カタログから読み解くチューニングメニューを架空チューナとインタビュー風に
勝手に呟いてみました。
私:「どんなメニューを加えたんですか?」
H:「基本構成はF800Rをベースだからね、使えるものは使ったよ。
軽量な3番目のコンロッドを持ってるこのエンジン、けっこーいいよ。
バランサは重量とフリクションでは不利だから、あんま、好きじゃないんだけど
やっぱ、100馬力ほしいじゃん!、すっと9000回転ぐらい回したいんだよね。
だから、バランサーは外せないよね。パイプフレームに直付けだしね。
これが4発なら取っちゃうかもだけど。
んで、コンパクトな6速ミッションが備えられてて、クランクケースTOP
と一体のオープンデッキ構造のシリンダー構成なんだよ。シリンダーの真円度
からは、スズキのハヤブサやR1000なんかのシリンダーを独立させてさ、
ヘッドで挟み込む方式が精度は良いんだよね。でも手間と重量、コストも不利
だし、まぁロータックスのこのパターンはホンダもやってるし、悪くは無いよ。
私:「NUDAは、カタログスペックだけで見ると、他社のVツインなんかと
比べて、ちょっと割高な感じがしますけど・・」
H:「いや、そう言うけどさF800Rのエンジンじゃ、ハスクとしては、
味気ないわけよ。パッションがないんだよ、というかもうちょっと
バカっぽくないと、楽しく無いじゃん、だからさ、この3つはやっぱ、
ハスクとしては譲れない魂なわけよ。
一番金もかかるけど、でなきゃハスクとは認められないね。
だから、まずトラクションの掛る「蹴り」がだせる405-315点火の45度
鍛造クランクシャフトにしたんだ、まぁ鍛造のツイストは近頃良い
加工機が有るんで、割と安く行けたよ。
(続く)
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