リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

あれは・・・20才代の頃でした

2019-05-18 22:42:25 | Weblog

リリオーが北新地のクラブで勤めだして2年は過ぎた頃(昭和48年か49年頃
かな)出版社の支店長がお客様をお連れになってご来店。
「阿部牧郎さんと言うんだ、直木賞候補にはなるけど落選ばかりなんだ」と
紹介され、直木賞候補!スゴイとビックリ。
「お偉い先生をお連れ頂いて嬉しい」と感激してお話をさせていただいた。
でも、お名前は聞いたことあるくらいでどんな本を書かれているかも知らず、
勉強不足を恥じ、あくる日すぐに本屋さんに行き買い求め読ませてもらった。
落選ばかりと言われても反論するわけでもなく偉ぶることなく静かな飲み方で
ステキな方だったと印象深く何十年も前のことだがはっきりと覚えている。
支店長はそれから直ぐに転勤され阿部さんも一回こっきりのご来店、覚えて
もらえないままで終わり(リリオーの努力不足)時が流れたが、昭和63年
「それぞれの終楽章」で直木賞を受賞された。
やっぱし受賞される方だったんだと感激して直ぐに本を買って読んだ。
もう一度読もう!、本棚のどこかにある・・・無い・去年、本をすべて処分
したから。何でや~~残念!
昨日の産経新聞・産経抄に阿部牧郎さんの人生やお人柄の良さが分かる記事が
掲載されていて心打たれた。切り取りリリオーの記録帖に大事に残しておく。
作家・阿部牧郎さんが亡くなられたことで・・・ひとりよがりの昔の思い出話を
書きました。合掌