ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

「寝ててもわかるギタリストの為の、りろん」続編原稿を書き上げました。

2020-03-09 10:57:06 | Weblog




「寝ててもわかるギタリストの為の、りろん』のシリーズ4作目となる
『マイナースケール&ペンタトニック編」の原稿を書き上げました。
今後『コード進行編』を早急に書き上げる予定。
その編が、具体的に、作曲支援に繋がると思っているからです。
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新しい本のあとがきにするであろう文章をここに載せておきます。
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このシリーズを書き始めた時から現在に到るまで数年しか経たないのに、
世の中は、大きく様相を変えています。

少し前は、セッションが流行し、多くのライブハウスなどを借りて、アマチュア演奏家の交流が、進むようになりました。それは、音楽の裾野を広げるには、大変良い傾向だったと思います。

セッションをする上で、題材にファンキーなワンコードもの、ブルース。70年代ごろまでのオールドなロック、あるいは、ジャズが、以前より注目を集めたと思います。それは、今のロックが基本的に歌ありき、で、それを題材にジャムるには、セッションの素材としては、なかなか発展性がなかったからだと思います。その為、もっとも演奏するゲームとして発展性があり、適度に複雑かつ適度に簡単なことから、 前述のような曲やジャンルが持ち上げられたと思います。

そう言う意味で、音楽は、ただ鑑賞するものだけでなく演奏するものになった。
「アマチュアの時代」が来た、と思います。これは仕事を持ったミドル層を中心に発展して来た。 それは新しい楽しみを創り上げた意味では、素晴らしいのですが、しかし、そこに自分たちの音楽で、新しい時代を築く、と言う意味では限界も感じて来ました。

現在、若い世代は、新しい自分たちの音楽を模索しています。

彼らは、自宅でプロ並みのクオリティーの機材をパソコンと安価な機材で持つ事が出来るようになった故に、アーティストとして自分の部屋で完結した形で、自分のイマジネーションを広げられるようになった。

若い世代は、昔も今も貪欲です。だから、J-Popのバンドを、多くのリスナーを獲得するために組み、ロックをやり、ファンクをやり、一流のジャズマンとしても活動する人も増えて来た。その傾向は、少し前からあり、とうとう顕在化して来たのではないかと思います。

多分、世界的にヒットソングはシンプルに、そして、歌って踊って、曲も作って、 SNSで情報発信さえするアーティストがさらに増えてくると思います。そして、ルーツミュージックの理解。もちろん今回話してるようなことは、当然知っている、理論的な素養も十分あるアーティストが世界を席巻し始めていると思います。

面白い時代になって来たと思います。皆さん、楽しんで参りましょう!


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