記日きつい思れぐま気 from バンクーバー

2012年4月から妻の海外赴任に伴い主夫業と育児に励む30代男性の日常。バンクーバー関係ないことも多々あります。

沖縄旅行と本

2011-06-11 12:48:41 | 本の感想
旅行が好きです。年に数回は旅行に行くし、もちろん海外も行きます。
だからといって旅上手というものではなく、旅行の手配は100%奥さん任せ。僕は現地を楽しむだけ。
でもせっかく楽しむなら目一杯楽しみたいなあと思っていたところ、この本に出会いました。


サバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書)
光文社


この人、沢尻エリカの旦那、という認識しかなかったのだが、なかなかどうして面白い本を書いてます。「サバイバル」とか言われると「ナイフ片手にトカゲを捕まえて…」とかそんなことを連想してしまいますが(僕だけ?)、そんなサバイバルな話はまったくありません。主に書かれているのは、どう旅行を有意義なものにするか、ということです。
いちばん興味深かったのはのっけから出てくる旅行ガイド本に関する話。曰く、日本のガイド本のほとんどは広告である、ということ。「そんなことわかってるよ」と思いながらも旅行に行くときはだいたい「地球の歩き方」だとか「るるぶ」、「まっぷる」等を持っていく自分としては、どうしたものかと思ってしまいます。さらにこれらの本は現地を知ってる人がほとんど絡んでいない、という大きな問題を抱えているのです。現地を知らない人が書いた現地の案内本。冷静に考えてありえないものにお金を出してるわけです(僕はほとんど図書館で借りてますがw)。この本によると、海外のガイド本はテキスト 主体ではあるものの、ちゃんと現地を知ってる人によって記事が書かれていて、もちろん広告なんかほとんどないそうです。では我々はどうしたらいいのか?それは本に書いてありますので、興味がある方は読んでみてくださいw

さて、今度沖縄に行くことにしたのですが、上記の教えを守って、かつ沖縄を楽しもう、ということで、幸いにも沖縄に関して書かれたテキスト 主体の沖縄文化紹介本が結構あったので、それをいくつかピックアップして読んでみました。


沖縄上手な旅ごはん 美ら島に遊び、うま店で食べる (文春文庫PLUS)
文藝春秋


人気ブロガーでもあるさとなおさんの本。食べ物に絞られているものの、読んでいるとどれも食べたくなるものばかり。浅過ぎず、深過ぎず、すごく楽しそうな沖縄の楽しみ方が描かれていて、いますぐにでも長期滞在したくなります。文もライトなカンジでさらさらと読めます。沖縄に行くなら是非とも目を通したい一冊。



裏ワザ!沖縄のすごし方―大満足!の旅ガイド〈3〉 (KAWADE夢文庫)
河出書房新社


文庫サイズのガイド本。少し情報が古いのですが、それでも沖縄の雰囲気、ざっくりとした楽しみ方を知るには十分。写真はもちろん、絵もほとんどありませんがその分情報量がぎっしりです。でもサラリと読めるので沖縄に行く前に読んでおきたいところです。



うりひゃー!沖縄 (知恵の森文庫)
光文社

上の「裏ワザ!沖縄のすごし方」とかぶるところが多く、情報もさらに少し古いのですが挿絵が多く、文字だけはちょっと、という方は読みやすいかも。さらに普通のオススメと一緒に裏番というマニアックなお店や商品の紹介もしていて、これをもとにネットで調べれば結構面白いかもしれません。

どの本も沖縄をリゾートとしてだけではなく、違った楽しみ方を紹介してくれるのでどれか1冊でも読んでおくとグッと楽しく過ごせると思います。


さて、今回の沖縄の個人的メインは海ではなく、水族館だったりします。実は僕は水族館が大好きで、学生の頃はよく1人で行ってボーッとしてたりしてました。最近はあまり行ってませんが、大好きなことには変わりなく、そして世界トップクラスの水族館にやはり一度は足を運ばないとと思っていたので、行くのをものすごく楽しみにしています。
水族館に行くなら水族館についてもっと知らなければいけない。

ということで、この本を紹介。


水族館の通になる―年間3千万人を魅了する楽園の謎 (祥伝社新書)
祥伝社

中村元さんという水族館プロデューサーの本です。水族館に関する情報がふんだんに詰め込まれていて、裏表紙には荒俣先生の賛辞の言葉も述べられているほどの情報量。日本の水族館の数に始まり、ジンベエザメの運び方やスタッフになる方法、エサ代の話などありとあらゆる水族館にまつわる話が詰まっています。水族館が好きなら間違いなく楽しいので、是非読んでみて欲しい本です。


旅行に行くためにガイド本以外でこんだけ色々な本を読んだのは初めてなのですが、たしかにこの方が絶対たくさん楽しめるだろうな、と思います。旅行の予定がある方は是非一度、事前に本を読んで予習してみてください!