おやぢタイプ

音楽とマラソンと、時々、映画と府中

東京マラソン2014に参加しました!

2014-02-23 22:23:34 | Running
東京マラソン2014のに参加してきました!
2012年に初挑戦のフルマラソンとして参加、昨年は自閉症の青年の伴走で10キロの部に参加した。
幸運にも3年連続での参加で、フルマラソン自体にもには2度目のチャレンジとなる。

先週の青梅マラソンにも参加予定だったが、大雪の影響で残念ながら中止となってしまった。
本来なら青梅の30キロと東京マラソンの42.1995キロの合わせて72.195キロを8日間で走る予定だった。
これは非常に残念だったが、青梅の分も含めて走りたい思いを東京マラソンにぶつけるしかない。

さて、東京マラソンのフルマラソンの部のスタートは午前 9:10 だ。
3万6千人が参加する大会だから会場は相当混んでいる。
1時間前には各ブロックでの整列が始まるので、それより1時間前の新宿駅到着を目指した。
予定通り午前7時過ぎに京王新宿駅に到着し、駅のトイレを利用した。
前回の経験上、会場のトイレは混んでて利用出来ないと考えたからだ。

その後、会場の都庁を目指して新宿西口地下道を通った。
流石に平日の朝並の混みようだ。
やがて都庁前近くの選手用セキュリティゲート前に到着した。
ここでトラックに預ける荷物をまとめておくようアナウンスがあった。
まだ出走まで1時間半以上もある!
仕方ないのでメッチャ寒いのにここで渋々上着を脱ぎランニングウェアになった。
そして昨日エントリー会場の東京ビッグサイトで受け取った荷物預け用の袋に入れてゲートに向かった。
ここでゼッケンを提示し、荷物の中身の検査となった。

それから荷物を預けるため、ゼッケンに記載されている番号のトラックを探した。
するとズラッと並んだトイレに、たいして人が並んでいないことに気付いた。
それならと念のため再度利用し絞り出すことにした。
出走の1時間半くらい前ならそんなに待たなくても使えるのか。

その後お目当てのトラックを見つけ荷物を預けた。
この荷物はゴール地点となる東京ビッグサイトで受け取ることになる。
トラックではボランティアの方々が荷物を受け取り、笑顔で頑張ってください!と励ましてくれた。
こういった気遣いが嬉しい。

会場を散策した後、1時間前になったので割り振られたブロックに移動した。
前回もそうだったが、今回も最後尾の Jブロックからの出走だ。



うーん、この寒さの中、あと1時間も待つのか・・・。
上空では日本テレビ?の撮影用のヘリが飛んでいる。
そのうち今年も J-Waave でお馴染み DJ TARO による開会式が始まった。
とは言うものの遙か後ろの列のため見えるわけがない。
しかしこの声を聞くとただただ震えていたランナー達のテンションがいきなり上がってきた。
そして9時5分になり、車椅子の部が遂にスタート。
いよいよマラソンも始まるぞ!
そして時間通り9時10分にマラソンの部も歓声とともにスタートした!
とはいうものの最後尾のブロックなので号砲後しばらく列は動かず。
数分してからゆっくりと動き出す。



だんだんとスタートゲートに近づき、開会式会場が左手に見えてきた。
道路上には紙吹雪が散らばっている。
この紙吹雪が舞う中で走り始めたいなぁ。
あたりには投げ捨てられたビニールポンチョが落ちていて足に絡みつきそうで危ない。
やっとスタートゲートをくぐったのが、号砲後13分程経ってからだった。

今回の目標はネットタイムで5時間を切ること。
前回は日比谷公園でのトイレ待ち行列で大幅なロスタイムとなったので、トイレに行かなければなんとかなるだろう。

新宿西口を出発し、高層ビル街を通り抜け、靖国通りを歌舞伎町方面へ向かう。
道路は6車線もあるので、3万6千人が走っている割に走りやすい。
周りを見渡せばカラフルなウェアを身に纏った人や、国旗をデザインしたシャツ着る外国人、ユニークな着ぐるみで走るランナーなどがが目立つ。
いかにして目立つか?を個々が考え、集団に埋没しないようにアピールしている。
走りながら周りのランナーを見ているだけでも楽しくなってくる。
普段は走れない都心の道路の真ん中を走りながら、周りの景色を眺める。
見慣れた風景がなんかとても新鮮に感じる。
車で通過するのとは全く違い、全身で空気を感じながら走るのは気持ちがいい!
両サイドの沿道には応援してくれる方々でびっちり埋まっていて、大きな声援がこだましている。
そう、これだよ。これが東京マラソンだよ。
またこの場に戻って来れたのが嬉しい!
そんなことを考えつつ、テンションも上がってきた。
しかしだからと言って、最初からオーバーペースになってはダメだ。
道は長い。
いつもより少し遅いペースで、この雰囲気を楽しみながら走ろう!

3キロぐらい走るとすっかり体が温まってきた。
市ヶ谷防衛省前では自衛隊音楽隊がブラスバンドの演奏でランナーを送り出してくれた。
自分が通り過ぎた時は確かユーミンの「ひこうき雲」が演奏されていたような気がする。
飯田橋で右折し、九段下、竹橋を抜け皇居沿いを走る。
この辺りは日比谷公園でゴールする10キロの部のランナー用に1車線を割り当てている。
片側2車線でのランとなるためちょっとつまり気味だ。

日比谷公園に近づくに連れ尿意を模様するようになってきた。
前回のロスタイムをあまりにも意識しすぎたのがいけなかったのか。
日比谷公園を通り過ぎる時に覗いたら、やはりトイレ待ちの大行列が出来ていた。
とりあえず我慢しよう・・・。

昨年は10キロの伴走だったので、ここでゴールだった。
ゴール後ももっと走りたい!、せめて銀座まで・・・という思いが強かった事を思い出した。
今日はゴールの東京ビッグサイトまで走れる!

芝公園、増上寺、東京タワーを右手に最初の折り返し地点となる品川を目指す。
ここまでは5キロちょっとのフラットコースだ。
折り返し後、日比谷公園まで戻ってくると21キロ弱となる。
ハーフマラソンならこのあたりでゴールだ。
ハーフマラソンにはよく参加しているので、このあたりまでは体力的には問題無かった。

日比谷公園で右折し、有楽町駅を越え首都高をくぐると銀座となる。
ここはやはり一番華やかなエリアで、応援してくれる方も多い。
このあたりの道路は全コースの中で一番ごつごつと荒れていた。
走ってみないと気付かない発見だ。

銀座では最初の給食がある。
バナナ、プチトマト、チョコパンなどがある。
エネルギーは結構消耗しているので、なにか食べないと身体が持たない。
バナナを食べ、プチトマトより一回り大きいトマトを頬張り、チョコパンも食べた。
お昼も近くなりお腹が減ってきていたのでとてもおいしく感じた。
ちなみに給水は全コースに15箇所、給食は後半に4箇所ある。

日本橋で右折して2回目の折り返しとなる浅草を目指す。
日比谷公園手前からトイレを我慢してきたが、このあたりまでくると我慢の限界。
ということでトイレのマークのあるところで道路から脇に入った。
地下に続く階段を案内され、進んでいくとそこは東京メトロの茅場町駅のトイレだった。
幸運にも誰も並んではおらず、すぐに用を足すことが出来た。
次から次へとランナーは来るものの列が出来るほどではなかった。
身体ともにスッキリとしてコースに戻った。
ちなみに茅場町駅はだいたい23.5キロ付近だ。

多少、晴れ間も出てきて、身体も暖かくなってきた。
実は先程までまでは走っていながら、ちょっと寒いなと感じていた。

水天宮を越えて新大橋の手前で左折し少し走ると25キロの関門がある。
このあたりまでくると多少足が重く感じてきた。
あれっ、このあたりで足が重くなっちゃうのか?
多少、ペースも落ち始めてきた。

折り返しの浅草付近は賑わい、活気に溢れていた。
雷門をパスすると正面にスカイツリーとアサヒビール本社のビルが目に入ってきた。
ここで折り返しとなり、再び銀座を目指す。
浅草橋あたりまで戻るとようやく30キロとなる。
35キロの築地で家族が応援のため待ってくれている。
到着予想時間を13時10分と想定したが、ここで12時50分前でどう考えても間に合わない。
寒空の下、待たせることになってしまうが、なるべく早く到着できるようにしよう。

そしてやっと銀座に戻った。
このあたりでおおよそ34キロぐらいとなる。
自分の横にはなにやらブルーの着ぐるみを着て、走っている人がいる。
なんだかよく分からないが、かなりマッチョな感じがする大型の着ぐるみだ。
ギャラリーが応援する声で、それがディズニーアニメ『アラジン』のキャラクターであるランプの精、ジーニーであることが分かった。
いやぁ、よくやるなぁ、というか凄いよ。
よくこんなの暑そうなの着てマラソン出来るなぁ。
とはいえ、ジーニーもお疲れ気味で、ペースは遅い。
他にも、スパイダーマン、落ち武者、ウェディングカップル、男性のマリリン・モンロー等々を見かけた。
こういった仮装ランナーは見てて楽しいが、沿道からの応援を全部持って行かれているようで、ちと走りづらい。

歌舞伎座を通り過ぎるとしばらくして築地の35キロ地点となる。
ここで無事応援に駆けつけてくれたカミさんと息子に会った。
結局、予定よりも20分遅い到着となった。
予定時間よりも早くから待ってくれていたので、結構待たせちゃったことになる。
スマンのう・・・。
このあたりまでくるとかなり足が重くなっているが、笑顔で記念撮影。
終盤で疲れたところでの家族の応援はパワーとなる。
差し入れのチョコレートを口に入れて、残り7キロに向けて元気に再発進した。

この後に高低差が約7メートルの最も長い昇り坂となる佃大橋を始め、いくつかの橋のアップダウンが続く。
終盤でのダラダラと続く佃大橋の昇り坂では歩く人が続出。
走り続けているランナーは歩いている人を避けながら昇っていく。
ここには沿道がないので、一般の応援者はいないが、ボランティアの方々が声を上げて応援してくれている。
こういう声かけはありがたい。

足は重いが歩くことなく、なんとか続く朝潮大橋、春海橋をクリア。
すると38キロポイントの豊洲エリアに突入!
このあたりは再開発エリアなので、ギャラリーも多い。
そしてここが最後の給食ポイントとなる。
バナナとトマトを頬張り、先に進む。

東雲橋を渡り、39キロポイントの有明に突入。
あと3キロだ!
ただしこのあたりではかなりのペースダウンとなった。
1キロあたり8分~9分という感じだ。
40キロポイントでは最後の給水があった。
ここでもアミノバリューも飲んだ。
1日でこんなにたくさんのアミノバリューを飲んだのは前回の東京マラソン以来だ。

有明コロシアム東を左折すると41キロポイントだ。
あとちょっとだ、がんばれ、俺!
このあたりになると多少ペースが上がってきた。

やがて東京ビッグサイトのゴールが見えてきた。
前回のように最後の直線でダッシュをするような脚力は残っていないが、残る力を振り絞り精一杯走った。
そしてついにゴール!
思いっきり両手を挙げてゴールゲートをくぐり抜けた。
ネットタイムで目標の5時間は切れず、5時間8分だった。
ただし前回の東京マラソンよりはタイムは13分早い。
とは言うものの、前回はトイレでのロスタイムが大きかったので、走りそのものは前回の方が早かったかもしれない。
5キロ毎の通過タイムをみると30キロまでは今回の方がいいが、その後のペースは前回の方がいい。
特に35キロから40キロのペースダウンが大きい。
うーん、やっぱり自分の脚力はハーフマラソン慣れしているかもしれないなぁ。
ここのところ2ヶ月ぐらいは週末に20キロ走ってきたが、週に一度ではやはりダメだ。
まあ、トレーニング方法については反省点もあるが、今回も楽しんで完走出来たので良しとしよう。

ゴール後、水やアミノバリュー、バナナ、みかんをもらい、完走者向けの Finisher と書かれたバスタオルとメダルももらった。
その後、重い足を引きずり、新宿で預けた荷物をホール内で受け取る。
ボランティアの方々が近づいてくるランナーのゼッケンを確認し、手際良く荷物を持ってきてくれる。
疲れ果てた状況でこの手際良さは非常にありがたい。
今回もボランティアの方々の明るく熱心なサポートに感謝したい!
沿道の給水・給食ポイントだけでなく、荷物を預かったり、誘導したり、合間にランナーを応援したりと様々なシーンで支えてくれた。
参加ランナー3万6千人に対して、1万人のボランティアの方々がサポートしてくれたのだ。
ランナーが楽しく気持ち良く走れたのは、沿道で応援してくれた方々の声援だけでなく、ボランティアの皆さんのサポートがあったからこそだ。
東京マラソンに落選した際はボランティアとしてこの恩返しをしたいな。

ついに今年のマラソンのメインイベントが終わってしまった。
今シーズンは残すところ4月の武相マラソンのみだ。
武相はとにかくアップダウンが激しいハーフマラソン。
おまけに4月末開催ともなるとだいぶマラソンには暑い気温となる。
しばらく時間が空くが体調を落とさないように走り続けよう!
とりあえずは疲れた身体を休めるとするか。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まるで自分が走っているみたい (はせべゆうじ)
2014-03-04 14:17:18
読ませていただきました。実況放送さながらのブログ、自分が走っているようでした。フルマラソンならずとも、5時間走り続けるのが凄い。年取って、走れなくなる前に、東京マラソンは走りたいところです。
返信する
東京マラソン、走れるといいですね。高いところでしょうか (おやぢタイプ)
2014-03-04 20:53:24
はせべゆうじさん、

コメントありがとうございます!
とても充実した時間だったので、いつもより長いブログとなってしまいました。
東京マラソンは市民ランナーにとって、間違い無く楽しいひと時になると思います。
問題なのは当選倍率が高いところでしょうか。
はせべゆうじさんも当選されるといいですね。是非この楽しさを体験していただきたいです!
返信する

コメントを投稿