少し前、葛飾区青戸にある児童書専門店「たんぽぽ館」のご主人に教えていただいた本。
文:ヴォルフディートリヒ・シュニュレ 絵:ロートラウト・ズサンネ・ベルナー 訳:ひらのきょうこ
「王女さまは4時におみえになる」
男の子が動物園にいくと、ハイエナがいました。
―くさいなあ、男の子は顔をしかめます。
ところが、このハイエナは、なんと魔法にかけられた王女さまだというではありませんか。
だれかがお茶によんでくれれば、もとの王女さまにもどれるというのです。
さあ、この男の子はどうしたでしょうか。
…初めベルナーの絵を見たとき、かなりびっくりした。
なんとも個性的な線、個性的な色。
動物園の動物たち、男の子、男の子の家、細かなところをきっちり描いているのに、のびのびとおおらか。
お話の結末はオープンにしてしまうのがもったいない。
心にきちんとおさめて、とっておきたいもの。
男の子の最後の言葉が何とも…。
文:ヴォルフディートリヒ・シュニュレ 絵:ロートラウト・ズサンネ・ベルナー 訳:ひらのきょうこ
「王女さまは4時におみえになる」
男の子が動物園にいくと、ハイエナがいました。
―くさいなあ、男の子は顔をしかめます。
ところが、このハイエナは、なんと魔法にかけられた王女さまだというではありませんか。
だれかがお茶によんでくれれば、もとの王女さまにもどれるというのです。
さあ、この男の子はどうしたでしょうか。
…初めベルナーの絵を見たとき、かなりびっくりした。
なんとも個性的な線、個性的な色。
動物園の動物たち、男の子、男の子の家、細かなところをきっちり描いているのに、のびのびとおおらか。
お話の結末はオープンにしてしまうのがもったいない。
心にきちんとおさめて、とっておきたいもの。
男の子の最後の言葉が何とも…。