goo blog サービス終了のお知らせ 

がんばれナラの木

震災にあわれた東北地方の皆様を力づけたくて
The Oak Treeを地方ことばに訳すことを始めました

武蔵野のコナラの萌芽

2011年04月01日 | ギャラリー
私の住む小平は東京の西にあり、中央線でいえば国分寺のやや北に位置する。ここより少し都心に近い三鷹あたりからわりあいに緑が多くなり、このあたりでは畑や雑木林もけっこうある。玉川上水という江戸時代に作られた運河があって、よい緑地が残されている。そうした緑地のひとつを散歩していたら、かなり太いコナラの木があった。その木は根元で数本の株立ちをしている。これはかつて薪をとるため、あるいは炭を焼くために根元を伐り、そこから彦生えとよばれる芽が生えて再生したもので、「ナラの木」の「あなたは根っこには決してさわれません」という表現につながる、ナラのもつ強い再勢力を示している。
 雑木林には子供の声も人影もなく寂しかった。


今年のドングリ

2011年04月01日 | ギャラリー
12月の3、4日に黒姫のアファンの森に行ってきました。林を歩いていると経にコナラのドングリがたくさん落ちていました。これなら今年はクマもお腹いっぱい食べられそうです。よく見ると先のほうから根が出ています。これから冬というときに根を出すのですね。当たり前かもしれないけど、ぽとんと落ちて、ころころと転がるのだから、どちらが上でどちらが下ということもないはずなのに、例外なく根は地面を向いています。森にある無数のどんぐりたちが、みな下に向かって根を出している。なんだかひとつひとつのドングリが一生懸命生きているということが伝わってきました。


地面におちたたくさんのコナラのドングリたち


根を出すドングリ