ネット利用者、携帯がPC逆転、コンテンツが充実――総務省調査。

2006年05月22日 | 消費動向/データ関連
 携帯電話など移動端末からのインターネット利用者が二〇〇五年末時点で六千九百二十三万人となり、パソコンからの利用者を逆転した。総務省が発表した「通信利用動向調査」でわかった。音楽配信や地図検索など携帯向けコンテンツ(情報の内容)の充実がインターネット利用を後押しし、〇四年末に比べ一八・八%伸びた。
 携帯やパソコン、ゲーム機などを問わず過去一年間にインターネットを利用したことのある人は八千五百二十九万人。〇四年末から七・三%増えた。人口普及率は六六・八%へと四・五ポイント高まっている。パソコン利用者は六千六百一万人で〇四年比二・九%増。
 ブロードバンド(高速大容量)通信回線の利用者数は〇四年比一〇・八%増加し、四千七百七万人。ネット利用者全体に占める割合は五五・二%。ブロードバンド回線の種類では、光ファイバー通信回線の利用率が一四・八%へと倍増した。その一方で、ADSL(非対称デジタル加入者線)は初めての減少となり、五ポイント減の三四・二%だった。