府中多摩川かぜのみちのランナーは走りづらくないですか？

「府中多摩川かぜのみち」は府中市内の多摩川の堤防に約9.4キロ続く土手沿いの道だ。
道幅は３ｍあり、ほぼ舗装されていて、もともとは多摩川サイクリングロードと呼ばれていた。
晴れた日は多摩川の川面がキラキラと輝き、春は桜の並木が続いたりして散歩やジョギングにはうってつけの場所だ。
だから週末ともなるとたくさんの人々が散歩やジョギング、自転車を楽しむためにここを訪れる。

自分もランニングコースとしてよくここくを利用しているが、以前は MTB で毎週走っていたりもした。
しかし、ここでは現在ちょっとした混乱が起きている。
道路の右端、左端にそれぞれに右側通行をしている歩行者/ランナーと左側通行している歩行者/ランナーが入り乱れているのだ。
こうなったのは府中市が導入したローカルルールに起因している。

「府中多摩川かぜのみち」は歩行者優先です。
事故防止のため、一般道路と同様の交通ルールで通行してください。
散歩やジョギングなどをする方はかたは、みちの右側を通行しましょう。
自転車の方はかたは、みちの中央の左側をスピードを落とし、走行しましょう。また、歩行者の近くでは徐行してください。

府中市ホームページ　「府中多摩川かぜのみち」は歩行者優先です　より

以前は普通に左端を歩行者/ランナーが左側通行し、自転車は中央左側通行していた。
しかし、現在のルールは歩行者/ランナーは右側通行で端を利用し、自転車は中央を左側通行することになった。
つまり歩行者/ランナーと自転車は対面通行となる。
ここでは2009年にスピード出しすぎの自転車に歩行者がはねられる死亡事故が発生しており、その後も歩行者と自転車との事故やトラブルがあとを絶たないという。
そこで打ち出されたのが上記の独自の通行ルールだ。
自転車と歩行者の対面通行の方が事故が起きにくいという判断なんだろう。
他にも自転車のスピード出しすぎに注意を促すため、ギャップを作ったりもしている。
その後、このルールを周知するため、現地に看板を立てたり、路面にガイドを記載したり、府中市の広報誌で何度か告知している。

ちなみに稲城大橋から府中市郷土の森周辺までの約２キロ距離に、看板は右側３箇所、左側に２箇所の計５つ立ててあり（両面に記載）、写真のような路面のガイドは４箇所にペイントされている。
まあ、必要最低限な数と言う感じはする。
自分が意識して右側を走るようになったのは1年くらい前からだろうか。
右側通行をしているランナーを何度か見かけて、なぜ逆を走っているのか？、危ないなぁ？なんて考えて走っている時に路面のペイントを見て、えっ？！と思わず立ち止まった。
なるほど、そういうことだったのかとやっと気づいた。
ただし、徹底不足で自分のように依然と左側を歩いている歩行者やランナーが圧倒的に多くて、右を走るのは逆に危ないと考えたため、そのまま当時は左側を走っていた。
その後、夏場は暑くてジムで走っていたが、秋にかぜのみちを戻ったら、半分ぐらいのランナーが右側を走るようになっていた。
だから、それ以来自分も右側を走るように変えた。
その後左側を走るランナーに幾度となくここでは右側通行だと教えてあげたりもした。
ただし、きりがなくてその後止めた。
今でも３割くらいの歩行者/ランナーが左側通行をしている。
レーサータイプのバイカーは中央対面で走っている人が多いが、ママチャリに乗ってる年輩者はまだまだ左端を走っているひとが多い。
スピードは出ていないのが、景色を見ていたりすることもあり危ない。
歩行者も年輩者で左側通行している人が目立つ。
あと郷土の森の野球場で練習や試合が終わっって帰る小学生のチャリ集団はほとんどが左側通行だったりする。
これは先頭にいる指導している大人が気づいていないからだろう。

看板も路面ペイントもあるが、利用者ってこういうものを案外観てなかったりするものだ。
だから府中市は現地で利用者に対する案内活動はもっと継続的に行う必要がある。
もちろん当初はこういう活動をしていたのだろうが、定着するまである程度続ける必要があるだろう。
ここはまだまだ歩行者右側通行が徹底されておらず走りづらいので、最近は別コースをよく利用している。
走るにはいいコースなので、この中途半端さがちょっと残念だ。

ところで今日、府中多摩川かぜのみちを走ったが、左側通行をしている歩行者、ランナーは1割程度だったように感じた。
あれっ、どうしてだろうと思ったが、その後、今日府中市で真夏日を越えたというニュースを耳にした。
ああ、蒸し暑くて年輩の方々が外に出るのを控えたからだったのか・・・！？（笑）
いずれにしろ、早く徹底されることを期待する。