第14回 ふれあい体操研修会

2014年09月13日 | ふれあい体操研修会

 今年も 8月30日(土)に 大府市勤労文化会館にて
 約70名の参加で ふれあい体操研修会が行われました。
 今回は、生活介護、デイサービス、就学前施設の方などの割合が多く、また、県外からも大勢参加いただきました。
 
 今年は、ふれあい体操を作った当時、M養護学校に通学していた児童で、
 丹羽、武井の授業を受けていた方2名も久しぶりに参加してくれました。
 また、ひろがりの重症児デイサービス「子育ち デイ ひろがり」に通所
 している子が4名、モデルとして協力してくださいました。

 午前中は、6班に分かれ、モデルの親子も一組ずつ班に入って
 一緒にお話を聞き、実際に体験しました。             

 午後からは、ふれあい体操をつくった思いやねらい、特徴などを
 丹羽が、主に子育て(教育)、認識、ふれる、生活という面から語り
 武井が、主に音楽や歌の面から語りました。
 実技では、ふれあいリラックス体操、ふれっ手体操、ふれ足体操、顔遊び体操の
 4つをお互いに体験しました。

 大切なことは、子どもが自分やまわりに気がつくこと、ふれられた自分の身体部位の
 感じをよく感じ取ること、ふれてきた手に気づき、そのものの感じを受けとめること・・・

 わからない身体は、動かせない
 あいまいな身体は、あいまいにしか動かせない
 偏って認識している身体は、偏ってしか動かせない

 障がい児だからできない、わからないのではなく、
 経験が不足しているから、それしか知らないから、偏ってしか認識していないから
 まだ知らない、育っていない、教えられていない
 ことがいっぱいあるんだ とうこと・・・・

 楽しい、気持ちいい、楽だ、おもしろい・・・・という経験を
 繰り返していくことで、蓄積され、わかっていく、育っていく部分がきわめて大きい・・・
 (ふれあい体操は、静的弛緩誘導法の考え方と進め方をもとにしています)
 
 そのように、のりづけしていくのに、音楽が大きな役割を果たしているということ・・・
 などなど、たくさん学び、体験しました

 最後に、おいしいシュークリームと飲み物のおやつをいただきながら
 各班で感想や意見、質疑の時間がありました。
 あま~いおいしいおやつを食べながら、どの班も話が盛り上がっていましたよ
                      

  参加者の感想の一部を紹介します
  ・同じようにふれているつもりでも、自分の意識の持ち方次第で全然違う感じを相手に与えてしまう
   ことを体験し、子どもに行う時の自分の意識に気をつけたいと思いました
  ・ふれあい体操を実際にしてもらうことで、子どもさんの気持ちが少しわかりました。ていねいに、大切にふれさせてもらい
   教えてもらうつもりでやりたいと思いました。
  ・なれあい体操になってしまっていたと反省しました。職場へ帰ったら、しっか同僚にも伝えていきたいと思いました。
  ・9月からパラグアイで教えます。ふれあい体操をスペイン語で伝えたいと思いますので、大変ありがたかったです
  ・今日習ったことを、お子さんにしっかりやりたい。また、ママたちにも伝えたい。
  ・体操という名前がついているが、実は「頭の体操」であり、自分で自分の身体や心をコントロールしていくための
   お手伝い、支援なんだと少しわかった
  ・とにかく実体験でふれてもらい、とても気持ちよくて眠りかけました。こんなに気もちがいいのだから
   子どもたちにもいっぱい歌いかけながらふれあい体操をしていきたいと思います
  ・・・・・・・

    モデルとして参加してくれた6組の親子のみなさんありがとうございました。
    また、参加者のみなさん、ありがとうございました。
    各職場で、活用されていることと思います。また、様子などお知らせいただけると
    とてもうれしいです