おやぢタイプ

音楽とマラソンと、時々、映画と府中

祝!ハービー・ハンコック! グラミー賞最優秀アルバム賞受賞!

2008-02-11 18:52:57 | Music
ハービー・ハンコックのRIVER the joni lettersが2008年グラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞した!
ジャズ・アーティストがこの賞を受賞するのは1964年のスタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルトの『Getz/Gilberto』以来で、実に43年ぶりの快挙だ。

今日は祭日だったので、午前中からWOWWOWの生放送で授賞式を観ていた。
大方の予想ではカニエ・ウェスト有力だったが、エイミー・ワインハウスが最優秀新人賞、最優秀楽曲賞、最優秀レコード賞など他の主要3部門を受賞していて、流れが彼女に引き寄せられていた。
個人的にはハービー・ハンコックのノミネートされたこのアルバムは自分のお気に入りアルバムだったので、彼を応援していた。
しかしゲストで出演していた現地の音楽マスコミの予想は、カニエかエイミーかで、ハンコックの受賞はまず無いと断言する始末。
ちょっと肩を落としながら、すっかり太ってしまったプレゼンテーターのクインシー・ジョーンズが読み上げる受賞者名を聴いた。
「River the joni letter, Herbbie Hancock」!
やったぜ!ハービー! 思わず"Yes! Yes!! Yes!!!"とガッツポーズ。
劇的で非常に感激した瞬間だった。
WOWWOWのスタジオで中継していた人々は全く腑に落ちない様子だった。
「ビッグネームだから・・・」とか「政治力かな・・・」とか、「功労者だから・・・」とか言ってたが、僕に言わせりゃ、的外れもいいとこだ。
だいたいあなた方、ハービーのこのアルバム聴いたことあるの?
ジャズ・アーティストが受賞した事は確かに意外かも知れないが、このアルバムは純粋に素晴らしいアルバムなんだから。
まあジャズをあまり聴かない人にはこの良さは伝わらないかもしれないけど・・・。
なんて、一人で憤慨していた。

まあそんな事はさておき、ハービー、記念すべき第50回のグラミー賞での最優秀アルバム賞受賞、おめでとうございます。
ハービー・ハンコック・ファンとして、ジャズ・ファンとして非常に嬉しい限りです。

受賞シーンは放送されなかったものの、他にチャカ・カーンの『FUNK THIS』が、最優秀R&Bアルバム賞を受賞した。
こちらも一押しの一枚だっただけに非常にうれしかった。

それから期待された大トリのパフォーマンス。
ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムとスリラー25周年で今月記念アルバムをリリースするマイケル・ジャクソンが出てくるハズだった。
ところが結局、マイケルは出てこず、ウィルがステージ上一人でラップをしたのみだった。
マイケルはリハーサルには来ていたという話だったが、非常に残念な話だ。
ウィルがちょっと気の毒だった。
マイケルにとっても久々の晴れ舞台で、アルバム・プロモーションの良い機会だったハズなのに一体どうしたんだろう。
ちょっと消化不良ぎみだったが、その後にハービーの受賞発表があって終わったので帳消しかな。

とはいえ、今年も結構楽しめました。
来年もまたいい音楽といいパフォーマンスを観れることを期待してます。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (つみき)
2008-02-12 03:34:20
http://blog.oricon.co.jp/taiyo

この人も同じ意見でした。私も同感で、WOWWOWも変な男(こいつが何も解っていない)とAIというどう逆立ちしてもグラミーを生涯取れない歌手と、土屋アンナというただ呼ばれて来てます。みたいな存在理由のない自称歌手、、、最悪の顔触れで、よくもあれだけのデタラメを言ったもんだと思います。
返信する
確かにがっかりのコメントでした。 (おやぢタイプ)
2008-02-12 23:50:30
なぜまずハービーにおめでとう!と言えなかったのか、よく理解出来ませんでしたね。
マイルスもコルトレーンも成し遂げられなかった快挙です。
大胆に慣習を打ち破ったアカデミーの審査員に拍手を贈りたいです。
返信する

コメントを投稿