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岸田総理のウクライナ訪問、その情報管理

2023-03-21 14:07:22 | 時事問題

 過日の米国・バイデン大統領のウクライナ訪問では、完全な情報管理がされていた。報道によれば、バイデン大統領がポーランドへ行くとされていた時間よりも早く出発して、列車に乗り換えて、キーウに到着し、ゼレンスキー大統領と会談、戦死した兵士の墓参をしたとのこと。この間、バイデン大統領のウクライナ訪問は完全に秘匿され、米国に帰ってきてから「訪問してきた」と報じられていた。

 これに対して、本日、3月21日の午前中に報じられた、岸田総理大臣のウクライナ訪問は、ポーランドからウクライナ、キーウに向かう前から報道されている。ポーランドでは、岸田総理が列車に乗る姿、顔までが映像に撮られていた。万が一にも、日本国の総理大臣が狙われたらどうするのであろうか? ウクライナ訪問の情報管理は、「していたの?」と言えるばかりのダダ漏れの筒抜け状態であるように感じる。

 報道によれば、インド訪問中の岸田総理は、インド訪問を隠れ蓑にしたのか?  インドからは、政府専用機ではなく、わざわざ、民間の小型ジャット機をチャーターしてポーランドまで行ったとのこと。ここまでは秘匿していたのであろう。

 しかし、ポーランドに到着してから車でウクライナと国境を接する駅に向かい、そこからは、列車に乗り込む姿や顔までが映像に撮られている。そして、何と、列車の出発時刻、そして、列車の乗車位置、列車の出発の様子まで映像で報じられていた。これでは、ウクライナ領内で、列車は、今、どこら辺を通っているかは、容易に推定されてしまう。すなわち、岸田首相がウクライナ領内を列車で通っている間は、もし、狙う輩がいたとすれば、狙うべき場所、その列車の号車までが容易に判ってしまい、簡単に狙われてしまう。走行中の列車であるから、防御手段は限定的であろう。

 そして、列車はキーウ到着まで10時間程かかるとのこと。これを書いている現在、岸田総理大臣が乗った列車は未だ走行中である。

 ウクライナは、戦争中である。ミサイルがいつ飛んできても不思議ではない状態にある。この報道によって、万が一にも日本国の総理大臣が狙われたらどうするのであろうか? 万一のことがあった場合、これは、日本国の威信に関わる重大な事態となる。情報を漏らした輩はどうする積りなのであろうか?

 そして、今回のことは、マスコミが聞きつけて映像を撮り、流したのであろうか? 政府内にこれを漏らした輩がいるのであろうか? あるいは、政府が進んで公開したのであろうか? 不明ではあるが、今回の情報タダ漏れのことに、強い危機感を感じるものである。日本はおかしいと言わざるを得ない。

【了】

 



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