■ ガラス磨き
戦後新製グループは最初の数両を除いて戸袋窓等の固定窓がHゴム固定となっています。
Bトレでも、このグループの中間車を先頭車化した600番代において、Hゴム表現がなされています。
しかし、残念ながらそれは先頭車のみで、中間車においてはロクサン改修グループに対応したガラスパーツしか入っていません。
今回の編成は、両端を傾斜窓を持つクハ79を持ってきて、本来は残り4両をちゃんと中間車でそろえたかったのですが、それは無理でした。しかしながら戸袋Hゴムの先頭車用ガラスは4両分揃えられたので、クモハ73の600番代をモハ代用にして2両組み込むことによりカバーしました。後の2両は中間車用のガラスとなりますが、1両は原形サハ78なのでそのまま使えます。残りはモハ72の500番代とし、戸袋を三段窓の桟を削り、1枚窓のHゴム仕様に加工することとしました。
さて、IPA浸しからはずしたガラスパーツですがその理由は?
再塗装のマスキングの際、塗装剥離してしまうよりも現行塗装のラインを利用し、マスキングができること。
塗装を残しても元がクリーム色なので、上塗りするブドウ色のほうが隠ぺい力が強いし、広い面積では無いので問題ないと考えてのことです。
それと、前述の加工が必要であったことと、既存のHゴムの塗装部分を残しておきたかったからです。
その加工ですが、模型用の小型彫刻刃を使い三段窓の桟を削り取ってしまいます。
削り取った後、ペーパーやすりを使い傷を修正し、最後にコンパウンドを使い磨きます。
↑加工前のガラスパーツ 扉の開き方向は両扉とも妻側です
↑縁は残すので、最初に桟と縁の間に切れ込みを入れます
↑小型彫刻刀とペーパーやすりで切削
縁を傷つけないようにしたかったのですが、1ヶ所失敗してしまいました (TT▽TT)
↑2000番のペーパー後、ぼろ布を使いコンパウンドで磨きます
縁を生かさなければならないし、狭いので、完全に平面になりませ~ん
↑完成 Hゴムの隅のR表現は塗装で行う予定です
まぁこのぐらいで充分でしょう f(^_^;
さぁ今度はマスキングです。
しかし、4両分の三段窓を目の前にして手が止ってしまいましたぁ
明日は雨模様で、塗装は出来ないし。
ということで、今日はここでストップ。
続く…