■MSE60000形 シール貼り
1号車から6号車までは済ませましたが…
まだ終わりませぇ~ん
続く…
■MSE60000形 車体完成
久しぶりに土曜日に時間を空けることができました。
その時間をMSEに集中させることができ、ストレス解消というところでしょうか。
と言いつつ、最初からの根気の要る作業から…
まずは、最近の電車には定番となってしまったブラックアウト塗装の再現です。
MSEも例に漏れず、貫通扉の左側と運転席上部に施されています。
中間に入る切妻タイプの先頭車にも同様に運転席上部がブラックアウトしています
マスキング(これがまた面倒ですが手抜きできないところでもあります)してセミフラットブラックを塗りました。
デハ60000の横長窓の間柱も塗ってみました
先頭車を組んでみるとこのようになります。
MSEのキットには、たぶんBトレでは初となるであろうカプラー胴受けのパーツが付いています。
密連のダミーカプラーと胴受けが一体となってモールドされているこのパーツは、無くてもいいように思えますが、あえてパーツ化しているのには訳があると感じました。
雑誌によると、流線型前頭部におけるカプラーをあえて外観の特徴としてデザインしているそうで、カプラーポケットの開口部等もその考えに基づいて大きさや形が決められているらしいのです。
ということで、実車におけるそこまでのこだわりをBトレでも再現してくれているということなのでしょう。
単なるおまけパーツではないMSEの流線型を造形する時には欠かせないアイテムだったのでした。
実車デビュー時の明るいグレー塗装に合わせ、Bトレも塗りなおしています。
お次はパンタ搭載車です。
ヒューズボックス、避雷器等をグレーで塗り分けました。
電線管はモールドが細く、塗装がはみ出すのが目に見えているので、塗装はオミットしています。
パンタはたまたま手元にあったトミックスのVSE用のものを奢っています。
屋根にモールドされたパンタ台とパンタの足の間隔寸法も概ね合ったので、足の穴を変な所に開けずに済みました。
10両の車体が完成しました。
残りはシール貼りです。
続く…
■MSE 60000形 窓はめ込み
前回、開口した窓に透明パーツをはめ込みました。
透明パーツは、いつものペット樹脂は今回は使用せず、カトーのデコーダやパンタが入っているプラケースを切ってみました。
この透明ケースは意外と透明度が高く、ペット樹脂と違い加工性がいいので使ってみました。
ただし、割れやすいのが難点か…
でもこれに注意すれば、加工性はよく、はめ込み寸法にあわせてヤスッていくのも楽でした。
はめ込んだ様子 反射しないと分らないくらい透明度がいい
反射させた様子
続く…
■MSE60000形 中間車の改造
風邪を引いてしまい、連休3日間、肩から上が「どよ~ん」として重く、集中できずに、結局何もせぬままに終わってしまいました (=_=;)
さて、4箱必要と書いた本人ですが、4箱買う予算も無いので、3箱の中で余剰となる側面を改造して少し実車に近づけることにしました。
前述のように、60300、60500以外の中間車4両は側面左パーツに小窓が開いている側面があればより実車に近づけられます。そこで3枚しかないそのパーツを補うために60500用の窓なし側面をコンバートし窓を開けてしまうことにしました。
これが、側面左パーツです。
上が“小窓あり”、下が“小窓なし”
実車の窓の上下には飾り帯が付いており、Bトレはその部分もちゃんと再現しています。
これをどう表現するかがポイントになるかなぁ~
今回は裏にケガキ線を入れました。
表面は傷つかぬようマスキングテープで養生しておきます。
窓の開口は、いつものようにピンバイスで小穴をミシン目状に開け、ナイフで穴を繋げて抜き落とします。
抜き落とした後は、ヤスリで徐々にケガキ線を目指し仕上げていきます。
もちろん、表側からの“見え”が肝心ですので確認しながら進めます。
窓の開口完了 デハ60000に合わせ横長としてあります
問題は、窓の上下に付いた飾り帯の表現方法。
Bトレのそれは繊細にきちんと表現されており、真似するのは結構大変そうです。
プラペーパーを細くカットして貼り付けるつもりでいましたが、プラペーパーが見当たりません。
どうしたものかと悩んでいて目に留まったのは葉書。
これ使えるかも!
似通った色に塗装した後、細くカットしたものを、窓の縁に塗った塗料を接着剤代わりにして付けてみました。
上が“窓あり”パーツ 下が加工パーツ
色が少し明るめになってしまいましたが、まぁまぁでしょう。
メタリックって難しい。
続く…
注意! (081127追記)
(最初に概略説明しておきます 詳しくは本文及び組立説明書をご覧ください)
・4箱買わなければ10両編成が組めないという話ではありません
・2箱または3箱で充分実車に近い編成が組めます
以下に、窓開け等の加工が伴わない10両編成の一例を示しますが、あくまでも〔例〕であり、どこまで実車に即した形態とするかは“趣味の世界”でのことでもあり、またBトレが対象であるということですので、楽しみながら各自でご判断ください。
●2箱の場合の例
→デハ60200が不足します。
窓・扉配置が異なりますが、余剰となるデハ60300に代用させることができます。
●3箱の場合の例
→不足するデハ60200を、余剰となるデハ60300の屋根及び妻板パーツと、
3箱目から調達するデハ60000用の側面左右パーツを組み合わせてつくり、
実車に即した窓・扉配置とすることができます。
ただし、MSEロゴのシールが貼れなくなります(ミクシーBトレコミュより)。
ロゴシールを優先する場合は側面左パーツをデハ60500用から調達します。
●ばらせる4箱目をたまたま手元に持っている(笑)場合の例
→3箱の場合と同様な方法により不足するデハ60200をつくります。
→さらにデハ60100の側面左パーツを、4箱目から調達するデハ60000用の側面左パーツと交換し、
実車に即した窓配置とします。(MSEロゴシールとの兼ね合いについては上記と一緒)
ここから本文
■小田急60000形MSE
MSEをやっと入手しました。
「フル編成には3箱必要です」と、発売箇所やRMモデルズにも載っていたので、当然のように3箱買ってしまったわけですが…
資料本をいろいろと見て、確認をしてみたところ、どうもそうはいかないようなんです。
鉄道ファン№561 08年1月号
とれいん№396 07年12月号
基本6両と増結4両の10両編成を再現する場合、先頭車はそのまま組めばOKです。
中間車のうち、サービス施設のない客室のみのデハ60300もキットどおり組めばOKです。
その他の中間車については、パンタ車が2種4両、パンタなし車が1種1両となっており、キットではパンタ車の2種を側面の組み換えで再現しようとしており、パンタなし車のデハ60200を3箱目に求めているような構成になっています。
資料本によると、デハ60200の側面はこのようになっています。
※「とれいん」誌より
扉横の小窓が海側にはありませんが、山側にはあります
つまり3箱目からコンバートしてくるのは、60300用のパンタなし屋根パーツと、側面右パーツと、窓ありの側面左パーツとなります。
同梱の組み立て説明書には、側面左パーツは窓なしを使用するよう指示していますが多分ミスです。
写真のとおり、海側に設置された“ゆったりトイレ”の反対側は、通路と洗面台となるので小窓が設けられているので、これを再現するには当然窓ありを使用したほうがいいということになります。
これで3箱目が必要な事情が分りました。
パンタ車も確認してみました。
カフェが設置された3号車デハ60400と9号車デハ60000
通常の広さのWCが設置された2号車のデハ60500
“ゆったりトイレ”が設置され、60200と車内レイアウトが同一の8号車のデハ60100
となり、正確には3種4両となっています。
このうち、側面左パーツに窓ありを使うデハ60400とデハ60000、
そして窓なしを使うデハ60500はそのまま組んでOKです。
ところが、60100については、上記のように60200と同一見付けであるのに、説明書には側面左パーツに窓なしが指示されています。多分これはBトレ特有の側面簡略化を踏まえてのことでしょう。
実車は“窓あり”となっています。
※「とれいん」誌より
デハ60100の側面 山側の扉横には小窓があります
つまり、6030060200用にコンバートしてくる窓あり側面左パーツのほかにもう1枚60100用に窓あり側面左パーツが必要となってきます。
このため、10両フル編成に必要な窓あり側面左パーツは4枚となります。
※キット同梱説明書より
しかし…
そう、このパーツは1箱に1枚しか入っていないんです!
というわけで、
さらに実車に即した窓割とするには4箱目が必要となるわけなんですぅ~
まぁ、さらに正確にすると、問題の扉横の小窓はその大きさが実は違うんです。
Bトレで 再現されている正方形に近いものは上記写真のようにゆったりトイレつきの60100と60200であり、カフェ付きの60000と60400の窓は横長となっています。
※「とれいん」誌より
デハ60000の側面
横長な窓には車内側に間柱があります
そんなことを知ってしまったんですが…
さてどうしよう。