【Nuts or CM】 懐かしい昭和のCMの話 & TV-CM動画収集ファイルの覚書き

ちょっと懐かしいCMの話を1980年代、昭和から現在までのTV-CMを中心に回想していこうと思います

思い起こせば...

 たしか1998年の年末だっただろうか。部屋の整理をしている時だった。古いVHSのビデオテープを処分しようと思って、一応中身を確認しておこうとテープを再生したときの事だった。
 1989年頃の映像が飛び出してきて、思わず懐かしい衝撃を受けてしまった。特にTVCMの部分が私の心を動かした。そこで、何とかしてこの映像を保存しておかなくてはと思い、1999年の初めにビデオキャプチャボードを買い自宅にある数十本のVHSテープからキャプチャーを開始した。その当時のパソコンの性能(Pentium II 400MHz)からして、その作業はかなりキツかった。HDDも10GBそこそこ。キャプチャはコマが落ちたり。編集して保存するにも、圧縮するにも時間がかかり。夜な夜な砂時計と「にらめっこ」の日々は続いた。

疑惑CM・「とんねるず」とサブリミナル効果

2006年06月16日 15時42分44秒 | TVCMを懐かしむ 1.1

●出光・ダイハード 1988年 62_02.mpg

森永チョコボール・カラーボール・とんねるず

●森永チョコボール・カラーボール♪とんねるず 1994年 139_02_002.mpg

 

 TVやCMでサブリミナル効果を使用することは、効果のほどは疑問視されていますが、現在では禁止されています。禁止される以前のことなので問題ないと思いますが、(道義的には別として)「とんねるず」はTVCMにサブリミナル効果を使っていたのではないかということをワタシは疑っています。たしか、日本でサブリミナル効果というものが広く知られるようになったのは、1980年代の後半に米国でのサブリミナル効果と広告に関する特番が放送されたのがきっかけだと思います。その後、TVCMに広告のコマを割り込ませてあるのがバレバレの地方CMが登場したりしましたが、あまり出来の良くないものもありました。
 当時は気付かなかったのですが、最近になって懐かしCMをパソコンでキャプチャーし編集して保存するときに、偶然見つかったのが「出光・ダイハード」と「森永チョコボール・カラーボール」のTVCMでした。CMの先頭や最後に3フレーム(約0.1秒)ほど「とんねるず」の二人が写っています。たしかに番組からCMに画面が切り替わる時に1フレームほど割り込む事があります。それは多分東京のキー局から地方のローカル局に切り換わる際に地方CMが差し込まれるときに東京のCMのコマが割り込んでることがあります。しかし、1、2フレームがほとんどで3フレームになることはないといって良いでしょう。
 「出光…」ではバッテリーの宣伝でクルマとバッテリーしか写りません。しかし、最初の3フレームではタイヤを持った石橋貴明さんと並んで木梨憲武さんがいます。「森永…」ではCM自体「キョロちゃん」しか出演してませんが最後の3フレームでとんねるずの二人が森永のマークと一緒に写っています。ワタシはこの事に21世紀まで気が付きませんでした。結果的に秀逸なサブリミナルCMだったのではないでしょうか。
 サブリミナル効果を使って「とんねるず」が利用したのか、とんねるずの人気にCM制作会社やスポンサーがすがりついたのかそれはもう、想像の上でしか語ることは出来ないのですが、何処となくこの様な方法はワタシは「汚い」と思うのです。これは、やはり氷山の一角でしかないのでしょう。潜在意識に訴えかけるサブリミナル効果CMは正面から堂々とアピールしない姑息な手段を使っていると思うのです。その効果があるのかないのかよりも、その姿勢が許せません。こんな事を書いて段々恥ずかしくなってきましたが。恥をかくついでに「日本人の武士道にも反する!」とも言っておきましょう。


参考資料:URL(サブリミナル効果)

http://www.hss.ocha.ac.jp/psych/socpsy/akira/media/sub.htm
お茶の水女子大学 大学院人間文化研究科 坂元章

http://www.genic-net.com/103/KOUKA.html
サブリミナル効果 解説

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%b5%a5%d6%a5%ea%a5%df%a5%ca%a5%eb%b8%fa%b2%cc
Hatena::Diary::Keyword サブリミナル効果