9月12日(日)、庄原市西城公民館(13:00~14:00)において、
「常納原(つねのうばら)遺跡」の報告会が行われた。
「常納原遺跡」は、庄原市西城町八鳥(はっとり)に所在し、
約76,000?の範囲に広がり、昨年度は、庄原市教育委員会と
広島県教育事業団埋蔵文化財調査室が調査を行い、
本年度は、広島県教育事業団埋蔵文化財調査室が実施した。
本遺跡は、縄文時代から弥生時代、古墳時代の遺物が見つかり
遺構については、大正時代末から昭和時代はじめに掛けて開墾が
行われており、現在は水田として利用されている。
特に本年度の調査は著しく削平を受けていて明確な遺構
については、これからの研究が必要との説明を受けた。
昨年度の調査は、埋蔵文化財調査室では、A区で建物跡8棟と
土坑2ヶ所、B区では、建物跡2棟分と土坑、溝を20ヶ所を確認
している。
また、昨年度の庄原市教育委員会の調査では、建物跡2棟分と
墳丘を削平された周溝跡2基分を検出している。
この遺跡の特徴は、山陰地域特有の甑式土器や周辺の遺跡から
横穴墓群が見つかっていて、山陰地域との関係が考えられている。
遺跡からは、鉄鉱石や鉄滓が見つかり、6世紀後半には鉄に関する
何らかの関係が考えられる。
報告会の後に、現地の状況を伺う事ができた。
工事用の重機が入り、遺跡の状況の把握は難しかったが、
雰囲気は、感じ取る事ができた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/20/56f0006128497c6bced8598551410945.jpg)
(土師器)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/93/8314a546189fba6be03367b3f338a89f.jpg)
(鉢形土器)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/aa/eb60764d7f93640bc623be9defa9ef82.jpg)
(石核)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/b4/ccbb2134e066bdc37fb53418ac6bbfb9.jpg)
(石鏃)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/ae/399a6fcfb2f69354d3fe3e1552ceeee5.jpg)
(土師器 碗)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/c1/5b077d4c6d154b9cfeb0d1b7bdedb3b0.jpg)
(鉄鏃)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/1e/4fe6cb94d932a5b801780f78a5307141.jpg)
(鉄鉱石)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/91/8b0ba5d48e3f9b6c1438b9d092abd987.jpg)
(製塩土器と玉類)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/b6/e8f995d8196dfcab99b854c3ac02977d.jpg)
(報告会 遺跡現状)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/a2/41976e3ba9a584ca91b9d968ba0cb30f.jpg)
(遺跡の現状 南から)
「常納原(つねのうばら)遺跡」の報告会が行われた。
「常納原遺跡」は、庄原市西城町八鳥(はっとり)に所在し、
約76,000?の範囲に広がり、昨年度は、庄原市教育委員会と
広島県教育事業団埋蔵文化財調査室が調査を行い、
本年度は、広島県教育事業団埋蔵文化財調査室が実施した。
本遺跡は、縄文時代から弥生時代、古墳時代の遺物が見つかり
遺構については、大正時代末から昭和時代はじめに掛けて開墾が
行われており、現在は水田として利用されている。
特に本年度の調査は著しく削平を受けていて明確な遺構
については、これからの研究が必要との説明を受けた。
昨年度の調査は、埋蔵文化財調査室では、A区で建物跡8棟と
土坑2ヶ所、B区では、建物跡2棟分と土坑、溝を20ヶ所を確認
している。
また、昨年度の庄原市教育委員会の調査では、建物跡2棟分と
墳丘を削平された周溝跡2基分を検出している。
この遺跡の特徴は、山陰地域特有の甑式土器や周辺の遺跡から
横穴墓群が見つかっていて、山陰地域との関係が考えられている。
遺跡からは、鉄鉱石や鉄滓が見つかり、6世紀後半には鉄に関する
何らかの関係が考えられる。
報告会の後に、現地の状況を伺う事ができた。
工事用の重機が入り、遺跡の状況の把握は難しかったが、
雰囲気は、感じ取る事ができた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/20/56f0006128497c6bced8598551410945.jpg)
(土師器)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/93/8314a546189fba6be03367b3f338a89f.jpg)
(鉢形土器)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/aa/eb60764d7f93640bc623be9defa9ef82.jpg)
(石核)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/b4/ccbb2134e066bdc37fb53418ac6bbfb9.jpg)
(石鏃)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/ae/399a6fcfb2f69354d3fe3e1552ceeee5.jpg)
(土師器 碗)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/c1/5b077d4c6d154b9cfeb0d1b7bdedb3b0.jpg)
(鉄鏃)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/1e/4fe6cb94d932a5b801780f78a5307141.jpg)
(鉄鉱石)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/91/8b0ba5d48e3f9b6c1438b9d092abd987.jpg)
(製塩土器と玉類)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/b6/e8f995d8196dfcab99b854c3ac02977d.jpg)
(報告会 遺跡現状)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/a2/41976e3ba9a584ca91b9d968ba0cb30f.jpg)
(遺跡の現状 南から)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます