ドコモが２００７年夏モデルとして「FOMA904i」シリーズ５機種を発表しました。
去年の冬モデルとして発売しているモデルが「FOMA903i」なので、今までの流れならば次はマイナーモデルチェンジとして903iSが発売されると思われていましたが、今回はメジャーモデルチェンジとして904iシリーズを発表しました。
その理由はコンセプトなどを大幅に変更しているためだそうです。
MNPを乗り切るために発売した903iシリーズだが、結局敗北を喫してしまったため今回は反撃策として904iシリーズを発表。
更にドコモはこの戦略に「DoCoMo 2.0」と称しているようです。
904iシリーズの共通スペックとしては以下の通り。
・2.8インチ以上の大型ディスプレイ
・320万画素以上のAFカメラ
・フルブラウザ
・定額制音楽配信サービス「うた・ホーダイ」対応
・2つの電話番号とメールアドレスを1台の端末で使える「2in1」
・Windows Media Audio、Napsterサービス対応
・10Mバイトiモーション、ビデオクリップダウンロードサービス対応
・GPS
・おサイフケータイ
さらに、各端末のスペック詳細は以下の通り。
■D904i
振って操作できる厚さ16.8ミリのスリムスライドケータイ。
・2.8インチワイドQVGAディスプレイ
・モーションコントロールセンサー（直感ゲーム対応）
・うた・ホーダイ
・WMA（Napster To GO対応）
・FMトランスミッター
・スピードセレクター
・フルブラウザ（横表示対応）
・ボイス認証
・320万画素AFカメラ
・microSD
■F904i
携帯最大級3.1インチディスプレイとワンセグ搭載のヨコモーションケータイ。
・ワンセグ
・広視野角3.1インチワイド QVGAディスプレイ
・L字サイクロイド
・うた・ホーダイ
・WMA（Napster To GO対応）
・フルブラウザ（横表示対応）
・指紋センサー＆プライバシーモード＆パスワードマネージャー
・322万画素AFカメラ
・microSD
・専用マイク付きリモコン付属。
■N904i
高精細3インチワイドVGAディスプレイ＋高音質なハイスピードケータイ。
・HSDPA
・折りたたみ
・うた・ホーダイ
・WMA （Napster To GO対応）
・ミュージックチャネル
・ヤマハサウンド技術
・ステファノ・ジョバンノーニデザイン
・フルブラウザ（横表示対応）
・顔認証＆オリジナルロック
・ニューロポインタ
・6軸手ブレ補正付き320万画素AFカメラ
・microSD
■P904i
スリム＆コンパクト＆新デザイン。
進化したワイヤレス音楽ケータイ。2.8インチワイドQVGAディスプレイ
・折りたたみ
・カスタムジャケット
・ジェスチャーテック（直感ゲーム対応）
・うた・ホーダイ
・WMA（Napster To GO対応）
・SD-Audio
・Bluetooth
・フルブラウザ
・あんしんキー
・6軸手ブレ補正付き320万画素AFカメラ
・microSD
■SH904i
トラックパッドの優れた操作性を備える高画質3インチワイドケータイ。
・3インチワイドQVGA モバイルASV液晶
・折りたたみ
・新操作デバイス「TOUCH CRUISER」
・ジェスチャーテック（直感ゲーム対応）
・うた・ホーダイ
・WMA（Napster To GO対応）
・SD-Audio
・フルブラウザ
・コンティニュアスAF付き320万画素カメラ
・プライベートフィルタ
・IrSimple
・microSD
うーん、はっきり言って微妙なモデルチェンジですね…。
予想通りの中途半端な内容です。
これならばMNPの勝ち組になれる！…とは言い切れない気もします。
新サービス「うた・ホーダイ」というのは「Napster To GO」を契約すると利用できる定額制音楽配信サービスで、3GPP形式のファイルをＰＣを使用しないでダウンロードして聴くことができるサービスだそうです。
「Napster To GO」の様にＰＣでダウンロードして、さらに転送アプリで端末に転送してという手段をとらなくても手軽に聴けるとなれば便利な機能だとは思いますが、通信速度が遅かったりしたら面倒でもＰＣを利用した方が良い気がします。
さらに「10Mバイトiモーション、ビデオクリップダウンロードサービス対応」とありますが、これも今の通信速度で10MBもダウンロードしたらどれだけ時間がかかるか…。
勿論これには打開策があり、N904iが対応している「HSDPA」機能であれば下り3.6Mbpsが出るということなので大容量コンテンツも容易にダウンロードできるようになるでしょう。
でも、対応している機種がN904iの１機種のみという中途半端ぶり…。
全機種共通スペックであるのなら全機種HSDPA対応にして欲しかったですね。
ただし、この辺の機能は付いていれば使えるって物ばかりではなく、それなりの契約が必要な場合があります。
しかし「パケ・ホーダイ」など定額通信サービスにも種類があって、フルブラウザはパケ・ホーダイ未対応など契約によっては通信方法に対応していない場合があるのでややこしいです。
１つの端末で２つの電話番号とメールアドレスを持てるという「2in1」と言う機能。
月額945円で利用可能だそうです。
１つの端末で仕事とプライベートと使い分けたい人や、メインの電話番号を知られたくない人などにお薦めのサービスのようです。
電話番号やメールアドレスの他にアドレス帳や待受画面も切り替えることが出来るようです。
新しい機能と言いつつも結局は端末以外のお金を払わないと使えない機能が多いようです。
阿漕な商売だなぁと思いつつも、携帯電話端末というものはいかに通信サービスを利用させるかが商売なのだから仕方ないですね。
買ったっきり月額契約金以外支払われないのではなく、更に何らかの付加価値を提供して利用額を払わせたいのですからねぇ。
902iシリーズでは「iチャネル」や「プッシュトーク」などが追加されましたが、開始されて１年以上でどれくらいの利用率なのでしょうかねぇ？
新サービスが開始されるのは良いですが、お金を出してまでも利用したいと言うサービスが少ないのは残念です。
音楽や動画配信は面白いですが、わざわざケータイでやら無くても良いかなって思えます。
どうせケータイでダウンロードしてもそれを別端末で再生できないとか制限が付きそうですし。
それならＰＣでダウンロードしたり加工したりして転送すれば十分ですね…。
新機能としてモーションセンサーが追加された機種もあるようですね。
これは流行の「Wii」などでおなじみの機能ですね。
以前は「NintendoDS」に近いダブルスクリーン＆タッチパネルの「D800iDS」が発売されましたが、今回は「Wii」に近い端末でしょうか…。
タッチパネル端末は画期的！って思ったけど、モーションセンサーはどうでしょう…。
振って操作が出来るようですが、あまりメリットが感じられませんね。
ゲームでの利用はそれなりに面白そうですが…。
カメラ機能も新機能は飽和状態でしょうか。
一時期の「画素数が売り」ということもないようですし、AFは標準ですし手ぶれ補正も搭載している機種が増えてきています。
まぁ、あって当たり前の機能なのでしょうかねぇ。
最近注目の「ワンセグ」に関してはF904iのみ搭載のようです。
標準になりつつあるカメラや音楽再生機能の次にニーズの高い機能と思われるのですが、意外と搭載機種が少ないですね。
次のモデルは全機種対応して欲しいものです。
大画面＆QVGA以上の解像度が殆どですが、さらにN904iはVGAに対応しているようです。
３インチで480×854ピクセルが表示可能だそうです。
こちらも是非全機種VGA以上出るようにして欲しいですね。
以上を見ていると、「2in1」は新しい機能なものの別の機能は過去にあった機能を標準化したり強化した程度。
各端末には実験的な機能として新機能はありますけどね…。
標準機能としては新しいコンセプト！とまで言い切れるものでもない気がします。
さらに「今さら古いだろ！」と思われる「Web 2.0」を真似た表現「DoCoMo 2.0」もセンスが疑われる気がしますね…。
どうやら業界以外の一般人には慣れない言葉だけにちょっと変わった事をアピールするにはちょうど良いとの判断でつけたらしいですね。
過去にも「eメール」や「eビジネス」の「e」が付く言葉や、「IT」など、その言葉が付くと「何やら新しいことなのでは？」というイメージはありそうな気がします。
今回の「2.0」と言う言葉もそういった狙いなのでしょうねぇ…。
でも、あまりにも「2.0」という言葉の知名度が低すぎると「1.0はあったの？」とか、ひどい場合は注目さえされない可能性もありますね…。
ちなみに、904iシリーズもマイナーモデルチェンジは無く時期モデル名は「905i」シリーズになるようです。
機能は「ワンセグ」、「国際ローミング」、「HSDPA」が標準となるようです。
発売時期は今年の年末と予想されています。
この噂はすでに今年の２月初旬くらいに流れているので知っている人は多いと思います。
そんな噂があっての904iシリーズはどうなるのかと思っていたら、予想通りの中途半端な内容ですね…。
これならあと半年待って905iシリーズを購入した方が賢明でしょう。
| 「904iシリーズを皮切りにドコモは反撃する。これは携帯電話が、業界の常識が変わるということ。これまでできなかった、信じられないようなこと、たとえばみんなが楽しめる新感覚ゲームといったものなど、他には真似できないことを904iからスタートしていく」 ドコモ夏野氏 |
去年の冬モデルとして発売しているモデルが「FOMA903i」なので、今までの流れならば次はマイナーモデルチェンジとして903iSが発売されると思われていましたが、今回はメジャーモデルチェンジとして904iシリーズを発表しました。
その理由はコンセプトなどを大幅に変更しているためだそうです。
MNPを乗り切るために発売した903iシリーズだが、結局敗北を喫してしまったため今回は反撃策として904iシリーズを発表。
更にドコモはこの戦略に「DoCoMo 2.0」と称しているようです。
904iシリーズの共通スペックとしては以下の通り。
・2.8インチ以上の大型ディスプレイ
・320万画素以上のAFカメラ
・フルブラウザ
・定額制音楽配信サービス「うた・ホーダイ」対応
・2つの電話番号とメールアドレスを1台の端末で使える「2in1」
・Windows Media Audio、Napsterサービス対応
・10Mバイトiモーション、ビデオクリップダウンロードサービス対応
・GPS
・おサイフケータイ
さらに、各端末のスペック詳細は以下の通り。
■D904i
振って操作できる厚さ16.8ミリのスリムスライドケータイ。
・2.8インチワイドQVGAディスプレイ
・モーションコントロールセンサー（直感ゲーム対応）
・うた・ホーダイ
・WMA（Napster To GO対応）
・FMトランスミッター
・スピードセレクター
・フルブラウザ（横表示対応）
・ボイス認証
・320万画素AFカメラ
・microSD
■F904i
携帯最大級3.1インチディスプレイとワンセグ搭載のヨコモーションケータイ。
・ワンセグ
・広視野角3.1インチワイド QVGAディスプレイ
・L字サイクロイド
・うた・ホーダイ
・WMA（Napster To GO対応）
・フルブラウザ（横表示対応）
・指紋センサー＆プライバシーモード＆パスワードマネージャー
・322万画素AFカメラ
・microSD
・専用マイク付きリモコン付属。
■N904i
高精細3インチワイドVGAディスプレイ＋高音質なハイスピードケータイ。
・HSDPA
・折りたたみ
・うた・ホーダイ
・WMA （Napster To GO対応）
・ミュージックチャネル
・ヤマハサウンド技術
・ステファノ・ジョバンノーニデザイン
・フルブラウザ（横表示対応）
・顔認証＆オリジナルロック
・ニューロポインタ
・6軸手ブレ補正付き320万画素AFカメラ
・microSD
■P904i
スリム＆コンパクト＆新デザイン。
進化したワイヤレス音楽ケータイ。2.8インチワイドQVGAディスプレイ
・折りたたみ
・カスタムジャケット
・ジェスチャーテック（直感ゲーム対応）
・うた・ホーダイ
・WMA（Napster To GO対応）
・SD-Audio
・Bluetooth
・フルブラウザ
・あんしんキー
・6軸手ブレ補正付き320万画素AFカメラ
・microSD
■SH904i
トラックパッドの優れた操作性を備える高画質3インチワイドケータイ。
・3インチワイドQVGA モバイルASV液晶
・折りたたみ
・新操作デバイス「TOUCH CRUISER」
・ジェスチャーテック（直感ゲーム対応）
・うた・ホーダイ
・WMA（Napster To GO対応）
・SD-Audio
・フルブラウザ
・コンティニュアスAF付き320万画素カメラ
・プライベートフィルタ
・IrSimple
・microSD
うーん、はっきり言って微妙なモデルチェンジですね…。
予想通りの中途半端な内容です。
これならばMNPの勝ち組になれる！…とは言い切れない気もします。
新サービス「うた・ホーダイ」というのは「Napster To GO」を契約すると利用できる定額制音楽配信サービスで、3GPP形式のファイルをＰＣを使用しないでダウンロードして聴くことができるサービスだそうです。
「Napster To GO」の様にＰＣでダウンロードして、さらに転送アプリで端末に転送してという手段をとらなくても手軽に聴けるとなれば便利な機能だとは思いますが、通信速度が遅かったりしたら面倒でもＰＣを利用した方が良い気がします。
さらに「10Mバイトiモーション、ビデオクリップダウンロードサービス対応」とありますが、これも今の通信速度で10MBもダウンロードしたらどれだけ時間がかかるか…。
勿論これには打開策があり、N904iが対応している「HSDPA」機能であれば下り3.6Mbpsが出るということなので大容量コンテンツも容易にダウンロードできるようになるでしょう。
でも、対応している機種がN904iの１機種のみという中途半端ぶり…。
全機種共通スペックであるのなら全機種HSDPA対応にして欲しかったですね。
ただし、この辺の機能は付いていれば使えるって物ばかりではなく、それなりの契約が必要な場合があります。
しかし「パケ・ホーダイ」など定額通信サービスにも種類があって、フルブラウザはパケ・ホーダイ未対応など契約によっては通信方法に対応していない場合があるのでややこしいです。
１つの端末で２つの電話番号とメールアドレスを持てるという「2in1」と言う機能。
月額945円で利用可能だそうです。
１つの端末で仕事とプライベートと使い分けたい人や、メインの電話番号を知られたくない人などにお薦めのサービスのようです。
電話番号やメールアドレスの他にアドレス帳や待受画面も切り替えることが出来るようです。
新しい機能と言いつつも結局は端末以外のお金を払わないと使えない機能が多いようです。
阿漕な商売だなぁと思いつつも、携帯電話端末というものはいかに通信サービスを利用させるかが商売なのだから仕方ないですね。
買ったっきり月額契約金以外支払われないのではなく、更に何らかの付加価値を提供して利用額を払わせたいのですからねぇ。
902iシリーズでは「iチャネル」や「プッシュトーク」などが追加されましたが、開始されて１年以上でどれくらいの利用率なのでしょうかねぇ？
新サービスが開始されるのは良いですが、お金を出してまでも利用したいと言うサービスが少ないのは残念です。
音楽や動画配信は面白いですが、わざわざケータイでやら無くても良いかなって思えます。
どうせケータイでダウンロードしてもそれを別端末で再生できないとか制限が付きそうですし。
それならＰＣでダウンロードしたり加工したりして転送すれば十分ですね…。
新機能としてモーションセンサーが追加された機種もあるようですね。
これは流行の「Wii」などでおなじみの機能ですね。
以前は「NintendoDS」に近いダブルスクリーン＆タッチパネルの「D800iDS」が発売されましたが、今回は「Wii」に近い端末でしょうか…。
タッチパネル端末は画期的！って思ったけど、モーションセンサーはどうでしょう…。
振って操作が出来るようですが、あまりメリットが感じられませんね。
ゲームでの利用はそれなりに面白そうですが…。
カメラ機能も新機能は飽和状態でしょうか。
一時期の「画素数が売り」ということもないようですし、AFは標準ですし手ぶれ補正も搭載している機種が増えてきています。
まぁ、あって当たり前の機能なのでしょうかねぇ。
最近注目の「ワンセグ」に関してはF904iのみ搭載のようです。
標準になりつつあるカメラや音楽再生機能の次にニーズの高い機能と思われるのですが、意外と搭載機種が少ないですね。
次のモデルは全機種対応して欲しいものです。
大画面＆QVGA以上の解像度が殆どですが、さらにN904iはVGAに対応しているようです。
３インチで480×854ピクセルが表示可能だそうです。
こちらも是非全機種VGA以上出るようにして欲しいですね。
以上を見ていると、「2in1」は新しい機能なものの別の機能は過去にあった機能を標準化したり強化した程度。
各端末には実験的な機能として新機能はありますけどね…。
標準機能としては新しいコンセプト！とまで言い切れるものでもない気がします。
さらに「今さら古いだろ！」と思われる「Web 2.0」を真似た表現「DoCoMo 2.0」もセンスが疑われる気がしますね…。
どうやら業界以外の一般人には慣れない言葉だけにちょっと変わった事をアピールするにはちょうど良いとの判断でつけたらしいですね。
過去にも「eメール」や「eビジネス」の「e」が付く言葉や、「IT」など、その言葉が付くと「何やら新しいことなのでは？」というイメージはありそうな気がします。
今回の「2.0」と言う言葉もそういった狙いなのでしょうねぇ…。
でも、あまりにも「2.0」という言葉の知名度が低すぎると「1.0はあったの？」とか、ひどい場合は注目さえされない可能性もありますね…。
ちなみに、904iシリーズもマイナーモデルチェンジは無く時期モデル名は「905i」シリーズになるようです。
機能は「ワンセグ」、「国際ローミング」、「HSDPA」が標準となるようです。
発売時期は今年の年末と予想されています。
この噂はすでに今年の２月初旬くらいに流れているので知っている人は多いと思います。
そんな噂があっての904iシリーズはどうなるのかと思っていたら、予想通りの中途半端な内容ですね…。
これならあと半年待って905iシリーズを購入した方が賢明でしょう。
