第1回 食べる力を育む多職種勉強会 開催

2019年07月19日 | 食べる力を育てる研修会

 ろがり主催の「食べる力を育む多職種勉強会」の第1回を
7月18日 金山駅前の名古屋都市センタービルで開催
しました。

 の会は、障害の重い子どもの食べる力を育てるために
様々な職種がそれぞれの立場での実践的、具体的な進め方
などを話し合い、情報交換をすることと事例研究を目的に、発足した
会で、教師、看護師、歯科医、歯科衛生士、ST、施設職員
など22名が参加しました。

 回は、ひろがりSTの藤山の司会で、丹羽から、ひろがりに
訪れた、離乳が進まない染色体異常の2歳児の母親の相談事例
が映像も含め提示され、初回時、どのような情報収集が必要か
などについて、意見を出し合いました。

 いで、様々な立場から多くの意見が出されたのをもとに、
グループワークで、その子どもへのアプロ―チや母親に
どのような指導をしたらよいか、などを話し合いました。

 羽から、この子どもが体に触れられるのを嫌がると
の情報を聞いていたので、まず足湯に両足をつけてみました。
すると気持ちよさそうな表情になり、こころも身体もリラックスし
抱かれても嫌がらなくなり、顔に触れる体操などもできました。
その後、少量のペースト食を少しずつ受け入れる状況が提示され
たという、初回時のアプローチの1例が紹介されました。

「食べる力を育む」ためには、機能や食べる時だけではなく、
本人の「思い」「からだ」「関係性」「育ってきた過程」
など全体像からみていく必要性が話し合われました。

 日夜のため、約2時間という短い時間でしたが、
異なる職種、子どもに接する立場の違う方々との意見
交換が活発に行われました。

 参加者の希望をお聞きしながら今後、定期的に開催
する予定で検討していきます。