重症心身障害者学会で発表しました。

2019年09月26日 | 職員研修・研究発表等

9月20、21日に、第46回重症心身障害者学会が
岡山市で開催され、当デイで利用者の方に行っている、
ふれいあい遊び「舌骨山のごっくんこ」の実践に
ついて、2演題を発表してきました。

1つは、このふれあい遊び「舌骨山のごっくんこ」の
意義と実践例を複数の動画で、歌いながら舌骨下筋群
にふれていく様子を音声入りで紹介する口演発表。
2つ目は、この実践方法とふれる部位の解剖的な
位置を写真や図でポスター提示し、その効果について
職員による評価の結果を発表。


ポスター前で、発表者の丹羽と石黒

本学会では過去に3回、ふれあい体操などの発表を
行ってきました。医療関係者が多く、ひろがりの
様なデイサービス関係者は、数は少ない様ですが
次第に、重症児とのかかわり方といった面の演題
が増えている感がありました。
その意味で、この「舌骨山のごっくんこ」は、
一部の方からは、関心がもたれ、動画やポスター
をじっくり見ていく方、質問者がいました。

なお、HPの「ふれあい体操とは」のページに
発表の一部を掲載しています。

ところで、帰りの岡山駅で偶然、写真のようなピンク
の新幹線を見ました。すでに昨年から「ハローキティ
新幹線」として走っているそうですが、ついパチリ!



JRによるとデザインは、「地域を『つなぐ』『結ぶ』」
という思いを込めたという「リボン」がモチーフになって
おり、リボンでたくさんの人をつないで”笑顔”を増やして
いこう、というものとのこと。

ひろがりの活動も、地域の重い障害の子どもとつながり、
笑顔を増やしていくことです。何んだか同じ思い・・・を
感じました。

今後もこのような思いを込めた、ひろがりの活動を
本学会等で発信していきたいと考えています。

 


第2回 食べる力を育む多職種勉強会 開催

2019年09月26日 | 職員研修・研究発表等

9月14日 第2回食べる力を育む多職種勉強会を
ウイル愛知でスタッフを含め、30人が参加して
開催しました。

最初の課題は、お子さまの食形態の選択について
モデル例の映像を見ながら、家庭や学校、医療機関、
デイなどでの対応について5グループに分かれ、意見
交換をしました。

2つめの課題として、1年生のお子さんが哺乳瓶から
なかなか脱却できない例について、やはりグループで
打開策を話し合いました。
これらは、単純に解決策がある訳ではないので、
最後に各グループで出された意見を、全員で共有し
それぞれの現場での対応に活かす方向で、議論を締め
くくりました

参加者からは、一つの事例を見ても、自分とは異なる
視点があり、職種の違う人たちの意見を聞くことが
大切と思いました。2事例について議論ができて、
充実してました。多職種から様々なアプローチ法が
あることを学べました。

といった感想が複数ありました。

今回は、土曜日の午後の開催であったため、仕事中の
方もいて参加できなかった方もいました。今後は
開催時間については、検討したいと考えています。
3回目については、当HPに案内を掲載する予定です。

ご参加 ありがとうございました。