長編ミステリー「白夜行」映画を観に行った。
何回も書いているが、映画は一人で観に行くもの。だのに友も行くと言う。リリオーも黙って行けば良いんだけどね・・・つい、おしゃべりだから。
「白夜行よ、ブルースウイルス、モーガンフリーマンのレッドではないよ」と言ったんだけどね。
どうしてって?きっと本を読んでストーリーを知っておかないと解らないんじゃないか。案の定、途中で「寝る」と言い出した。
幼児期に起こった事件(被害者の息子・亮司と容疑者の娘・雪穂)をきっかけに周囲の人間を不幸に陥れても、のし上がっていく女性・雪穂の姿・・・それは原作の通り上手く描かれているが、一つ一つの出来事が細切れで理解できないまま進んでいき、又、私立探偵がベンチで殺されているシーンが一瞬映るが、今まで登場していなかったのに何故?本を読んでいないと意味不明。最後の方で船越栄一郎演ずる元刑事とヒロイン雪穂の主人との会話で解るが、ここを、はしょらないで、そこはもっと短くても良いんじゃないのとか、素直に観ることが出来ずであった。
それに、本では刑事に追いかけられエスカレーターを使わず亮司は飛び降り持っていた紙切りはさみが突き刺さり死ぬのだが(切り絵が好きな少年だった)映画では元刑事と今までのいきさつなど語り合い飛び降り自殺をする。それなりに迫力あったが、父親を殺した凶器と同じ紙切りはさみで死ぬ、それが宿命では・・・東野圭吾ファンはグダグダ文句を言わない・・・ごめん。
映画が終わって喉が渇いたと梅田の居酒屋で生ビールを飲みながらウダウダ。「解れへんかったわ」「そうか、悪かった、本読み」「まあ、飲もう」と日本酒と変わり結構楽しい夜となった。