非常事態宣言が解除されたと思ったら、GO TOキャンペーンで、「不要不急の外出をしましよう」である。しかし、ワクチンが完成した分けでもなく、当然に武漢肺炎ウイルスの感染拡大は続いている。このようなとき、何とも、辻褄の合わないように感じる政策である。観光業界が、そんなに大切だったら、直接に支援すれば良いところ、感染拡大を目指しているとしか理解できない、不思議な政策である。これは、情報を的確に説明しないから、トンチンカンに感じてしまうのである。もし、GO TOキャンペーンがトンチンカンでないのであれば、誰にでも判るような、丁寧な説明が必要である。
さて、表題に戻ると、・・・武漢肺炎ウイルスの感染を調べるには、抗体検査であれば、簡単に受けられるようである。しかし、これは、過去の感染を調べるものである。そして、今、現在の感染を調べるにはPCR検査による方法しか無いようである。勿論、CTによって、肺の状態を調べることも行われているようであるが・・・。そして、PCR検査は、人の手で行われるので、手数がかかり、「そうそう検査できない」とのことのようであるが・・・。
ところが、何と、驚いたことに、検体の採取さえすれば、それも唾液での検査も可能で、後は、全自動で検査できる機械が存在しているとのことである。インターネットで「千葉日報」の記事で見た。
この記事によれば、この機械は、既にフランスなどに500台も納入されているとのこと。しかし、この素晴らしい機械を製造している日本では、未だに認可されていないとのことで、当然に国内では使われていないのであろう。
この機械、どれほど高価なのかと思うと、価格は、8検体を2時間弱で検査できるもので、850万円、12検体を2時間40分でできるものが1250万円とのことである。現在、さらに、24検体を調べられるものも開発中とのことで、価格は2000万円とのこと。この機械で調べると、病院でも検査結果を簡単に得られるとのことである。しかも、国や自治体で購入できない金額ではない。否、現在、感染の危険性をおかして検査している、「人海戦術」の人件費を考えれば安いものではないか?
こうして考えると、日本政府、地方自治体は、武漢肺炎ウイルスの征圧を、本気で考えているのであろうか? と、疑問に思ってしまう。
現在、PCR検査は、保健所が統制していて、簡単には受けられないようであるが、この機械を使えば、病院で簡単に検査できるとのことである。そして、フランス等の海外では、これを使って検査しているとの実績もあるとのこと。
武漢肺炎ウイルスの蔓延は、中共から仕掛けられた細菌戦である。戦争であれば、あらゆる資源を総動員して戦うのが当然なのである。それを海外に輸出させておいて、自国では使わない。こんなアホがあるか? とも思えてしまう。もっとも、日本では、矛盾するように見える政策を、何の説明も無く実施するのであるから、不思議でないのかも知れないが?
検査機器を輸出しても、自国では使わずに、当の日本では、人海戦術で検査している。感染か否か?怪しいとのことで、PCR検査を希望しても、保健所の担当の当たり外れで、PCR検査を「受けられたり」、「受けられなかったり」することがあると、聞いたことがある。そういえば、保健所から自治体への報告はFAXとか・・・何とも考えられないことである。そして、民間には「テレワーク」とか、「リモート授業」を推奨している。何とも釣り合いのとれないように感じる。
これは、やはりトンチンカンではなかろうか? このようなことで、細菌戦を戦うことは難しいように感じた次第である。
もっとも、最近はウイルスが変異して、少なくとも日本では「弱毒化している」との説もある。この説は、本当であろうか? そうであれば、こんな調子でも制圧に成功するかも知れない。これは、一筋の光明であり、そうであることを祈るばかりである。
しかし、マスコミの発表の多くは「今日は幾人」と感染者の人数だけを言い、検査人数は言わない。更に、そのうちの何割、何人が無症状者とか、何人が重症者、とか、何人が死亡している等の数字は余り言わない。そして、本当に知りたいのは、どのような状況で感染したのかである。しかし、そうしたことは言わずに、ただ、ただ、毎日、「数が増えている」と、上昇を描くグラフを示して危機と恐怖感を煽っている。それに悪乗りしているようにしか思えないが? 東京都では、また、飲食店の営業時間を短縮するとのことである。経済活動を縮小するのであれば、ただ増えているとの感覚的なものでするのは疑問である。また、東京での感染者数と大阪での感染者数、その数だけ比べても余り意味がない。元となる人口に対する比率である。人口比率もないと、数だけ比べても意味がないのではないか?
そして、検査数を拡大すれば感染者数が増えるのは当然であり、極端なことを言えば、陽性者数をコントロールすることも不可能ではない。すなわち、検査数を言わないで、また、その内容を言わないで、ただ陽性者数を言われても、余り参考にはならないように思う。今、本当に危機なのか、否かの判断はできないようにも思える。
いずれにしても、老人と持病持ちは「重症化する」と言われて、外出も気楽にできず、ストレスの溜まる毎日である。
忘れてならないのは、この武漢肺炎ウイルス禍は、中共・習近平とWHO事務局長のテドロスが、「ヒトヒト感染を知っていて」海外に感染拡大をさせたことである。米国や英国の怒りは当然なのである。日本は、ダンマリであるが・・・。
何とも、しまりのない文章になつてしまったが、何か「素直に納得できない」ことが多すぎるように思えるのである。
【了】