●ロッテ2-3中日○ 交流戦に入り2連勝で、ようやくの貯金生活です。
ここ数年、開幕直後はあまり調子が出ないドラゴンズだが、今年は例年以上に状態が悪く、交流戦に入り、落ち込むのではないかと思っていただけに、敵地での2連勝は想定外でした。
ドラゴンズの場合、①チームの方針?でもともと交流戦に照準を合わせていない(交流戦までがオープン戦のような感じ=今季の戦力の見極めの場で、それ以降が本格的な勝負の時期という位置づけ、交流戦が終わるまでは、勝率5割前後の事が多い)、②選手層が微妙に薄いので、DH制を基本的に苦手としている・・・などの理由で、交流戦優勝などという事は、個人的に期待はしていない。また、今季に関しては、セリーグのライバルと目されるチームがドラゴンズ以上にもたつきを見せているので、慌てず・騒がず交流戦終了時に5割をキープを最低限の目標にすれば良いのではないかと思う。
交流戦に入ってからのスタメンは、(遊)荒木→(二)井端→(三)森野→(左)和田→(DH)ブランコ→(右)平田→(一)グスマン→(捕)谷繁→(中)大島といった感じである。DHのブランコに関しては、今季に関しては妥当な人選であり、グスマンを一塁、守備を加味してセンターに大島、ライトに平田を起用し、その日の調子で平田⇔野本、代打に堂上剛裕、終盤の守備固めに内野が岩崎達郎、外野が英智という形のようだ。
今日の試合は、1回に2点を先制されたが、平田の2ランホームランで同点に追いつき、ブランコのソロホームランで逆転し、4回以降はネルソン→河原→三瀬→鈴木→浅尾の投手リレーで1点を守り抜き、逃げ切りった。
交流戦の2試合を終えての明るい話題といえば、外野若手枠の選手の活躍(野本・平田)がある。今季を通して考えた場合、レギュラー以外の若手選手の活躍というのは、間違いなく必要な要素であり、昨日・今日だけではなく、明日からも頑張ってもらいたいものである。
逆に気になったのは投手陣で、先発ローテーションが明らかに1・2枚足りないのと、その影響でネルソンにかなりの負担を生じさせているのが心配材料である。また、抑えの岩瀬が失敗はしていないものの、毎回冷や汗ものの投球が続いており、そろそろ配置転換の決断を迫られる時期に来たのではないかと感じている。
課題は色々とあるものの、ドラゴンズが交流戦で連勝スタートというのは、これまでの記憶ではなく、ましてや敵地での連勝スタートという事で、とりあえず気分は上々!です。
今週末に友人とナゴヤ球場で行われるウエスタンリーグのオリックス戦を見に行くことになったので、次回のドラゴンズに関する記事は、2軍戦のレポートになりそうです。 (文中 敬称略)