モバイルのウェブサイトに関する調査--重要なのは、「操作性」「スピード」「見やすさ」

2008年01月20日 | 消費動向/データ関連
 Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、モバイルのウェブサイトについて実態調査を行った。

 前回のモバイルのウェブサイトに関する調査(上)では、モバイルウェブサイトの利用実態について調査を行ったが、今回はユーザーがモバイルサイトに何を求めているのかを把握し、モバイルサイトの今後について考察していきたい。

≪調査結果サマリー≫


ユーザーがモバイルサイトに求める要素は、「操作のしやすさ」「スピード」そして「見やすさ」
モバイルサイトを、「情報収集するもの」と考えているユーザーが最も多く、次いで「暇つぶしをするもの」
70%以上のユーザーがモバイルとPCの同期化に肯定的である

 調査対象は、15歳~49歳のモバイルユーザー345人。男女比は、男:173人、女:172人の割り付けを行った。キャリア比は、Docomo:55.9% Ezweb:33.0% Softbank:11.0%年齢比は、10代:16.5%、20代:27.5%、30代:33.9%、40代:22.0%とした。

 Q1では、モバイルサイトにどのような要素を求めるかを尋ねた。その結果、「操作のしやすさ」と回答したユーザーが最も多く62.0%。次いで、「スピード」が53.6%、そして「見やすさ」が47.5%で続く結果となった。

 モバイルのウェブサイトに関する調査(上)のQ4では、モバイルサイトを利用していて不満に思う事を尋ねたが、その中で「表示速度が遅い」と回答したユーザーは全体の48.7%にも及ぶ事がわかっている。前回も述べたように、表示やダウンロードのスピードは利用している機種に依存する部分が大きいが、すべてのユーザーがそれを正しく理解しているとは考えにくい。むしろ、機種ではなく”サイトのせい”であると考えるユーザーが多いと仮定した上で、サイト運営者はサイト設計をする必要があるだろう。

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