがないでしょうね…。


今までと同じゲームを作っていきなりユーザに「レンタルしろ!」なって言ったって無理に決まっていますね。
誰もレンタルを望んでいませんし、レンタルしたって得はありませんし。
逆に損なだけでしょう。

開発側が利益を得られない原因として、発売開始時に話題に上らないため、暫くして中古市場に出回ってしまい、そこで中古品が売り買いされてしまうという事が原因でしょう。
それならばその逆になるような売り方やソフトを作るべきなのでは?

発売前から話題にして発売開始時に一気に売り、1度終わっても何度も遊べるため中古で売られないようなソフトを作る。

もちろん、そんなソフトがあるか解りませんしに上手くいくかも解りません。
でも、似たような方法をとれば開発側に損は無さそうな気がします。
最近、NintendoDSでは娯楽ソフト以外に辞書など実用ソフトも多く発売されていますので、そのジャンルであればすぐに中古屋へ売るということも減るでしょう。

しかし、最近ではユーザからもっとお金を搾り取ろうとゲーム内の追加アイテムを別途購入しろなどという選択肢を出すという案もあるようです。
全ての機能で遊ぶのにいくらかかるのでしょうねぇ?


まずは開発側もコスト(開発費)削減、中古屋に売られないようなゲーム内容を目指すのが良いということでしょう。


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