記日きつい思れぐま気 from バンクーバー

2012年4月から妻の海外赴任に伴い主夫業と育児に励む30代男性の日常。バンクーバー関係ないことも多々あります。

カジノと賭博禁止の話

2010-12-23 23:01:25 | Weblog
Yahoo!ニュースを見てたらこんな記事が。

<橋下知事>カジノに高い評価 香港、マカオ視察終え帰国 
毎日新聞 12月23日(木)21時6分配信
 大阪府の橋下徹知事は23日夜、香港での観光PRやマカオでのカジノ視察を終え、関西国際空港に帰国した。

 香港では、地元経済当局の幹部を訪問して意見交換した後、地元の中学校を視察。大阪観光をPRするイベントにも出席し、食べ物や文楽など大阪の魅力をアピールした。また、マカオでは、カジノを含む大型リゾートホテル「ウィンマカオ」を訪れ、ホテル社長らから説明を受けながら、カードゲームのエリアやアトラクションを視察した。

 大阪湾岸へのカジノ誘致に力を入れている橋下知事は帰国後、記者団に「カジノの雇用効果はすごい。今の日本に必要不可欠なツールだ」と高く評価。治安の悪化やギャンブル依存症などの課題については、「やってダメなら修正したらいい」と述べた。


個人的にもカジノ誘致は賛成です。雇用もそうだし、日本人ならではのサービス提供力は確実に外貨獲得に貢献するでしょう。必要不可欠かどうかは知らんけど。

でも、ご存じの通り日本は賭博NGと刑法で定められています。理由は「ギャンブル中毒者が発生する」だとか「一攫千金が狙えると勤労意欲を損ねる」からだそうです。でもあんまり厳しくし過ぎてもなんだから、公営ギャンブルはOKよ、と。

なんだそりゃ。ツッコミどころ満載過ぎて困っちゃいますね。競馬や競輪でも中毒者は発生してるし勤労意欲を損ねてる人はいるでしょう。でもほとんどの方々は真面目に働いてますよね。つか、じゃあ賭博OKの国の方々はどうなんだ、と。ニュースにもある、治安の悪化なんか他国に対して失礼以外の何物でもねーだろ。パチンコは表向きにはギャンブルじゃないことになってるけど、どう考えてもギャンブルですよね。宝くじも同様。ほんと無茶苦茶。

まあね、日本人は農耕民族の性か、昔から「こつこつやってる人が報われる」と教えてきてるから、ギャンブルなんか正反対のことで肯定できない、ってのもわからんでもないんだけどさ。そういう国民性が「失敗を許さない」風潮になってるんじゃないかなと思うのよね。確率的に行ける公算が高くても、失敗する可能性もそこそこあるならダメ、みたいな。もちろん、失敗する可能性の方が高くても、失うものが許容範囲内ならトライしてみればいいんだけど、それもダメ。とにかく冒険はNG、みんな仲良く平和に行こうぜ!ってカンジで。(みんながみんなダメと言ってるわけじゃもちろんないけど、傾向的にね)

ギャンブルも、トータルで見て勝てるならやればいいし(そんなギャンブルは原則としてありえないけどw)、そうでなくてもお小遣いの範囲内であるなら娯楽としてやればいい。
お金の投資・運用の話と一緒で、ちゃんとやり方、楽しみ方を小さいうちから教えていればだいぶ違うと思うんだけどなあ。

治安なんてどうにでもなると思うし(日本の治安の良さをなめんな!)、どーしてもギャンブル依存症の人を減らしたいなら、ギャンブルしたい人は登録制にすればいいよ。税引き後所得の20%までしか使っちゃいけません、みたいにして。そしたらやりたい人は所得隠しとかしなくなるし、生活保護受けてるのにパチンコするバカとかいなくなるよ。所得がないけど金持ってる人とかいるから貯金とか財産とかで計算してもいいんだけどさ。ふと思いついただけの方法なので問題とかあるだろうから別に採用しろっていうわけじゃないけど、禁止すれば減るもんではないと思うわけで、文句言うなら考えろって言いたいのでした。