昔、昔、その昔、リリオーの話は昔が多いね。ゴメン。
でも、この嬉しいお話は昔の話をしないと通じないんだ。
リリオーが未だ、クラブのホステスで働いていた時（若かりし時代）
ケイちゃんと言う名の友達がいた。そのケイちゃんのお客様で
Yさんがいた。スマートでキレイな人だった。
いや、スマートと言っても体系じゃない。体系はふっくらだったし
キレイと言ってもハンサムとかの意味でもない．どちらかというと
・・目が細く可愛いお顔。スマート、綺麗は飲み方、遊び方の意味。
ケイちゃんのヘルプで席に着くと「リリオーちゃん、カルピスか、
頼みや」と勧めてくださる。ブランデーをキープのYさん、カルピス
ブランデーにして頂いていた。カルピス1杯・・・売り上げを上げる
ため頼んでいたが店内価格は高かったんだよな。でも、Yさんには
関係なし。又、話題も多くお話もお上手で女の子たちの人気者。
その内、店内が賑わってくると、「帰る」と言われスッと次のお客様
に席を譲ってくださるエエ方。新地の粋な遊び人であった。
新地をいっぱい教えて頂いたYさんだった。
その後、リリオーは独立して店を持った。ケイちゃんとも仲が良かった
し、一緒に遊んだ友達だったので開店一番にYさんを連れてきてくれ、
「リリオーちゃんの店を助けてやって」と言ってくれた。嬉しかった！
店も応援してくださったし、ゴルフや食事にも誘っていただき美味しい
お魚、お肉をご馳走になった。そんな楽しいお付き合いが5年、10年、
15年・・・と続いていった。
それから・・・ある日、店のドアーが開き一人のお客様が入って来られた。
明日に続く・・・