岐阜/医大生が指導する明光義塾長良教室&芥見教室

医大生が個別指導する全国でも珍しい塾が明光義塾長良地区、芥見地区に登場。山県市、美濃市、関市からも通塾されています

★夏期講習を終えて

2019年08月31日 17時24分57秒 | 受験

 

 

★失敗ノートの勧め

 今日は8月31日(土)で明日は小学生・中学生の志望校判定模試がありますので不規則ですが土曜日に書いています。志望校判定模試は http://livedoor.blogcms.jp/blog/o_dozan/article/edit に書いてありますので読んでいただければわかります。 

 今日は『失敗ノート』についてお話をしたいと思います。
 凡そ、何らかの形で板書に先生が書いたものを写実的に写すことはかなり苦労が要ります。それよりももっと大事なことは単にノートに写すことにどれだけの意味があるのかと言うことです。何もしないよりはいいかもしれませんが非常によく点数が取れる方は比較的ノートが綺麗です。綺麗と言ってもカラフルに蛍光ペンで何色も彩を付けるということではありません。
 
 
つまりノートは自分の宝であります。もっと凝縮すれば人生の縮図のようなものです。中学生の皆さんはまだ分からないかもしれません。しかし、ご両親の手帳を皆さんはよく見ると思いますが習い事もさることながら非常に大きな手帳を付けています。最近ではスマホで予定を記入してしまうこともありますが手帳にスマホ予定が多いです。スマホも買い替えした時に困りますので大抵は即座に携帯に記入して手帳に移動と言うのが一般的であるようです。それだけ忙しいというか予定が詰まっているということでしょうか。そういう意味で手帳と失敗ノートは非常によく似ています。あるいは真逆かもしれませんが写すということにおいては全く同意であります。

 では具体的に話を進めていきましょう。何故失敗ノートが必要なのか、成功ノートではないのかということになりますが中学3年間の授業をするのにどの位だとお思いでしょうか。学習指導要領によりますと 国語 385時間 数学 385時間 理科 385時間 社会 350時間 英語 420時間これが文部科学省が指定している3年間の1925時間です。これだけのものをノートぎっしりに詰め込んで受験される方は見えませんしそこまでは不必要だとお考えの方が多いと思います。ではもう少し突っ込んでもっと不必要なものを削除したらどうでしょうか・・・。つまり成功ノートを捨てるのです。出来る問題をいくらやっても左程意味はありません。意味がないと断定することはどうかと思いますがほぼそれに近いです。

 では質問いたします。学校で先生が板書に書いたものをどうして写すのですか?それは後日自宅に帰った時にもう一度見直したいからでしょう。一生懸命に先生は説明をしています。しかし、生徒の方もノートに写すことで精一杯です。将にウサギと亀の様相です。是では先生がぽつりと言ったことなど(比較的そう言う状況の処がテストに出る場合が多い)が大事になってきますし、笑わせたりしたことなど非常に独特の喋り方でヒントを出しています。つまりサインを出しているのです。にもかかわらずノートに写すことで精一杯の状況の方は余りいい点数は取れてはいないはずです。優秀な方は頬杖をついてにやにや笑っているのが目に見えるようです。
 これには原因があるのです。つまり先生の話をしっかり聞いているということです。半面予習は教科書中心にしっかりやっているはずです。予習か復讐かと言いますと基本的には偏差値60以下の方は復習に徹してください。何故なら簡単な問題だけで教科書以上の問題に触れない場合は意味がありません。学校で手を上げる回数が減り学習意欲がマイナスになる。しかし、高校受験は内申点が加味されることには違いはありませんが教科書程度の問題ではありません。60以上の方は大抵は一つ教えれば二つ、三つは理解を広げていきます。ここに能力の問題があるのです。もっと言い換えれば考える姿勢がすでに出来ているのです。ですからここでは英語の進出単語を覚えておけば左程苦しむことはありません。が、60以下の場合は同じようにはいかないのです。

 夏休みが終わり今日あたりから学校のテストが目白押しですが夏期講習で勉強をした方はどんな結果を出すでしょうか。結果はすぐに反応する方と少し時間のかかる方が見えます。しかし、頑張ったのですから必ず秋口には結果は出ると思います。では私が勧める「失敗ノート」についてですが自分の間違いを如何に整理するか、効率よく整理できるかと言うことです。基本的に明光義塾では1科目2冊のノートを使用させていますがそれとは別に新たな3年間用、受験用の『失敗ノート』を作って下さい。出来ればノートは両面使用しましょう。広告の裏紙をノートに貼ることもあるかもしれませんがともあれ自分が一番よくわかるように書くことです。ノートは他人のものではなく自分のものです。AさんBさんと同じものであってどうするのでしょうか・・・。教材や学校のワーク、塾の教材にもプロの方が資料集や解き方を書いています。これなども大いに利用すべきです。何故ならばそこがポイントになっているからです。仮にあなたがその部分例えば関数が嫌いとすればどこがよく分からなかったのか、そしてそこをどう解いたのか・・・。その手順を右の余白に書き込みましょう。そうすることで1925時間の授業が効果を発揮することが出来るのです。要は出来ない問題をどう解いて来たか、どう対応しその類似問題をしたか…。そこが問題なのです。

 この夏、一生懸命に頑張った皆さん、受験戦争は今からです。9月にはテストがどんどん返却されてきます。自分の立ち位置も明確に分かると思います。自分の欠点を学校の先生や塾の先生に指導を仰ぐことは悪くはありません。しかし、その前に自分でまず考えてみましょう。どうしてあの時先生はあのような説明をしたのか、そして教科書のポイントにはどのように書いているのかもう一度考えてみましょう。きっと皆さんにとっていい夏であったと思います。

<今日の言葉>
『人生はただ向こうから与えられるものではない。自ら創ってゆくものである。自ら創ってうにはやはり三つの段階が必要なのだ。ラクダの人生とライオンの人生と小児の人生。いいかえれば忍耐の人生勇気の人生、そして創造の人生である』
               梅原 猛「学問のすすめ」

<今週のYouTube>
耒生たかお 『夢の途中』いい歌ですね。

夢の途中 / 来生たかお

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<詳細>
http://livedoor.blogcms.jp/blog/o_dozan/article/edit

長良教室 058-210-1730
芥見教室 058-244-0170

 

 


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