リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

雪やコンコン

2008-02-09 22:32:56 | Weblog
「雪やコンコンあられやコンコン」
「おじさん、灯油頂戴!」「ヘイ、まいどおおきに、今日は雪で寒おますな、石油ストーブは、かかせませんで」
違う、違う、決して、灯油売り屋さんの雪やコンコンと違いまっせ。
ホンマもんの雪やコンコンでっせ!
こんなに舞い散るように流れる雪が降ったのは何年ぶりか?
窓の外を眺めながら思う・・・こんなに雪が降ってもゴルフに行く人がいるのか?
昔を思い出す。
兵庫県西脇方面に行ったとき、朝の7ホール目くらいから雪が背中を追いかけるように降ってきた。9ホール目ではグリーンまで白くなって。
「もう、出来ないなあ」となり、直ぐに帰れば良いのに、お風呂に入ってゆっくり、ビールを飲みながら食事したら、真っ白、慌ててお客様の車で走りかけたが、ツルツル滑って走れやしない、やっとこさ、電車の駅まで来て「ママ、何時、大阪に着くか解らん、電車で帰り」と降ろして下さった。
9時か10時くらいだったか、暖かい店内でウイスキーを飲み、ワイワイガヤガヤ騒いでいるとき、ドアーが開いた。
「ママ、キャディバック届けに来た」
ああ、そうか、キャディバックは店に持っていってやると言われていたんだ。
この時間になったのか?すっかり忘れて面白く飲んでいた。
「ごめんなさい、すみません」トロトロ雪道を一人、イライラ運転しながらしながら帰ってこられたのだ。良く無事で帰ってこられたと詫びた。
又、くずはゴルフクラブで1年に3回、コンペがあり参加していた。
1月のある日、昼から雪が降り出し、ハーフで終わった。早く帰ろうと、樟葉から淀屋橋まで電車で帰った。淀屋橋を降りても雪が降り続いている。
「今日は珍しく雪が降りました、今、淀屋橋にいます。珍しく降った雪道を歩く印象を聞いてみましょう、なんてテレビ中継があったりしてね、何時、聞かれても良いように新地のママだからパシッと歩かなくては、でも、私、靴の裏がツルツルのを履いているのよ、滑りそう、ゴルフシューズに履き替えるわ」
「だめ、気を付けて歩けば良いんだから、早く帰りましょうよ」一緒に歩いていた店の女の子が言った矢先、大きな荷物を持ったまま、スッテンコロリ。でも、新地のママ、直ぐに起きて何食わぬ顔して歩き出した。
「ねえ、テレビに映らなかったかしら、滑ったところ映されたら、私、困る」
「誰も映してませんよ、さっさと歩きなさいよ」「ごめんなさい」
その時からスタッフの方が偉かったんだ。でも、転んだとき、誰かに見られたらと、直ぐに立ったけれど後から、イタタタタ、湿布頂戴だった。
やっぱし、今日、ゴルフに行っている人のようにリリオーも行っていたんだ、付き合いゴルフばかりで断り切れなかった時代の話よ。
こんな雪の日はゴルフより、露天風呂に入って雪見酒がいいねえ。
随分前になるが、YANさんの勤める会社の越前リゾートホテルで入った露天風呂を思い出す。日本海に向かって「ヤッホー」と酒?いやあの時はアサヒ缶ビールだったが、飲んで女の子と乾杯した。良い湯だったね。日本海は大きいぞと思った。当たり前だけど。
雪道を歩こうと外へ出て、新しい雪道をサクサク、あれ、何か文字が書いてあるぞー
誰も踏んでいない、真っ白な雪に棒きれか何かで、なぞったある。
「春」と。そうか、春が来る知らせの雪か。バンザイ!何か嬉しくなって、一歩一歩、フワフワと歩いた。