東京の田舎から

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日本国憲法

2021-05-03 18:10:58 | 時事問題

 虐められっ子が虐められるのは何故だろうか? それは、虐められっ子は、喧嘩に弱いからである。虐めても反撃が無いか、あるいは、反撃が少なければ安心して虐めることができる。だから虐められる。勿論、虐められっ子は、性格や行動が周囲の多くの子供と異なっていたり、様々な原因があるであろう。しかし、何もしなくても虐められっ子は虐められる。この例えとして、漫画「ドラえもん」に登場する「ジャイアン」のように、自分勝手な性格であっても、喧嘩が強ければ誰も虐めない。しかし、少なくとも日本国内であれば、虐めが度を超した酷さであれは、警察が介入してくれる・・と筆者は期待しているが・・・?

 さて、地球上には様々な国がある。それらの国の中には、「ジャイアン」も吃驚の自分勝手な国が多々ある。そして、残念なことに、地球の平和を守るための警察は存在していない。したがって、世界に幾人もいる「ジャイアン」は限度を超えて、好き勝手に振る舞うことをしても、国際社会は、自分らに不利益が及ばないと、何もしない。ジャイアンは好き勝手に振る舞えるのである。

 そして、現在の世界には、幾人かのジャイアンがいる。すなわち、「ジャイアンA」、「ジャイアンC」、「ジャイアンR」等、すなわち、米国、中共、ロシアがいる。そして、飛び抜けて中共は「世界は俺様のものだ」として、喧嘩を仕掛けて、周辺の国々を武力で併合し、洗脳や強制労働などをさせて、あるいは、占領した地域にいる民族の殲滅をしようとしている。

 このようなとき、国防は重要である。戦争は仕掛けられるのである。特に、弱いと見られるとその可能性は高くなる。日本の周辺には、中共という、日本国土を侵略しようとしている敵国があり、その機会を窺っている。また、北朝鮮という、チンピラ国家も何かとインネンを付けてきて、日本からカネを毟ろうとしている。そして、味方の米国からは、武器は自主開発などせずに、米国から買えと言われて、武器を買っている。武器の自主開発は、絶対に必要なのにである。つまるところ、弱い日本は、周辺のジャイアンにいいようにされている。

ところで、

 その昔、日本は、「ミニ・ジャイアンN」級の強い國になりつつあった。ところが、米国とその仲間から、日本人は「肌の色が黄色いのに生意気だ」、「イエローモンキー如きが」として、白人国家である米国とその仲間から、まさに首を絞められていた。その結果、大喧嘩をして、負けてしまった。そのとき、米国は「いや~やっと勝てた」、「あの勇猛果敢さは恐ろしい」、「後で、復讐されるのが怖い」、「どうしよう」・・・「そうだ、まず、日本人に対して、「自分らが悪かったのだ」と思わせるよう「洗脳しよう」、そのためには、「憲法も作り替えてしまおう」と策を巡らせたのである。

 そして、進駐していた占領軍から、日本を統治している「天皇の命」が心配ではないか? 三発目の原爆は怖くないか? との脅迫と共に、「インチキ憲法」を押しつけられた。日本は、敗戦で茫然自失のところ、「天皇のお命」と「三度目の原爆投下」をチラつかされて、仕方なしにそれを受け入れた。勿論、それまであった帝國憲法に定められている改正手続きによらず、新しい憲法を受け入れたのである。したがって、現行憲法は手続き上は無効なものである。

 米国から渡された、「憲法」は、英文であり、しかも、たった6日間とも言われている期間で作成された「憲法に値しない駄文」であり、その内容は、日本が悪かったという前提で書かれていて、独立国家として存在するのが不可能な内容である。

 そして、占領期に行われた、焚書(占領軍に都合の悪い書籍等を燃やしてしまうこと)と、教育や報道による洗脳が行われ、インチキ憲法との相乗効果で、日本人の平和ボケ、国家観の喪失は、米国が期待した以上の絶大な効果をもたらした。今や、復讐などは恐れる必要のない、完全なるポチ状態である。そして、今、その効果はますます深化していて、日本国が存亡の危機に陥っているところ、その危機感は全くない「平和ボケ」が多数派となっているようである。

 米国から渡された現行のインチキ憲法は、おかしな日本語で、文章としてだけを見ても、同じことが二箇所に書かれていたり、更に、誤植? が2カ所もあり、その杜撰さが明らかなものである。

 そして、憲法の前文は、「こりゃ何じゃ?!」と言うような、自虐的なもので、日本を世界に身売りして隷属させる宣言である。これでは、主権を持った独立国とは言えない。

以下に、少し長くなるが、その前文と、その現代語訳?を示す。

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◆日本国憲法 前文

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人類相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するものであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。

われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは。全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

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何を言いたいのか判らない、日本語として極めて出来の悪い文章である。この文章を理解するためには、これが書かれた時代背景を考える必要がある。このような観点から判りやすく書き換えたものを以下に示す。

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◆判りやすく書き換えた 前文

 日本は、今までのような天皇による政治をせずに、これからは正当な選挙で選ばれた国会議員を通じて国政を行う。そして、自分と自分らの子孫のために、世界各国の国民と仲良くすることで恩恵を受け、また、日本全国で、今までのような、天皇による抑圧をなくして、自由であることの恩恵を受ける。また、今までは、天皇の名の下に世界の国々に戦争を仕掛けて世界に迷惑をかけたが、これからは世界の各国と仲良くすることで戦争をしないようにする。

 さらに、主権は天皇にではなく、国民にあることを確認して、この日本国憲法を定めた。国政は国民からの信託によるもので、その権威は天皇ではなく国民にある。

 国民から託された権力は天皇ではなく国会議員が行使して、それによって得られた恩恵は国民が受ける。これは、人類普遍の当たり前の原則でもある。

 我々日本人は、以上に述べたことに反する憲法や法律、天皇からの意思表示としての指示を認めない。

 日本国民は永遠の平和を願っている。これは、人々の関係、世界の各国を支配する高い理想であることを理解した。そして、世界の国々は皆、公正であり、信義に厚い立派な国なので、これを信じて、国防や戦争などは考えずに、世界の国の言うことを聞き、それによって与えられる各国からの慈悲を信じて、武力などは持たないで日本国民の安全と生存を世界の各国に委ねることにした。

 世界の各国は、日本と違って、皆、立派であり、国際社会の平和を維持しようとしている。そして、戦前の日本のように、天皇のような君主による独断や、この独断に従うこと、押付けや狭量な考えを、世界からなくそうとしている。日本は、今まで、このことが判っていなかった。今後は、この考えを尊重するので、立派な国々で構成された国際社会の仲間に入れてもらいたい。

 日本は、世界の国々の国民の全てが平和で安全であり、窮乏してはならないと考える。また、日本は、今まで、日本のことだけを考えて戦争をしてしまったが、自国の国益のために、他国の国益を損なうようなことは、してはならないと反省している。これは、主権を認めてもらって維持し、そして、世界各国と対等な関係でありたいなら当然のことであると信じている。

 日本国民は、日本の名誉にかけて、この高く美しい理想と目的、すなわち、日本は、戦争は二度といたしません。世界各国の公正と厚い信義を信じて生きていくことを全世界に対して誓います。

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と宣言し、戦前の日本を全否定し、世界の各国は公正で信義に厚い立派な国であるにも拘わらず、戦争を仕掛けて悪いことをした。今後は、戦争に繋がる武力などは持たずに、世界の立派な国々を信頼して、皆の慈悲を頼って生きていきます。深く反省しているので、どうか仲間に入れて下さい。

と、まさに自虐的な恥ずかしい内容である。このような憲法前文を戴いている限り、日本は主権を有した独立国とは言えない。

ここに掲げたように、憲法改正が必要なのは、何も第9条だけではない。このようなインチキ憲法は、全面的な書き換え、または、正当な手続きを踏んで制定されていない現憲法は破棄して、帝國憲法に戻してから、これを改正するべきである。しかし、多くは憲法改正反対のようである。これは、洗脳が未だ解けていない。あるいは、憲法の内容を知らないで、外国勢力の宣伝に乗せられているのであろう。国会議員もその程度の輩が多くいるのであろう。この前文を知れば、普通の頭であれば、改正が必要なことは判る筈であるが・・・。

 この詳細は、写真の本に詳しく説明されている。是非とも一読されたい。青林堂からの出版で本体価格1400円である。

 本稿を書いていて、何とも情けなくて、書いていて嫌になった。

 5月3日の憲法記念日は、国旗は「半旗」にして掲揚すべきなのかも知れない?

【了】

 



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