東京の田舎から

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唐突に「レジ袋の有料化」とか・・原田環境大臣はアホなのか?それとも?

2018-10-14 16:28:16 | 時事問題
 原田環境大臣が、海洋汚染・・・マイクロプラスチックの対策だとして、唐突に「レジ袋の有料化を義務付ける」と言いだした。
ところで、槍玉に上がったレジ袋は年間に300億枚が使用されているとのことである。仮に1枚5円の有料とすれば、レジ袋を利用している業界全体では1500億円もの莫大な収益が生じる。
しかし、海洋汚染をしているのは、レジ袋ばかりではない筈である。レジ袋が原因としてどの程度の割合であるのか? また、弁当やアイスクリーム、ペットボトル、そして肉や魚、卵などの食品容器・トレー、荷物の梱包材・緩衝材などはどうなのであろうか? 更に、植木鉢やその他の箱等のプラスチック製品はどうなのか? について論じないで、いきなり、レジ袋だけを槍玉にあげている。これは「おかしい」と。そう考えると上記に示したように莫大な利益を得ることになる業界からの要望なのか? だとすれば、何らかの利権があるのか?との疑惑も生じてしまう。
 原田環境大臣は学歴詐称をして選挙時に虚偽記載していた人物である。ところが、それが発覚する前に、他の議員の学歴詐称が発覚したときには「政治家以前に人間として決して許されるものではない」と激しく批判して議員辞職をさせている。ところが、自身の詐称問題では議員辞職していない。このように自分には甘く、人には厳しいことを言う御仁である。こうした嘘つきの前歴があることから、このような疑惑を持つのである。

 そもそも、日本周辺の海にあるマイクロプラスチックが日本産?のゴミが原因とは判らない。日本周辺では、韓国や中国の文字が書かれたいろいろなプラスチックゴミが多数打ち上げられている。また、東南アジアの国々では、道路は当然として、空き地にまで、プラスチックゴミが散乱している様子をテレビ等で散見する。一方、日本人の多くは、ゴミの分別回収に従っている。行政もゴミの回収に熱心に取り組んでいる。日本の町並みの多くは綺麗である。それでも、確かに、道路などに、放置されているプラスチックゴミもある。しかし、実際には、多くのゴミはきちんと捨てら、処理されている。海洋汚染の主犯が日本であるとは思えないが、日本だけがそこまで規制しなければならない証拠も示していない。単なるムードに踊っているように見える。
 そして、更に疑問なのは、レジ袋を有料化しても使用枚数がどの程度減少するのかは考えられていない。まして、レジ袋の削減が海洋汚染の防止にどの程度の効果があるのかの推計すらしていないところ、いきなりの有料化義務化である。それも、他のプラスチック類には何も言わずに、レジ袋だけである。まともに考えれば「これはおかしい」
 これは、単なる思い付きであるのか? 業界の要望なのか? と言わざるを得ない。原田環境大臣は弁護士とのことである。学力的には優秀なのであろう。しかし、思いつきで言ったとすれば、「木を見て森を見ず」の諺にあるように、物事をきちんと見ることのできないアホであり、常識がない。アホであり大臣として失格である。また、業界の要望を聞き入れたということであれば、そこに政治献金などの後ろ暗さがないのかが気にかかる。
 そして、このような巷の商売の方法にまで、政府が「有料化義務付け」などと強制して来る。思いがけずに「大臣」になり、何がしかの権力を振るって見たかったのかも知れないが、思い付きで権力を振るわれては困る。まさに「御上意識丸出し」で、巷のことにまで口を挟んで良いものであろうか? 環境行政とは、そんな些末なこと、全体を見ないで強制すること、口を出すことなのであろうか? 最近は、アホな議員・非常識な議員が増えている。困ったものである。
 レジ袋を槍玉に挙げる前に、自然界で分解する丈夫なプラスチックの研究開発を促進するなどの大所高所からの施策を推進すべきである。
 なお、レジ袋は、スーパーから食品を買って来るときに利用し、次にゴミを入れるのに利用し、収集に出すのに使われている。決して、買い物に使っただけで、そのまま捨てられているのではない。一方、肉や魚のトレーは殆ど再利用の用途は余りない。そのようなことから、するのであれば、魚や肉等のトレーは紙製にのものを開発するように研究開発を主導すべきである。
 多くのプラスチック製品が氾濫しているところ、レジ袋だけを槍玉に挙げて攻撃するのは不正義であり正しくない。庶民苛めである。