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デスノート the Last name

2006-11-06 00:52:32 | Movie
デスノートの後編『デスノート the Last name』を観てきた。
以前に前編となる『デスノート』について書いたが、結末が気になっていた。
その後編がいよいよ封切された。
その衝撃的なストーリーゆえに米メジャーを含む数十社よりリメイクのオファーがあったという。
ストーリーはデスノートを操るキラこと夜神月が、彼を追い詰める天才探偵"L"と顔をあわせたところから始まった。
正体がわからないキラを捕まえるために表向き協力することになった二人だが、実際には壮絶な直接対決の頭脳戦を展開する。
同じ頃、2冊目のデスノートが空から降ってきて、2人目の死神や第2、第3のキラが出現する。
夜神月はこれらを総動員し緻密なトラップを"L"に仕掛けていく。
果たして"L"はどう立ち向かうのか?

原作コミックを読んでいないので、まさしく「予想外」の展開の連続だった!
二人が繰り広げる頭脳戦は昔読んだルパン vs ホームズ、明智小五郎 vs 怪人二十面相を彷彿とさせる。(古いね。)
普通じゃあり得ないデスノートだが、利用にあたってはいろいろとルールがある。
夜神月はコンピュータのプログラムを作るがごとく、これらのルールを効果的に利用し挑戦してくる。
どう考えても絶体絶命の天才探偵"L"だが、キラの正義という名の大量殺人の方法を少しずつ暴いていく。
そして衝撃的な結末を迎えることになる。
果たしてタイトル通り、デスノートに書かれる最後の名前は誰なのか・・・?

いやぁ、これはとても面白い映画だった。
そもそも原作のストーリーが面白いし、出演者の役作りを含めた演技が光っていた。
主演の藤原竜也の名演もさることながら、松山ケンイチ演じる天才探偵"L"の不気味さが良かった。
ただやはり前編に引き続きテレビゲーム的な感じがした。
なんかテレビゲームをしているような気分だ。
たくさんの人がストーリーの中では死んでいく。
戦争でも喧嘩でもなく、殺人をしている方には痛みや苦しみがない。
正義のために悪を滅ぼしていたつもりが、いつしかゲームの駒としてたくさんの人が命を落していく・・・。

当然観に来ているのは中学生や高校生が多いわけで、この点は気になるところだ。
この状況では命の尊さなんで到底テーマにはなり得ない。
これらのティーンエイジャーが藤原竜也演じる夜神月をかっこいいなんて言っているのを聞くと、ちょっとそれ違うだろうと思ってしまった。
そんな違和感は感じたものの、面白かったことは確かだ。

公開3日目、府中のTOHO Cinemasで午前の1回目も観たが、この映画館であれだけ人が入っているのを観たのは初めてみた。
またパンフレットを買い求める人が多いらしく、封切3日目にして売り切れだそうだ。
いずれにしろ、後編も大ヒット間違いないだろう。

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