DANCE/HOUSE
ファンク・ダンス・ミュージックを代表するアーティスト、ナイル・ロジャース。
「おしゃれフリーク」や「グッド・タイムス」を大ヒットさせた "CHIC" の中心となるメンバーの一人であり、その後もプロデューサーとして、数々のポップ、ロックアーティストの作品を大ヒットさせた。
そのナイル・ロジャースの手がけた作品集とも言えるのが、この『エヴリバディ・ダンス!』だ。
本作は2枚組のアルバムで、1枚目は彼が在籍している "CHIC" のベスト盤、2枚目は "CHIC" がプロデュースしたアーティストの作品集となるコンピレーションとなっている。
なお、本アルバムは "CHIC" のベーシストで、盟友であるバーナード・エドワーズに捧げたアルバムである。
バーナードは1996年4月にナイルとともに来日しライブを行った後、そのまま癌のため日本で亡くなった。
今年はエドワードの没後15周年ということになるのだ。
実はナイル自身も昨年、前立腺癌との診断を受け、今年初めに手術を行っている。
このアルバムがリリースされた4月には、来日し"ナイル・ロジャース & CHIC"として、ブルーノート東京でライブも行っている。
来日当時、日本のTVの音楽番組や情報番組に精力的に出演していたので、ご覧になった方も多いかも知れない。
とても4ヶ月程前に癌の手術をしたとは思えないくらい元気そうだった。
ナイルは派手なギターソロを弾くことはないが、職人技とも言えるそのコード・カッティングはとにかくクールでカッコいい!
シャリシャリとした金属的な音が、聴いていてとても心地よいのだ。
さて、"CHIC" のベスト盤となっている Disk 1 には「おしゃれフリーク」、「グッド・タイムス」、「ダンス・ダンス・ダンス」など、お馴染みの大ヒット曲が収録されている。
"CHIC"の音楽の魅力はソウルフルで思わず体が動き出すような躍動感のあるリズムだ。
このリズムを支えているのが、ベースのバーナード・エドワーズのファンキーでノリのいいベースと、トニー・トンプソンのパワフルなドラム、そしてナイルの切れのいいコード・カッティングだ。
あらためて "CHIC" を聞きなおすとバーナードのベースラインがクールで、非常に印象的だ。
決してナイルだけで成立しているサウンドではないのだ。
流石に80年代のディスコブームを牽引したバンドだと改めて実感した。
ただ、"CHIC"のベスト盤は何枚かリリースされているので、正直、目新しい感じはあまりしない。
しかし Disk 2 のコンピレーションが実に興味深い。
収録されている曲は以下の通りだ。
1. ライク・ア・ヴァージン / マドンナ
2. レッツ・ダンス / デヴィッド・ボウイ
3. アップサイド・ダウン / ダイアナ・ロス
4. ウィ・アー・ファミリー / シスター・スレッジ
5. ノトーリアス / デュラン・デュラン
6. マテリアル・ガール / マドンナ
7. レイ・ユア・ハンズ / トンプソン・ツインズ
8. ロスト・イン・ミュージック / シスター・スレッジ
9. アイム・カミング・アウト / ダイアナ・ロス
10. シンキング・オブ・ユー / シスター・スレッジ
11. L・イズ・フォー・ラヴァー / アル・ジャロウ
12. グレイテスト・ダンサー / シスター・スレッジ
13. カミング・トゥ・アメリカ / システム
14. フランキー / シスター・スレッジ
15. ローム / B-52’S
16. ダンシング・イン・ザ・ストリート / デヴィッド・ボウイ&ミック・ジャガー
17. アイ・ウォナ・ダンス / シック・アンド・クール&ザ・ギャング
こりゃ、すごい!
ビッグネームの大ヒット曲ばかりではないか!
これを"CHIC"として、ナイルやバーナードなどがプロデュースしていた訳だ。
マドンナやダイアナ・ロスの曲をナイルが手がけていたのは知っていた。
そもそもギターのコード・カッティングのカッコ良さは並外れてたし、ナイルの仕事だと予想がつく。
その他の曲もそう言われてみれば、ギターが印象的な曲が多い。
デヴィッド・ボウイの「レッツ・ダンス」なんて、言われてみれば確かにそうだ。
それからトンプソン・ツインズ!。
懐かしいねぇ・・・。
知っている曲は「ホールド・ミー・ナウ」と本作収録の「レイ・ユア・ハンズ」の2曲ぐらいだったけど、結構好きだったなぁ。
他にもデュラン・デュランの「ノートリアス」やデヴィッド・ボウイ&ミック・ジャガーの「ダンシング・イン・ザ・ストリート」なんて曲も、"CHIC"プロデュースだったとは!
あらためて "CHIC" の凄さを実感した。
そしてDisk 2の最後には "CHIC and COOL & THE GANG" の新曲「アイ・ウォナ・ダンス」が収録されている。
ファンにとって、これはうれしいボーナスだ。
さて、本作は日本でのみ販売されているアルバムらしい。
80年代のディスコミュージックが好きな人にはたまらない曲構成となっている。
今、聴いても気持ちのいい曲が多いので、ミドルエイジの人にはオススメ。
とにかくナイルのギターは最高です。
お気に入り度:
I WANNA DANCE (COOL & THE GANG / CHIC)
ファンク・ダンス・ミュージックを代表するアーティスト、ナイル・ロジャース。
「おしゃれフリーク」や「グッド・タイムス」を大ヒットさせた "CHIC" の中心となるメンバーの一人であり、その後もプロデューサーとして、数々のポップ、ロックアーティストの作品を大ヒットさせた。
そのナイル・ロジャースの手がけた作品集とも言えるのが、この『エヴリバディ・ダンス!』だ。
本作は2枚組のアルバムで、1枚目は彼が在籍している "CHIC" のベスト盤、2枚目は "CHIC" がプロデュースしたアーティストの作品集となるコンピレーションとなっている。
なお、本アルバムは "CHIC" のベーシストで、盟友であるバーナード・エドワーズに捧げたアルバムである。
バーナードは1996年4月にナイルとともに来日しライブを行った後、そのまま癌のため日本で亡くなった。
今年はエドワードの没後15周年ということになるのだ。
実はナイル自身も昨年、前立腺癌との診断を受け、今年初めに手術を行っている。
このアルバムがリリースされた4月には、来日し"ナイル・ロジャース & CHIC"として、ブルーノート東京でライブも行っている。
来日当時、日本のTVの音楽番組や情報番組に精力的に出演していたので、ご覧になった方も多いかも知れない。
とても4ヶ月程前に癌の手術をしたとは思えないくらい元気そうだった。
ナイルは派手なギターソロを弾くことはないが、職人技とも言えるそのコード・カッティングはとにかくクールでカッコいい!
シャリシャリとした金属的な音が、聴いていてとても心地よいのだ。
さて、"CHIC" のベスト盤となっている Disk 1 には「おしゃれフリーク」、「グッド・タイムス」、「ダンス・ダンス・ダンス」など、お馴染みの大ヒット曲が収録されている。
"CHIC"の音楽の魅力はソウルフルで思わず体が動き出すような躍動感のあるリズムだ。
このリズムを支えているのが、ベースのバーナード・エドワーズのファンキーでノリのいいベースと、トニー・トンプソンのパワフルなドラム、そしてナイルの切れのいいコード・カッティングだ。
あらためて "CHIC" を聞きなおすとバーナードのベースラインがクールで、非常に印象的だ。
決してナイルだけで成立しているサウンドではないのだ。
流石に80年代のディスコブームを牽引したバンドだと改めて実感した。
ただ、"CHIC"のベスト盤は何枚かリリースされているので、正直、目新しい感じはあまりしない。
しかし Disk 2 のコンピレーションが実に興味深い。
収録されている曲は以下の通りだ。
1. ライク・ア・ヴァージン / マドンナ
2. レッツ・ダンス / デヴィッド・ボウイ
3. アップサイド・ダウン / ダイアナ・ロス
4. ウィ・アー・ファミリー / シスター・スレッジ
5. ノトーリアス / デュラン・デュラン
6. マテリアル・ガール / マドンナ
7. レイ・ユア・ハンズ / トンプソン・ツインズ
8. ロスト・イン・ミュージック / シスター・スレッジ
9. アイム・カミング・アウト / ダイアナ・ロス
10. シンキング・オブ・ユー / シスター・スレッジ
11. L・イズ・フォー・ラヴァー / アル・ジャロウ
12. グレイテスト・ダンサー / シスター・スレッジ
13. カミング・トゥ・アメリカ / システム
14. フランキー / シスター・スレッジ
15. ローム / B-52’S
16. ダンシング・イン・ザ・ストリート / デヴィッド・ボウイ&ミック・ジャガー
17. アイ・ウォナ・ダンス / シック・アンド・クール&ザ・ギャング
こりゃ、すごい!
ビッグネームの大ヒット曲ばかりではないか!
これを"CHIC"として、ナイルやバーナードなどがプロデュースしていた訳だ。
マドンナやダイアナ・ロスの曲をナイルが手がけていたのは知っていた。
そもそもギターのコード・カッティングのカッコ良さは並外れてたし、ナイルの仕事だと予想がつく。
その他の曲もそう言われてみれば、ギターが印象的な曲が多い。
デヴィッド・ボウイの「レッツ・ダンス」なんて、言われてみれば確かにそうだ。
それからトンプソン・ツインズ!。
懐かしいねぇ・・・。
知っている曲は「ホールド・ミー・ナウ」と本作収録の「レイ・ユア・ハンズ」の2曲ぐらいだったけど、結構好きだったなぁ。
他にもデュラン・デュランの「ノートリアス」やデヴィッド・ボウイ&ミック・ジャガーの「ダンシング・イン・ザ・ストリート」なんて曲も、"CHIC"プロデュースだったとは!
あらためて "CHIC" の凄さを実感した。
そしてDisk 2の最後には "CHIC and COOL & THE GANG" の新曲「アイ・ウォナ・ダンス」が収録されている。
ファンにとって、これはうれしいボーナスだ。
さて、本作は日本でのみ販売されているアルバムらしい。
80年代のディスコミュージックが好きな人にはたまらない曲構成となっている。
今、聴いても気持ちのいい曲が多いので、ミドルエイジの人にはオススメ。
とにかくナイルのギターは最高です。
お気に入り度:
I WANNA DANCE (COOL & THE GANG / CHIC)
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