大分発のブログ

由布・鶴見やくじゅうをメインにした野鳥や山野草、県内四季折々の風景などアウトドア写真のブログです。 

別府・鶴寿泉ほか

2020-07-14 06:39:00 | 大分の温泉めぐり
■鶴寿泉(かくじゅせん)



 明礬温泉には地蔵泉と鶴寿泉の二つの共同湯があります。地蔵泉は鎌倉時代に開設された古い温泉で三体の地蔵菩薩が祀られています。湯量が減り現在は閉鎖されています。

 鶴寿泉は江戸時代前期の単純酸性泉で入浴料無料。山小屋風のいい雰囲気でここも地蔵様が祀られているのでお賽銭を入れて中に入ります。



 鉄分を含んだ酸性で地元の人に人気のあるお湯だそうで、先日訪れた時(三日前)はいっぱいで入れませんでした。この日は先客が三名。洗面器がいくつか置かれているだけで、他にはなにもない素っ気なさ。けれど素敵で素朴なみんなの湯。


 洗面器でホースをおさえ、水を入れて湯をあふれさせています。こうして午前中は湯を入れかえるそうです。
    別府市 明礬温泉

令和2年3月16日(月)から当分の間休業になっています。


■長泉寺薬師湯


 龍巻地獄の駐車場の裏手に浄土宗のお寺があり、そこの境内に温泉があるとのこと。「温泉本」にのっていたので寄ってみました。左に見える白い小屋が「薬師湯」でお寺の玄関で署名してから入ります。

 入湯料はおさい銭。



 -当寺の境内には、万病に効くといわれる薬師湯があります。源泉は竜巻地獄からの引き湯です。泉質は”含食塩酸性泉”の湯です。小さな温泉ですが、住職が自ら設計し、家族総出で建てた手作り温泉です。

・入浴時間:午前10時~午後4時

 ※夕方は地元の方が利用しますのでご遠慮ください。
(長泉寺ホームページ)



 蒸気がこもるので年中窓は開け放しにしてるそうです。
 夜更けにはその窓から月の光がそっと湯舟に差し込んでいることでしょう。

 月影の
  いたらぬ里は
   なけれども 

 ながむる人の
  心にぞすむ
      -法然

■市の原温泉

"
 市街地のはずれに山間にあるような小さな一軒家があります。無人の共同浴場「市の原温泉」でレトロの代表“おたふく綿”の看板が目印。向かいにある食品店で入浴券を購入して入ります。スタンプもこの店で押してもらえます。

  

 中は脱衣所と浴室が一体になっており、3人入れるくらいの湯船が一つあるだけ。底には大きな石が敷かれています。別府八湯温泉道に参加している温泉の中では、最も鄙びた雰囲気を持つ共同湯だそうです。



 窓から差し込む光が湯に揺れます。湯に浸かっていると辺鄙な山里に湯治に来ているような気分になるから不思議です。
  入湯料:200円

**温泉道とは
別府には日本の源泉の約1割にあたる、約2800の源泉があり、その中の約130湯の共同温泉やホテル旅館の温泉が、この温泉道に参加しており、その中の88湯をめぐり「スパポート」と呼ばれるスタンプ帳にスタンプを集めることで、「別府八湯温泉道名人」の称号を与えられます。


■七つ石温泉
 別府八湯温泉道の「周辺エリア」にあるB級無人温泉のひとつです。住宅街の中にある神社の境内にある温泉。でかい石がありその奥にある建物が温泉になっています。



 お昼前に着いたら隣に住んでいるという管理人さんとバッタリ出会いました。昼の間はお湯を入れ替えるために閉めるそうで、午後は3時から開けるとのことでした。

 浴槽に半分ほど堀田温泉からの引き湯を入れ、そのままでは熱い(50度以上)ので水を加えて適温にするそうです。

 男湯は入れるまであと1時間ほどかかるとのこと、それで「後でまた来ます」と言うと、「女湯なら入れるから女湯に入りなさい」と言ってくれました。

それではと、おそれおおいのですが「女湯」に入らせてもらいました。男湯も女湯も楕円形の浴槽1つのシンプルなつくりです。無色透明、ほんのり硫黄の臭いのする単純温泉です。


    入湯料 200円

)谷の湯

 平田川沿いにあり、浴室も道路から一段下がったところにあります。場所が分かりにくいですが共同浴場の醍醐味が凝縮されている本格派の共同浴場です。


昔は混浴だったそうでその名残りが女湯との仕切板。



谷の湯のシンボルの不動明王。
    

    
谷の湯は100年以上続く名湯で、以前は不動明王の方から源泉が流入していたそうですが、涸れてきたので別の源泉からお湯を引き、今の流入口に切り替えたとのこと。
     入浴料金:150円

 湯雨竹(ゆめたけ)

 ひょうたん温泉の巨大な竹製の温泉冷却装置で、裏の川ぞいにある駐車場に設置されています。100度の源泉もこの装置を通せば40~45度にまで冷えるとのこと。


 余った温泉が川に流れ湯気があがっているため「湯の川」と呼ばれています。

   

 このあたりは湯けむりのビューポイント。奥に見える家は「谷の湯」です。


谷の湯2020.1.4










   



   




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