こんにちは。Dr.Waveです。
今回は「mHANDS-FDF 2016」についてレポートしようと思います。
「mHANDS-FDF」とは日本プライマリ・ケア連合学会中国ブロック支部主催の指導医養成プログラムです。
mHANDSとは「modified HANDS」もしくは「mini HANDS」の略です。
それなら「HANDS」とは何かと言いますと、亀田総合病院館山ファミリークリニックの岡田唯男先生がPCIJ(Primary Care Institute Japan)の事業として個人的に主宰されている私的な指導医養成プログラムである「HANDS-FDF」プログラムの名称に由来しています。
(「HANDS-FDF」=Home and Away Nine DayS – Faculty Development Fellowship)
1年間で週末を4回(計9−10日)利用し、職場から離れて、同期のメンバーとともに、スタッフ/faculty/指導医として必要不可欠な実践的な知識、技術,態度を学びます(HANDS-FDFサイトから抜粋)。
HANDS-FDF
https://handsfdf.wordpress.com/
「mHANDS」は本家となる「HANDS-FDF」の主旨と手法にならい、中国地方のプライマリケアにおける人材の開発と養成を目指し、2015年より開始となりました。
「HANDS-FDF」と同様に、スタッフ/faculty/指導医として必要不可欠な実践的な知識、技術,態度を1年間で4回学びます。
「事前課題」「レクチャー」「ワークショップ」から構成され、当日には実際に医学生や研修医を招き実際にワークショップを開き、振り返りと次への課題検討を行います。
Dr.Waveは第1回である「mHANDS 2015」に参加しました。
それまで自分なりの理論と実践を行っていましたが、実際に「mHANDS」に参加してみて、自分の考え方が限定的で行き当たりばったり感にあふれていたことを実感しました。
臨床医療現場における教育は理論とスキルが必要です。
個々の医師は自然発生的な教育環境で成長をとげるため、各自の教育哲学をもっているものです。
しかしながらその教育に関する知識と技術、態度が「妥当であるか」「効果的であるか」の吟味はなされていないのが現状です。
一人の患者を病気のみならず生活や人生も含めて診ること、さらに地域もケアしてヘルスケアシステムを構築していくことも医師に求められる時代になった今、研修医を教育するスタッフのスキル自体も見直される時期がきました。
厚労省から2日間の缶詰め状態での指導医講習が各地域で提供されていますが(Dr.Waveも参加しました)、有効性は限定的です。
その場で理解し分かったつもりになっていても、いざ現場で活かせるかというと別問題です。
mHANDS-FDFでは「臨床医療教育現場へのトランスファー(還元)」を最終目標としており、その為一年にわたる4回のシリーズのなかで実際のトランスファー難しさに対応してきます。
第1回の開催地は岡山、鳥取、山口、広島の4県でした(うち岡山開催は当院で行いました)。今年度は島根、福山(広島県)、山口、岡山の予定となっています。
今回「mHANDS2016」の第2回目(広島県福山市開催)にオブザーバーとして参加しましたが、また新たな学びを得ることができました。
「mHANDS」の労をとられている真庭市松坂内科医院の松坂英樹先生、出雲市大曲診療所の藤原和成先生、岡山家庭医療センター 奈義・津山ファミリークリニックの松下明先生には本当に感謝です。
また岡山市立市民病院で開催の際にはレポートしたいと思います。
今回は「mHANDS-FDF 2016」についてレポートしようと思います。
「mHANDS-FDF」とは日本プライマリ・ケア連合学会中国ブロック支部主催の指導医養成プログラムです。
mHANDSとは「modified HANDS」もしくは「mini HANDS」の略です。
それなら「HANDS」とは何かと言いますと、亀田総合病院館山ファミリークリニックの岡田唯男先生がPCIJ(Primary Care Institute Japan)の事業として個人的に主宰されている私的な指導医養成プログラムである「HANDS-FDF」プログラムの名称に由来しています。
(「HANDS-FDF」=Home and Away Nine DayS – Faculty Development Fellowship)
1年間で週末を4回(計9−10日)利用し、職場から離れて、同期のメンバーとともに、スタッフ/faculty/指導医として必要不可欠な実践的な知識、技術,態度を学びます(HANDS-FDFサイトから抜粋)。
HANDS-FDF
https://handsfdf.wordpress.com/
「mHANDS」は本家となる「HANDS-FDF」の主旨と手法にならい、中国地方のプライマリケアにおける人材の開発と養成を目指し、2015年より開始となりました。
「HANDS-FDF」と同様に、スタッフ/faculty/指導医として必要不可欠な実践的な知識、技術,態度を1年間で4回学びます。
「事前課題」「レクチャー」「ワークショップ」から構成され、当日には実際に医学生や研修医を招き実際にワークショップを開き、振り返りと次への課題検討を行います。
Dr.Waveは第1回である「mHANDS 2015」に参加しました。
それまで自分なりの理論と実践を行っていましたが、実際に「mHANDS」に参加してみて、自分の考え方が限定的で行き当たりばったり感にあふれていたことを実感しました。
臨床医療現場における教育は理論とスキルが必要です。
個々の医師は自然発生的な教育環境で成長をとげるため、各自の教育哲学をもっているものです。
しかしながらその教育に関する知識と技術、態度が「妥当であるか」「効果的であるか」の吟味はなされていないのが現状です。
一人の患者を病気のみならず生活や人生も含めて診ること、さらに地域もケアしてヘルスケアシステムを構築していくことも医師に求められる時代になった今、研修医を教育するスタッフのスキル自体も見直される時期がきました。
厚労省から2日間の缶詰め状態での指導医講習が各地域で提供されていますが(Dr.Waveも参加しました)、有効性は限定的です。
その場で理解し分かったつもりになっていても、いざ現場で活かせるかというと別問題です。
mHANDS-FDFでは「臨床医療教育現場へのトランスファー(還元)」を最終目標としており、その為一年にわたる4回のシリーズのなかで実際のトランスファー難しさに対応してきます。
第1回の開催地は岡山、鳥取、山口、広島の4県でした(うち岡山開催は当院で行いました)。今年度は島根、福山(広島県)、山口、岡山の予定となっています。
今回「mHANDS2016」の第2回目(広島県福山市開催)にオブザーバーとして参加しましたが、また新たな学びを得ることができました。
「mHANDS」の労をとられている真庭市松坂内科医院の松坂英樹先生、出雲市大曲診療所の藤原和成先生、岡山家庭医療センター 奈義・津山ファミリークリニックの松下明先生には本当に感謝です。
また岡山市立市民病院で開催の際にはレポートしたいと思います。
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