ニュージーランド・ラグビー:オフ・ザ・ピッチ

ラグビー王国からのそのまんまレポート。子どもラグビーからオールブラックスまで、見たこと感じたことをお送りしています。

スーパー14第1週

2006-02-14 | スーパー14
スーパー14の第1週が終わり(日本語だと第1節でしたっけ?どーも素人には言い慣れないので、週にしときます。英語でも「ラウンド1」なので「第1節」なんですよね)、出揃った結果をちょっと振り返ってみましょう。

【ハリケーンズ対ブルース】 37:19
ハリケーンズの勝利は個人的には織り込み済みだったのですが、ここまで点差が開くとは! 彼らの実力が予想以上に発揮できたのと、ブルースのこなれ具合が予想以上に悪かった結果でしょうか。ブルースがここまで雨に弱いというのも意外。ケガ人続出も心配。(アンガス・マクドナルドも!)
ハリケーンズ優勝の予感♪ 
この1戦はコチラコチラでもどうぞ。

【クルセイダーズ対ハイランダーズ】 38:15
NPCのカンタベリー対オタゴでの見事なオタゴ勝利の余勢を買って、
「けっこう面白い試合になるのでは?」
と期待してましたが、実際はレベルの差が歴然でした。カンタベリーはアンドリュー・マーテンズとジャスティン・マーシャルからの世代交代なんて話を持ち出すまでもなく、穴はとっくに埋まっていて淡々と試合をこなしていました。伝統の力、選手の厚み、優れたコーチ、一枚板ぶりはさすが。

【シャークス対チーフス】 30:21
去年最下位つまり12位だったシャークス。南アフリカまで遠征したチーフスにとっちゃぁ、
「ちょいと肩ならし?」
と思いきや、
なーんとなんと、そこにはスプリングボックスの王子様パーシー・モンゴメリーが!
見慣れないジャージで立ちはだかっているじゃあ、あーりませんか?
「しかも10番?なぬ?パーシーと言えば15番じゃないのぉ@@」

彼は普段、フランスでプレーしており、国代表の時だけ帰ってきていたそうですが、元々弱い南アフリカのそのまた一番弱~いシャークスたっての願いで、とうとう帰ってきてくれたんだそうです。いかにも女の子がキャーキャー騒ぎそうな、トレードマークのサラサラの金髪をピシっと切ってエラく精悍(これもキャーキャー´。`?)

トライもキックもしっかり決めて、まるですべてが彼のためにお膳立てされていたよう。
30点中25点を彼ひとりで稼ぎ出し@@、久々の勝利にシャークスの選手はもう涙目TT
彼らの本拠地に(どこかな?)、パーシーの銅像が建ちそう´▽`
こんな大活躍、女の子だけじゃなく、みんなでキャーキャー?

王子様1人にいいようにされてしまった、つわもの揃いのはずのチーフス。
彼ららしく崩れると、もー早いこと、早いこと。
「当たっても砕けない?」で夫が、
「やばいんじゃない、チーフス。いきなり負けたら、今シーズン、ドドドドォっと崩れそう。」
と心配していたことが、まさに現実に!

ハンドリング・エラー続出、キックは決まらないし、危険なプレーで「はい、ペナルティー!」
そのたびにパーシーが確実に得点を積み重ね、もう最後は自暴自棄?!
「Very Chiefs! (とってもチーフス!)」
と感心してしまうほど、予想通りのメルトダウンぶり´。`A
テレビのアナウンサーも新聞の解説も、
“silly” “silly” “silly” “silly”・・・
の大連発。そんな~=3

移籍したばかりのミルズ・ムリアイナが後悔してないといいけど。(って彼も今ひとつでしたが)
バイロン・ケラハも、シオネ・ラウアキも危険なタックルがあり、オールブラックスの面々も
グ~ラグラ >_<
これが初戦、大丈夫かなぁ?

【ワラタス対レッズ】 16:12
点差が大きく開くゲームばかりだった中で、唯一接戦となった1試合。
「もしかしたらレッズが!?」
と期待させられ、手に汗握る場面もあってよかったです♪ レッズのキッカーは前回のワールドカップでイングランドのジョニー・ウィルキンソンと堂々蹴りあったエルトン・フラッタリー♪(惚)
しかし、レッズは早くもキャプテンをケガで失うなど、多難な船出。エルトンもケガしてましたしね。ワラタスは何人ものワラビーズが新設のフォースに流出したりして、それはそれで苦しいところ。スーパー12から14になったツケを感じる1戦でした。がんばれ、エルトン!

と、意外にもシャークスの話がこ~んなに長くなってしまいました。やっぱりラグビーって面白い♪