昔から、極度の先端恐怖症な私です。
だから針もうまくなければ、包丁もとっても下手くそ。
体に何か掘りものをする(タトゥ)はもとより、
好き好んで耳に穴をあけたり(ピアス)することもなく、
毎年の健康診断は増えつづける●●よりもなによりも、採血が怖い。。。
そんな私が・・・24年ぶり人生3度目の歯医者に出かけて来ました。
24年前に歯医者に行った理由は、
中2にもなってまだしぶとく残っていた乳歯を3本抜きにいったからですが、
あの時は既に永久歯がスタンバイしていたので、なにやら苦い薬を吹きかけられて
吸い取って終わり・・・というあっけないもの。
「今回はそういう訳にはいくまい・・・」、
と悲壮な覚悟を決めて歯医者へ。しかもどこも痛くないのに。
左奥の親不知が真横に生えて来て、早数年。
特に痛みもなにもないのですが、
最近下前歯が少し曲がってきた気がしていたのと、
健康オタクの実父が
「親不知が圧迫すると内蔵系にも疾患が出る」
「親不知のせいで肩凝りなどの不調にも繋がってるはずだ」
などなど、歯医者の知人から聞いてきた蘊蓄(脅し文句?)をたびたび
メールで送ってきていて、長らく気にしていたことは気にしていました。
で、なんとなく今ならタイミングが良さそうだったので、
数日前に決心して、今日の午後、歯医者に行ってきました。
最初に歯科衛生士さんと問診
・歯医者に来るのは20年以上ぶりです(=もちろん歯石ケアもしてない)
・左下の親不知は仕方ないけど、歯は出来る限り残したいです
などなど伝え、初めての歯のレントゲン撮影。
「これで不慮の事故にあっても、私だと判定してもらえるな」などと
縁起でもないことを考えつつ、
治療台でまな板の鯉の状態で十数分(もっとかも)その時を待つ。
現れたドクターはレントゲン撮影を見ながら
「いやー、37歳でこの歯並び? 立派立派」
(そりゃそーですよ。何の不自由もなかったから歯医者にも縁がなかったのダ!)
「痛くもなんともない?それでよく親不知を抜こうって思ったね~」
(もともと問題なかった歯並びが若干ズレて来たのが気になってるのだ!)
「でもねー、親不知は1本抜いたら、全部抜くことになっちゃうねー」
(うわー来たよ。これだから歯医者は・・・。最初に抜きたくない!って言ったのに)
「歯というのは隣り合った歯と支え合ってるし、かみ合わせもあるからね。
抜いた歯の上に歯があると、抜いた部分がタコのようになっちゃうの・・・。
<中略>
こういうのが悪くなってくと、最悪の場合ガンになっちゃうのよ」
(うぎゃー。理詰めで攻めてくるよー。今日4本とも抜かれるんだろうか・・・)
「でもまぁ、20年ぶりの歯医者で、麻酔の影響とかも分からないから、
全体的な虫歯のチェックとかは次回にして、
今日は左奥の親不知の抜歯だけにしておきましょう」
(ヤレヤレ・・・。)
「で、最初に言っておくけど、この曲がってしまった親不知はこのままでは抜けないの。
まず曲がった部分を割って、そのあと根元の部分をスライドして、引っ張り出すんだけど・・・」
(そんなリアルに説明してくれなくていいよ!)
「(レントゲンを指しながら)ここに神経があるでしょ。
引っ張り出す時に、神経が傷ついちゃう可能性も0ではないのね。
早い人で2週間、酷いと1年半くらい痺れが残っちゃったりすることもあって。
そのような場合は、痺れ専門医をちゃんとご紹介しますが・・・」
(!!!)
「これを説明して納得してもらわないと始められないんだけど、いいかな?」
ということで抜歯開始。
ものすごーく緊張していたのですが、麻酔も全然痛くなくって、
そろそろ痛くなるのかなーと思った頃に
「あとは抜いた歯の周りをキレイにしとくね~」
と言われて超・拍子抜け。
「あ、そうそう、これ感覚あります?」といって、
顎のあたりを尖ったものでツンツン突かれ、なんとなく頷いたら
「おめでとう。神経を傷つかずに済んだようです」
(ちょっと!おめでとうじゃなくって、ドクターの腕の問題でしょ!)
ということで、目隠しを外した頃にはドクターはどこかに行っていた。
起き上がって口をゆすいだ時----
当然あるべき歯がすっぽりなくなっていることに
ものすごい喪失感を感じました。
この程度の不快感ならばあと3回やるのもそれほど苦じゃないかもしれないし、
ドクターは「コントロール可能な28本で生きていく方が、長期的には絶対にいい」
と言っていたし、それはきっと医学的には正しいことなんだろうなーと思うけど、
この喪失感が4倍になるのは・・・ちょっとためらっちゃうなぁ。
1~2年に1本とかゆっくり抜いていきたいんだけどなー。
ともあれ、しばらくは毎食後薬漬け。
だから針もうまくなければ、包丁もとっても下手くそ。
体に何か掘りものをする(タトゥ)はもとより、
好き好んで耳に穴をあけたり(ピアス)することもなく、
毎年の健康診断は増えつづける●●よりもなによりも、採血が怖い。。。
そんな私が・・・24年ぶり人生3度目の歯医者に出かけて来ました。
24年前に歯医者に行った理由は、
中2にもなってまだしぶとく残っていた乳歯を3本抜きにいったからですが、
あの時は既に永久歯がスタンバイしていたので、なにやら苦い薬を吹きかけられて
吸い取って終わり・・・というあっけないもの。
「今回はそういう訳にはいくまい・・・」、
と悲壮な覚悟を決めて歯医者へ。しかもどこも痛くないのに。
左奥の親不知が真横に生えて来て、早数年。
特に痛みもなにもないのですが、
最近下前歯が少し曲がってきた気がしていたのと、
健康オタクの実父が
「親不知が圧迫すると内蔵系にも疾患が出る」
「親不知のせいで肩凝りなどの不調にも繋がってるはずだ」
などなど、歯医者の知人から聞いてきた蘊蓄(脅し文句?)をたびたび
メールで送ってきていて、長らく気にしていたことは気にしていました。
で、なんとなく今ならタイミングが良さそうだったので、
数日前に決心して、今日の午後、歯医者に行ってきました。
最初に歯科衛生士さんと問診
・歯医者に来るのは20年以上ぶりです(=もちろん歯石ケアもしてない)
・左下の親不知は仕方ないけど、歯は出来る限り残したいです
などなど伝え、初めての歯のレントゲン撮影。
「これで不慮の事故にあっても、私だと判定してもらえるな」などと
縁起でもないことを考えつつ、
治療台でまな板の鯉の状態で十数分(もっとかも)その時を待つ。
現れたドクターはレントゲン撮影を見ながら
「いやー、37歳でこの歯並び? 立派立派」
(そりゃそーですよ。何の不自由もなかったから歯医者にも縁がなかったのダ!)
「痛くもなんともない?それでよく親不知を抜こうって思ったね~」
(もともと問題なかった歯並びが若干ズレて来たのが気になってるのだ!)
「でもねー、親不知は1本抜いたら、全部抜くことになっちゃうねー」
(うわー来たよ。これだから歯医者は・・・。最初に抜きたくない!って言ったのに)
「歯というのは隣り合った歯と支え合ってるし、かみ合わせもあるからね。
抜いた歯の上に歯があると、抜いた部分がタコのようになっちゃうの・・・。
<中略>
こういうのが悪くなってくと、最悪の場合ガンになっちゃうのよ」
(うぎゃー。理詰めで攻めてくるよー。今日4本とも抜かれるんだろうか・・・)
「でもまぁ、20年ぶりの歯医者で、麻酔の影響とかも分からないから、
全体的な虫歯のチェックとかは次回にして、
今日は左奥の親不知の抜歯だけにしておきましょう」
(ヤレヤレ・・・。)
「で、最初に言っておくけど、この曲がってしまった親不知はこのままでは抜けないの。
まず曲がった部分を割って、そのあと根元の部分をスライドして、引っ張り出すんだけど・・・」
(そんなリアルに説明してくれなくていいよ!)
「(レントゲンを指しながら)ここに神経があるでしょ。
引っ張り出す時に、神経が傷ついちゃう可能性も0ではないのね。
早い人で2週間、酷いと1年半くらい痺れが残っちゃったりすることもあって。
そのような場合は、痺れ専門医をちゃんとご紹介しますが・・・」
(!!!)
「これを説明して納得してもらわないと始められないんだけど、いいかな?」
ということで抜歯開始。
ものすごーく緊張していたのですが、麻酔も全然痛くなくって、
そろそろ痛くなるのかなーと思った頃に
「あとは抜いた歯の周りをキレイにしとくね~」
と言われて超・拍子抜け。
「あ、そうそう、これ感覚あります?」といって、
顎のあたりを尖ったものでツンツン突かれ、なんとなく頷いたら
「おめでとう。神経を傷つかずに済んだようです」
(ちょっと!おめでとうじゃなくって、ドクターの腕の問題でしょ!)
ということで、目隠しを外した頃にはドクターはどこかに行っていた。
起き上がって口をゆすいだ時----
当然あるべき歯がすっぽりなくなっていることに
ものすごい喪失感を感じました。
この程度の不快感ならばあと3回やるのもそれほど苦じゃないかもしれないし、
ドクターは「コントロール可能な28本で生きていく方が、長期的には絶対にいい」
と言っていたし、それはきっと医学的には正しいことなんだろうなーと思うけど、
この喪失感が4倍になるのは・・・ちょっとためらっちゃうなぁ。
1~2年に1本とかゆっくり抜いていきたいんだけどなー。
ともあれ、しばらくは毎食後薬漬け。