ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

発表会での選曲

2008-07-11 02:32:58 | Weblog
10月5日発表会が、3ヶ月を切りました。

1年以上、通っている人は、基本的に全員参加です。
それ以内の人は、強制ではありませんが、
入会したばかりだから。初心者だから。全然関係ないので、皆さんふるって参加しましょう。
タイムスケジュールに余裕があれば,OBの参加も可能。

大概の人が、これに参加した以降、急に腕が上がります。

さて、選曲ですが、基本的に自由です。
しかし、ちょっとしたアドバイスを。

全部コピーして、演奏する人は、早めに選曲してそれを一生懸命練習する。
これが一番いいでしょう。あこがれの曲にチャレンジしてください。
しかし、キメがたくさんある曲は、止めた方が良いです。
変拍子バリバリとかも。
サポートの皆さんは、プロですが、それでも、当日、一回のリハーサルなので、
演奏に余裕がある方がいいですから。

アドリブの部分を主張する人(ジャズ、ブルース)の人へ。
選曲に関しては、特に中級のジャズの人は、バラードやスゴくシンプルな曲を選択するのは、
よく考えてください。

特にジャズの人は、経験から言って、コードチェンジやキーのチェンジが、適度に頻繁にある方が、むしろ簡単です。

コードが、シンプルなものは、自分でメロディーを自在に歌う能力が必要です。

だから、今回度胸試しの超初心者か、
かなり高度なアドリブ創造力のある人に最適と言えます。
例えば、「Autumn Leaves」これを録音しているプロが、マイルス=デイヴィス、キース=ジャレット、ジムーホールと相当な達人しかいないのも、これを表していると思います。

バラードは、一つ一つのコードのコードが、サウンドがはっきりしているため、
それぞれのコード感を表現し、そこで弾くべきフレーズのボキャブラリーが必要になるうえ、
うっとりさせる表現力が必要になります。時には、早弾きもしないといけなくなるかもしれません。早い曲をやるのと同じぐらい、弾きまくらなきゃならなくなることも多いのです。


Jazzに最近、聞こえて来た中級者へのお薦めは、
適度にコードチェンジがあるミディアムテンポの曲です。
「I’ll Close My Eyes」「All The Thiinge You Are」「Stella By Starlight」
「Green Dolfin Street」「Have You Met Miss Jones」「Invitation」など。
練習がもちろん必要ですが、練習さえすれば、同じフレーズが出ても変化がつけられますし。

ロックっぽい素材を扱うひとは、自分で歌うのもありです。
「歌ってギターを弾く」とロック&ブルースギタリストで、
「歌わない人」は、ジャズギタリストというイメージがあります。

歌が本職でなくても、恥ずかしくても、この手のジャンルは歌うのは、結構大事です。
(余談ですが、プロのサポートの仕事をするとき、ギタリストがハモれるかは、
結構なポイントになるし。踊れたらなおよし。)

ジミヘンとか、レイヴォーンをやったり、チャーとかやるなら、
歌にもチャレンジして欲しいです。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 先入観にとらわれてないだろ... | トップ | 質問と答えを大事にしよう »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事