Bトレイン お気楽プロジェクト Vol.2

異色の鉄道模型Bトレの工作記録 ほか…

山線にて

2012-06-30 19:47:52 | 撮り鉄&乗り鉄

 ■中央東線 高尾以遠

土曜日は、どんなに疲れていても早起きできる体になってしまったようで…

今週末も出動。
本日は、中央東線の高尾駅から徒歩25分ほどの場所。

上空には、中央道と圏央道とのジャンクションが浮いて?います。
まさに浮いているような高さにあるので…
猪の鼻のように周囲の山並みから浅川の支流へ向かって張り出した地形の場所。
その張り出した箇所に、中央東線が高尾を出てから最初に抜けるトンネル(名称がまさに「いのはなトンネル」)があります。
そのトンネルの高尾側にある地図にも載っていない小さな踏切で狙いました。

実はこの場所付近は、
歴史上の大きな出来事が起きた場所です。

終戦が迫った1945年8月の昼間、
新宿発長野行きのED16に牽かれた列車が、米軍のP51Dに攻撃された場所です。
たくさんの方が犠牲となり、この踏切の近くにはその慰霊碑もあります。
こうやって毎日列車が行き来する場所に、こうした歴史的事実が存在することを改めて感じ、
そしてこうやって趣味活動できる平和を味わっている事に感謝です。
まずは、合掌。


さて、気合を入れて撮影。
この場所は、背景にきれいな山並みが入り、、まさしく小仏トンネルへ向かって勾配を上ってくる山線の雰囲気が味わえるのですが、下り線のみのポイント。
上り線は少し離れているのですが、撮影ポイントとなる足場がないのが残念。
下り線は後に線増された区間でトンネルポータルはコンクリートですが、上り線は開業当初からのもので、トンネルポータルもレンガ積みです。
先に記した列車攻撃がされた箇所は、こちらの上り線と思われます。


本日は、団体臨時列車として「ニューなのはな」が走ります。
まずは、この列車から。
  
  ▲三鷹から河口湖へ向かう団臨 485系ニューなのはな


これを歯切りに次々と週末臨時列車がやってきます。
次は、ハマ線経由の特急。
    
  ▲横浜から松本へ向かう「はまかいじ」 田町の185系B5編成


隙をついて貨物も通過。
  
  ▲東京貨物ターミナルから南松本へ向かう2083レ


続いて、河口湖へ向かう2本。
  
  ▲新宿から河口湖へ向かう「ホリデー快速河口湖1号」 豊田の189系M50編成


  
  ▲10分後に走る「ホリデー快速河口湖3号」 田町の183系H61編成


そしてこの列車専用となった感のオールダブルデッカーの215系。
  
  ▲新宿から小淵沢へ向かう「ホリデー快速ビューやまなし」 田町の215系NL4編成


そして、高尾以遠には近い将来にその去就が注目されるだろう元祖山線用の115系が走ります。
  
  ▲長野の115系C8編成


  
  ▲唯一のスカ色となった豊田の115系  M9編成


最後は、珍しくHMのLEDがきれいに写ったこれを。
  
  ▲スーパーあずさ11号

 

また、日焼けした…


伊豆半島(…の付け根)まで行って撮ったみた

2012-06-23 21:21:14 | 撮り鉄&乗り鉄

 ■185系 踊り子初期ストライプを収めに

いやぁ、4月から仕事が忙しく平日はダウン、その反動なのか、休日はなぜか家を出たくなる気分が続いてます。
工作机に向かうより、今はフィールドワークの方が気分転換になるのかなぁ。
そんなわけで、ここのところ、なんだかんだと毎週末出動しています。

さて、田町の185系がA8編成に続き、C1編成にも初期塗装のストライプが復活する事になり、その運転が本日行われるということで行ってきました。
ところが、悩みました。
伊豆箱根鉄道の協賛?ということで、熱海で分割し、三島から修善寺へ向かうC編成がその対象ですが、この編成は伊豆急下田へ向かうB編成の上り方に連結されます。
つまり、下り列車では熱海以遠ではないと、後追いでの撮影でしか収められないということ。
ならば、熱海から先へ行こ~うと、単純に考えたしだい。

熱海以遠は午後3時以降となるので、
まずは、「宴」が走るスカ線の北鎌倉へ向かいました。
今回は手軽に駅撮りでいきます。
  
  ▲高崎から横須賀へ向かう団臨 485系和式電車「宴」


今週末も運転された勝田のK60編成使用の季節臨
  
  ▲急行「ぶらり鎌倉号」 485系


幕張のマリ32編成で運転された臨時列車
  
  ▲古川から横須賀へ向かう団臨 183系あずさカラー

 

ここで一旦撤収し、大船経由で東海道を下り、一路熱海へ向かいます。
ところで、最終目的地は熱海ではなく、伊東線に乗り換えた最初の駅である来宮駅。
グーグルアースやネット検索で得た情報から、短編成であればトンネルから出てきた下り列車が狙えそうだったから。
熱海から黒船に乗り換え来宮着。
信号柱や規制表示板が林立していましたが、なんとかなりそうだったので、とりあえず安心し待ちます。

後追いになりますが、伊東線の上り列車もきれいに収められます。
  
  ▲伊豆急8000系 TB-1編成   
    こうやってみると田園都市線のような雰囲気…

まったりと待っていたら上りの踊り子が入線するという放送が…
すると、なんとA8編成がスルスルと入ってきました。
  
  ▲来宮駅は特急も停車します 「踊り子108号」

そして後追い撮影。
  
  ▲この時間に上って行くという事は、ストライプ同士の離合がどこかであった事になる訳ね…
    狙えた人はいたのか??


そして15時頃に、
「踊り子117号」の伊豆急下田行き編成が伊東線を下ってきました。
  
  ▲トンネルから出てきたB4編成 来宮進入

塗装がきれいで出場したてのようだなと思って見ていたら、
なんとこの下田方のクハ185-207は、今月のRM誌(車両の塗装特集)の表紙を飾っている車体でした。
飾っていると言っても、マスキング状態の写真ですが…
なので、これがマスキングを剥がした完成状態ということでしょうか(笑)
    
    ▲B4編成 Tc185-207


そして2分後に、熱海で分割した修善寺行きのC編成が東海道を下ってきました。
  
  ▲ストライプ塗装に変更されたC1編成による「踊り子117号」


田町のリバイバル塗装であるストライプ2編成を運よく収めることが出来ました。

この運、
もう少し続きました(ニヤリ)

撤収はしましたが、熱海行きを収めるために伊東側の端へ移動し待っていると、
「おっ!」
なんと伊豆急版リバイバル車がトンネルから飛び出してきました。
  
  ▲伊豆急 TB-2編成 来宮進入
    トランバガテルのラッピングが剥がされた結果、東急時代のリバイバル状態に…


ホクホク顔で、熱海駅での取材を済ませ、
さて、入線している東京行きに乗ろうかと思っていたら、貨物の通過があるという放送が…
そう言えば、貨物の時刻もメモしていたんだと取り出すと、牽引機は66でした。
まぁ100番代かなぁと侮っていたら…
これまた引き続き、「おっ!」
「0番代だぁ」
  
  ▲5097レ  熱海通過  
   0番代稼動機は残すところ4両とのこと、その内の33号機を収めることができました

 

いやぁ、こんなに運が続く事もあるんですね。
  

 


再び、さくらんぼとあじさいを追う

2012-06-16 17:45:06 | 撮り鉄&乗り鉄

 ■あえて雨天でも出動

あえて雨だから行ってみたかった。
晴天ではどうしても黒くしか写らない「彩」の液晶ヘッドマークを、直射日光のない曇天か雨天なら写るだろうと考えていたから…

ということで、先週狙った「いろどり山梨さくらんぼ号」を再び捉えに行きました。
雨でもあり、ホーム屋根の下で待てる駅撮りです。
今回は宿河原。
上下線のホーム位置がずれているため、上り線の登戸側で待機。
  
  ▲待っている間はこんな感じの小降り状態だったのでしたが…


通過時刻が迫ると、いきなり本降りに。
上り電車とは被らないことは確認済みでしたが、上り電車発車後から彩通過までの余裕は1分、しかもこの雨。
ということで、やや焦る。
  
  ▲液晶ヘッドマークは写るも、雨粒でややざらついた状態になってしまった

ここは後追いができるので、やってみました。
  
  ▲晴れてもいないのに、順光向きの方がきれいに写った…

 

さて、このあとも先週に引き続き、あじさいの開花にあわせた臨時列車を追いました。
ただし今回はこの天候なので、北鎌倉へは向かわず、ホーム屋根のある駅で狙える東神奈川へ。
とは言っても、ベストポジションには既に同業者の方々がいたので、横浜よりから狙いました。

到着していきなり走ってきた団体臨時列車。
こいつは想定外でした(汗)
  
  ▲大宮のOM02編成

次は185系の踊り子が通過。
  
  ▲踊り子107号 田町のA7編成

そして季節列車のぶら鎌
  
  ▲急行ぶらり鎌倉号 勝田のK60編成

後追いをしたら…
  
  ▲ん!  テールライトの片側が消えている??


臨時列車扱いの踊り子通過
  
  ▲修善寺へ向かう編成を併結した踊り子109号 田町のB2編成+C編成


そして、あさま色の189系使用の「鎌倉あじさい号」が通過。
  
  ▲長野のN103編成

この頃には、雨も霧雨状態となっていました。
  


梅雨の季節のネタ列車を追う

2012-06-10 14:34:03 | 撮り鉄&乗り鉄

 ■「さくらんぼ」と「あじさい」

もう困ったものですね。
工作は大スランプ状態なのに、撮影には前向きときているから……

こんなに工作の話題が切れたことはないんだけど、もうしばらくかなぁ~

 

本日は南武線というここ最近あまり撮影対象にしたことがなかった路線に行ってきました。
この季節ならではの列車が走りました。
長野の「いろどり」を使用した団体専用列車です。
川崎から甲府の先の竜王までの運行です。
沿線からの撮影場所に悩まされ、結局駅撮りとしました。
登戸駅で待ちます。
  
  ▲長野のN201編成使用の「いろどり山梨さくらんぼ号」

下り向きは、朝の時間帯は逆光となるので、せっかくの各車の色違いが判別できないのが惜しいところ。
もちろん205系も収めました。
  
  ▲大窓車編成ナハ11  幕表示は見やすいな


  
  ▲先頭車化改造の1200番代を両端に組成し、中間は小窓車のナハ50



さて、本日はここで引き上げずに、
そのまま上り電車に乗り、武蔵小杉まで行き、横須賀線に乗り換え、
きっと観光客でごった返しているであろう北鎌倉へ。

11時前後に集中してネタ列車が走ります。
183のあさまカラーが走るとあってか、鶴見からの沿線のお立ち台には、カメラを構えた同業者の方々で一杯です。
当初撮影を予定した北鎌倉近くのお立ち台も既に一杯でした。
上りホームの端も一杯であったので沿線でいろいろ探し、駅直近の踏み切りで構える事に。
周辺のお立ち台はほとんど下り線側であり、被られる心配はないのですが、この踏み切りは上り線側でしか引きの関係でポジションがとれないので、被らない事を祈るばかりです。

まずは11時ちょっと前にこいつが通過。
横須賀での展示のために送り込まれる伊豆急2100系。
  
  ▲アルファリゾート21


そして、季節列車として定番化したような感じの勝田のK60編成使用の「ぶらり鎌倉号」。
はるばる、いわきからやってくる昼行長距離列車なのが魅力。
  
  ▲当初は急行表示のみだったが今では専用のHMがおごられている


最後は長野のN103編成使用の「鎌倉あじさい号」。
こちらの列車は9~10日の2日限定で青梅始発で鎌倉へ向かう臨時列車。
  
  ▲残念ながら後端が被られました  しかも相手は残りわずかな未更新車編成(泣泣)


まぁ、今回もなんとか捉える事ができたしだいです。 


ハマ線に修学旅行電車を追う

2012-06-06 18:35:57 | 撮り鉄&乗り鉄

 ■今の修学旅行は特急車使用

私が小学生の頃は、日光への修学旅行の足は確か165系だったような…
今は、日光への足は特急車両。
と言っても、“元”が付きますが…
我々の頃とは違い、成長のよい今時の子供にとっては、急行形のクロスシートより足元の広い特急形の方が確かに快適かもしれませんが、窓が開かないのが寂しいかもね。

そんな修学旅行専用列車が今シーズンもハマ線に入線。
4往復ほど設定されていますが、その内、往路としての小机始発が2日間設定されています。
運転日は6月3日と6日で、ネタ目当てに撮影してきました。

ハマ線の修学旅行の集約臨時列車には、田町所属の183・189系の8連が充当されていますが、同じく田町所属の185系が充当されている「はまかいじ」とは異なり、ハマ線へは八王子からの入線となっており、ハマ線内では奇数向きと偶数向きが逆転しての運転となっています。
日光方面への運転行路の大半部分を正常な向きとするための措置かと思われます。
小机までの乗り入れが一番最深部と言うわけですが、その間は運転上は逆向きというわけです。

3日は日曜日でもあり、ちょうど同様の朝の8時台には「はまかいじ」も運転されるので合わせて撮影。
小机~鴨居にある城山トンネルの鴨居側で狙ってみました。
まずは送り込み回送を7時25分頃にキャッチ。天候は曇り。
  
  ▲H81編成 先頭はクハ189のグレードアップ車(-508)


その後、折り返しの本列車をトンネル出口近くの踏切から捉えました。
修学旅行臨時便の前に「はまかいじ」が定時通過。
  
  ▲田町のB3編成

小机駅を出て、トンネルへ向かい15.5‰の上り勾配が付いていますが、編成後端を見るとその様子が分かります。
  
  ▲勾配票


そして小机8時11分発の本列車が通過。
  
  ▲185系や205系と異なり、ジャンパ栓の位置が左右逆なことから
    編成が逆向きであることが分かる
   (豊田の183系はジャンパ栓が左右にある両栓構造)


6日は平日の水曜日。
ここ最近仕事がとても忙しかったのですが、今週に入りとりあえず一区切りできたので、半日休暇を取得し、狙ってみました。
ところが、太平洋上の台風通過の余波で未明から小雨模様。
しかも平日なので、上り方向となる送り込み回送は、込み合う上り列車の合間を縫わなければならないので休日の前回とは異なり運転時刻が早朝の6時台。
まぁここは撮りに行くと決めたことなので、意を決して起床して向かったわけです。

今回は城山トンネルの小机駅側で狙ってみました。
トンネルの坑口付近は第三京浜の高架が頭上に通っており、地形も谷状、しかも小雨という気象条件も重なり、かなり暗い条件でしたが、ISO感度の増感が手軽に出来るデジカメのおかげで被写体を止めるシャッター速度は確保できました。
  
  ▲お尻が切れない条件がちょうどこの8両編成みたいですね
    編成は3日と同様のH81編成


通過後、発車まで1時間30分以上あるので、とりあえず駅へ戻り、駅撮りでの取材。
  
  ▲205系との並び

実は、小学生が乗車する光景を狙いたかったのですが、どうも直前に乗車をさせるようで、ホームで待っていても一向に現れません。
もう一度先ほどのポジションに戻り出発後の走行写真を撮るつもりだったので、この光景の撮影はあきらめました。

再度トンネル付近に戻り、本列車の出発を待ちますが…
なんと雨が強くなってきました(泣)
我慢して待つと、出発のタイフォンの音が響いて、動き出したようです。
  
  ▲中線から下り本線へ入るためにシーサスクロッシングを渡る


  
  ▲生憎の雨模様ですが、若人の夢を乗せ、走り去りました


今も変らぬ修学旅行の定番「日光」への旅路の出発風景でした。