じわり普及、ケータイでのダウンロード・ストリーミング動画【第31回:モバイル調査】

2007年12月19日 | 消費動向/データ関連
モバイルリサーチ with goo(31)
この「モバイルリサーチ with goo」では、goo リサーチと japan.internet.com が共同で、携帯電話を活用したリアルタイムアンケートを定期的に行い、その結果を発表している。前回は「モバイル SNS」に関して調査したが、今回は「モバイル映像」について質問を行った。

■ ダウンロード・ストリーミング動画の利用が増加
携帯電話での動画再生経験者の割合は、7割程度で、前回の「モバイル映像」調査からあまり変化していないが、再生されている動画には若干の変化が見られた。

動画の再生経験がある725人に「どのような動画を再生していますか」との質問を行ったところ、最も回答を集めたのは「自分の携帯電話で撮影した動画」で61.24%(444人)であった。前回と同じ結果だが、前回の65.14%から3.90ポイント減少している。

一方、「携帯電話向けサイトでダウンロードした動画」は、前回の39.31%から4ポイント以上増加の43.72%(317人)、「携帯電話向けサイトでストリーミング再生」は、同じく31.53%から6ポイント以上増加の37.66%(273人)であった。【詳しいデータはこちら】

■ 動画共有サービスの利用意向が上昇
上で見たように、携帯電話で Web 上の動画を楽しむユーザーが増加しているようだが、利用したい動画サービスの種類にも変化が見られる。

携帯電話で動画再生を楽しみたいという回答者512人に「どのような携帯電話向け動画サービスを楽しみたいですか」との質問を行ったところ、「YouTube のような動画共有」との回答が最も多く、68.95%(353人)であった。

前回、最も回答を集めた「GyaO のような無料動画配信」は回答が増加しているものの2位となり、3位の「自分や知人が撮影した動画」との回答は前回の55.09%から3ポイント以上減少している。

ニコニコ動画がモバイルに対応するなど、動画共有サービスのモバイル化に合わせるように、モバイル動画の利用意向が徐々に変化しつつあるようだ。【詳しいデータはこちら】

■ 4人に1人はテレビ付きケータイ
最後に、前回と同様、テレビ放送受信対応ケータイの普及率を見てみよう。回答者全員に対して、手持ちの携帯電話がテレビ放送の受信に対応しているかどうかを尋ねた。

「対応している」との回答は、前回の22.10%から6.05ポイント増加して28.15%(295人)であった。携帯電話ユーザーの4人に1人は携帯電話でテレビ放送を楽しめる環境を持っているとの結果だ。前回は5人に1人程度の割合だったが、引き続きテレビ付きケータイの普及は進んでいるようだ。【詳しいデータはこちら】

調査は、日本全国に住む10代~50代以上の男女合わせて1,048人を対象に実施。男女比率は、男性44.08%、女性55.92%。年齢層分布は、10代3.53%、20代27.96%、30代40.17%、40代22.71%、50代以上5.63%。

原データのご購入を希望される方は、anchor@japan.internet.com までメールにてお問い合わせ下さい。(調査協力:goo リサーチ)

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