BRAIN /HIROMI

JAZZ

ジャズ・ピアニスト、上原ひろみのセカンド・アルバム。
YouTubeで彼女のパフォーマンスを観ていたら、やっぱいいなぁなんて思い、今回取り上げてみた。
私が聴いたのは3枚出ているアルバムの内、まだこのアルバムだけなので良く知っている訳ではないが、好きなアーティストの一人だ。
このアルバムを初めて聴いた時にスゴイ人が現れたなと思った。
チックコリア・エレクトリック・バンドを思わせるようなサウンド。
きっと少なからず影響を受けているような気がする。
でも決してマネではないオリジナリティがある。
女性でこの手の演奏をするプレーヤーはあまり多くないだろう。
このアルバムはトリオでの演奏で、特に彼女のテクニックには目を見張るものがある。
またサイドを固めるBassのTony GreyやDrumsのMartin Valihoraはあたかもチックコリア・エレクトリック・バンドのジョン・パティトゥッチ、デイヴ・ウェックルを彷彿させるようこれまた凄いプレーヤーだ。

このアルバムの1曲目に収録されている"KUNG-FU WORLD CHAMPION"を聴いた時、ぐっと引き込まれてしまった。
彼女の好きなブルースリーやジャッキー・チェンをイメージしたという超ファンキーなこのナンバーでは次第にテンポは速くなり、音速？の早引きも披露している。
ノリのいいこの曲はアルバムで一番のお気に入りだ。
彼女のライブでもやはりこの曲が一番盛り上がっていた。
重量感のあるシンセサイザーによるテーマが印象的なこの曲はたぶん彼女の曲の中でも異質なナンバーなんだと思う。
つづくミディアムテンポのアコースティックな"IF..."も非常に好きなナンバーだ。
どちらかというとこちらの方が彼女らしい曲のような気がする。
まあとりあえずは下記のYouTubeのサイトにアクセスして、試しに彼女のライブパフォーマンスを聞いてみて欲しい。
いいなぁと思った方は私と話が合うかもしれません。

YouTube - Hiromi(上原ひろみ) - Kung-Fu WORLD CHAMPION

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