岡山市立市民病院 総合診療グループ(ER+GIM)

岡山市立市民病院の総合診療グループである『総合内科』と『救急総合診療科』の日常の雰囲気を伝えていきます。

なんでも症例検討会in福山(2016/07/16)

2016-08-01 00:19:53 | 院外イベント
7/16は「なんでも症例検討会in福山」がありました。

「なんでも症例検討会」は奇数月の第3土曜日に広島市立市民病院にて開催している勉強会ですが、年に1回福山市で開催されます。
2つの症例検討会と外部から講師を招いての講演で構成されます。

腰痛を主訴としたギランバレー症候群と吐血を主訴としたクモ膜下出血の症例でした。
病歴と身体所見を丁寧に紐解いてこその診断でした。
後者では特に疑っていないと見逃しかねない些細な画像所見が決め手でしたので、非常に身が引き締まりました。

特別講義は山口大学医学部付属病院総合診療部准教授齊藤裕之先生による「都市部ではなく、地域の総合診療プログラムが生き残るためには」の講演でした。
齊藤先生は、川崎医大総合診療部、飯塚病院、岡山県奈義ファミリークリニック、東京医大総合診療科、同善会クリニック、萩市民病院総合診療科を経て、現職につかれています。
2013年には英国国立ウェールズ大経営大学院でMBA(日本語)修了されています。

今回の講演では、地域で総合診療プログラムを組み立て維持していくために必要なtipsを様々な視点で提供してくださいました。
生活を診るとは、地域を知ることとは、病院と地域で考える医療とは、実習と研修を提供する際の工夫点などなど。
「総合診療」や「総合内科」に限らず、今医療現場で求められているものを再確認することができました。

岡山市立市民病院での総合内科プログラムは徐々に仕上がりつつあります。
今年度は救急科の研修プログラムを組み立てています。
それらを合わせ総合診療プログラムを完成させていきたいと考えています。
今後ともよろしくお願いします。


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なんでも症例検討会
https://www.facebook.com/なんでも症例検討会-961830317175717/

山口大学総合診療プログラム
https://yamaguchi-primarycare.com/

萩で学ぶ総合診療http://www.hagi-resident.com/











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