根っこと葉っぱ。

一日一肥やし。

ようやくオーリンゲン突入

2005年07月26日 | 日記
腰痛い。
昨日飛行機で13時間座り、今日既に8時間くらいは座椅子に座って作業してる気がする。
腰痛めるって!この年で腰痛持ちか~。(泣)

そんなこんなでオーリンゲンに突入。

7/18(Mon)
オーリンゲン1回目(大会開始2日目)
小学校のような施設に泊まった。
寝袋は現地購入予定で昨日買えなかったため廊下にあるソファで寝た。
ちょっと寒いけどまぁ寝れた。
昨日電車の中で拝借した食料(サービスで置いてあった)を朝飯にしていると、
日本チームと同じ部屋(教室)のおじさんがテーブルにやってきた。
あんたらのリーダーは誰かと聞かれる。(その場にいたのは女子4人くらい)
答える間もなくおじさんは真っ赤な顔をして話し始める。

開口一番「It's terrible!」

とりあえず内容は
「朝5時に起きてドアをあけたり閉めたり音がうるさくて眠れやしない。まったく恐ろしい。」
てな感じでした。
日本メンバーは昨夜10時過ぎに到着して、自分の寝床を確保したり明日の計画を立てたりしてて
準備や荷物整理が全然できていないまま寝ためスタートの早い人は
早めに起きて準備せざるをえなかったのですね。
でも確かにうるさくして眠れなくしたのはこっちが悪い。
のでとりあえずみんなで
「Sorry」
と平謝り。
おじさんは何も言わず行ってしまわれた。
怖かった…。めっちゃ怖かった。
ごめんなさいおじさんー。

とりあえず出発。

初オーリンゲン会場。
大きい!テントいっぱい!
なぜか各クラブや国の旗もいっぱい掲げられてる!(後で理由分かる)
そして噂のゴールレーン!
なんか見たことある。いくつもに分かれたゴールレーン。
全部で7,8個あると思われる。

きょろきょろしながらスタートへ向かう。
途中、SIクリアーする場所で一緒に向かっていた上○がスタッフに呼び止められる。
何かと思いきや、スタッフの方が彼の下トリムの少し穴の開いた部分を
わざわざテーピングテープで塞いでくれているではありませんか。
すっげ~~!!
すごいサービス!!感動!
どうやら穴塞ぎ専用係りがおられるようだ。
そんな所にまで人がさけるオーリンゲンってつくづく国をあげた大会なんだなと実感した。
大規模な大会に大量に費やされる人と時間。
世界中から老若男女みんな集まるはずだ。
色んなことに圧倒されながらもスタート。

リレーの時にやった足が治るはずもなくあまり走ることは無理せず
ゆっくりいろいろ見ながら回るつもりだった。
地図見てびっくり。
青い青い
見事に湿地ばっかりだ。
コース自体はそんなに難しくないけど、アップがなく微地形なため
アタックが難しい。曖昧なまま進む。

D20 4100m ↑? タイム82:12

地図青いんだけど実際その湿地と白い山の部分との境目が非常に分かりづらい。
日本の湿地のイメージと違って
スウェーデンの湿地には普通に木が生え育っているから。
地面を踏んでみてぐにゅっとはまって初めて湿地と分かる場所もしばしば。
松の木も多くて切ると痛い。
あと根っこから抜けた倒木が非常に多くて(スイスではこれは黒×で表記されてた)困った。
でも岩の表記はスイスと違ってチェックにできた。
ハッチ表記部分の木も割りと背が高くて視界が悪いレベル。
土はとても軟らか。

本日収集した情報はそんな感じでした。
それにしても山の中本当に人多い!
常に人がいて常に走っててたまにつぼってる人いる。
たまにちっちゃい子に出会い、たまにぜーぜー言いながら地図見てるおじいちゃんに出会う。
でもみんな真剣だ。
ゴールレーンはうっかりレーンを間違えそうになる。
あれは目立つわね~。おもしろかった。

ゴールする頃には会場にわんさか人が集まってて、
自分たちの荷物の場所がどこだか分からなくなる。
なるほど、だからみんな自分たちのシートの場所に目印になる高い旗を掲げるんだと納得。

出店もいっぱい出てて、演奏してるおじちゃんグループもいた。
なんてにぎやか♪
お祭り雰囲気満点で面白かった。
そしてそのお祭りの中心はオリエンテーリングという所がまた不思議でたまらない。

お土産の海外トリム(タイトスーツ)を購入。
いやこれかっこいいわ~。

7/19(Tue)
休養日。
実は移動日の寒さにやられたせいかJWOC終わって気が抜けたのか知らんけど
カゼ引いて体調崩してた。
だるい。頭痛い。熱っぽい。気持ち悪い。
なもんだからゆ○けるに貰った漢方薬飲んでみ○チャンの寝袋を借りて1日中夢の世界をさ迷ってた。
いい休養になりました。

隣町でスプリントレースあったらしいけど見にいけなかった。
エアーマットで寝てたもんだから腰が痛い。
夜には復活!

7/20(Wed)
2回目。
なんか愛知のような二子のようなテレインだった。
地形がハッキリしてて久しぶりに日本的。
しかも1→2→3→4と嫌がらせのようなロングレッグが立て続けにあった後
5→9までショートレッグ連発。
4ポまでは気を抜かずに行こう~と息巻いて走り出したけど
7ポで気を抜いてしまったのかアタックでミスってつぼる。
最後まで気を抜いちゃいけません。

夕飯は施設内のキッチンを借りて持ち寄った日本食と買ってきたチキンを食す。
久々の味噌汁に感激。美味い!
やはりこれに勝るものなし。


~はいカット~

ぐあぁもうだめ!腰痛すぎ!これマジでやばいかもしれん。
どうしよー。明日発表もあるのに何もしてないよー。
1時間くらい寝て復活します絶対します負けない海苔!

おやすみなさい。。雨降ってるー台風来るよ



まだまだ続く。

2005年07月26日 | 日記
ML流す前にここに書きとめようと思ったのに終わらんてどゆこと。
しょうがない~。ほわぁ~。

続き。

7/14(Fri)
休養日。体調が最悪。でも薬飲んで回復。
寝ててもネガティブに腐りそうだったので
気晴らしにロカルノの山にリフトで登りに行く。
きれいだった~高い!高い!やっほ~。
んでもって山の上で昼寝してた。
山の上でラザニアを食す。
スイスに来てからはまったラザニア。
めっちゃ美味い。

ちょいと疲れて帰ってきてお土産のワイン買った。
チーズは腐るので買えなかった。残念。
なんたって白ワインが美味いっぽい。
白ワインを大小2本と赤ワインとロゼワインと1本ずつ買った。
帰りの荷物重そうだ。入るかなぁ。

夕方ネットしに行くも人がいっぱいで使えそうに無い。
待つのも疲れたので部屋に戻ってマッサージ。

泣くも笑うも明日で終わり。最終レース。
後悔の無いように、美○ちゃんにちゃんとつなげるように、確実なレースをする。

足がサンダルやけどおかしな模様になったことに気づく。

7/16(Sat)
リレー&バンケット
5200m ↑220m 2走。
実は地図がまだ手元に無いため詳しい情報が分からない。
ただ、女子は持ち時間が2人で2時間15分。
1人1時間ちょい。結構というかギリ。
自分のベストレースができてギリ間に合う感じだった。
つなぐのが私の役目だった。
1走の○んけるが安心して走ってこれるように。

結果。
全然間に合いませんでした。
85分。
ダメだったぁー…。

1ポのアタックが曖昧なまま突っ込んだ罰が当たったのか。
1ポで沢を切ろうとして着地したとき足をひねる。ごりっと音がした。
しばらく痛くて動けなかった。
でもそんなこと言ってられない。ふらふらと走り出す。
1ポは高すぎる場所まで出てしまうが何とか取る。
気持ちばかり先走って3ポノアタックもミスる。
痛みが引かない。下りのスピードが落ちるのが分かる。
焦る。焦ったままビジュアル。
その後簡単なロングレッグでそこで立て直す。

その後は淡々と回る。
激しい痛みも感じず、レースの終わり。
最後のラス前からの登りは拷問だった。
プランナーさんはサドですか。それとも運営上の都合ってやつですか。
どっちにせよあれは辛かった。

ゴールして時計を初めて見る。
ウム回避時間40分も過ぎてた。
お話にならんかった。情けなさ過ぎて涙でた。
み○ちゃんごめんー。
せっかくのリレーやったのに。
ちゃんとタッチしたかった。

その後足冷やしてすぐにトリム交換に行く。
○木さんと○橋先生はVIPレースへと出発して行き
JAPANテントには誰もいなくなる。
私はトリムの上を地元の少年と、ジャージをフランスチームの女の子と上下交換した。

誰もいなくなったテントから他のメンバーの既に交換して置いてあった
トリムとウェアが盗まれていた。
お金とかは盗まれてないのに。
なんだそりゃ。最悪だと思った。ショックでしたね。

終了後急いで帰ってシャワー浴びて浴衣に着替えた。
日本女子はマスコット状態。
どうやらみんな浴衣と扇子が珍しいらしい。
写真をいっぱい撮られる。(きっとこんなこと人生に1度きり)
暑さのため扇子で扇ぎまくっていると
「私も扇いで~~」と外国人が2,3回寄ってくる。
お酒もワイン飲んでビール飲んで飲んでいい気持ち♪
楽しかった~!○木さんも橋○先生も楽しそうだった。

そしていつの間にか寝てた。
こうしてJWOC終了。長かったような短かったような。
でもかなり充実した日々だった。
精一杯の日々だった。
かなり辛い時もあった。
でも1人じゃなかったことで頑張れたこともあった。
日本チームのみんなからの刺激と癒しがあった。
そこから見える自分の弱さ。
とても大切な時間でした。
参加できてよかったなぁ。と思う。

7/17(Sun)
スウェーデンへ移動日。
早朝○木さんと○のっちが見送りに来てくれる。
○木さんに寄せ書きを書いた日本の国旗を渡す。
本当にありがとうございました。
トレキャンから大会期間中まであなたのパワーにどれほど支えられたか分かりません。
○上さんがいなくてオフィシャルとしての責任を全部背負っているのに弱音を吐かずに頑張ってる姿。
誰よりも前向きに、選手のことを考えてくれてた。
選手が楽しめるように、安心して走れるように。
マッサージのし過ぎで両手首を痛めながらもずっとしてくれてた。
その姿勢にたくさんの元気をもらいました。
本当に感謝してもしきれないくらいです。
(こんなとこに書いても見てる訳ないんだけど書かずにいられなかったので)
私も見習おう。
○のっちと○橋先生ともお別れ。寂しい。。。
大会で会いましょう~!

んで、11人でスウェーデンへ。
まずベリンツォーナ→チューリヒ→コペン→ヨンショーピン。
てな具合で電車と飛行機に乗りっぱなし。
そして今日は日曜日。
その罠に私らは誰1人として気づいちゃいなかった。

なんとヨンショーピンから宿まで40km近くあるという話なのに
交通手段がなくなってしまった!!!
バスも電車も終わってる・・・。
8時前なのに・・・。
日曜は本当にみんな休む日らしいです。
日曜に移動するときは相当気をつけよう。
そして全員途方にくれる。
駅の中も夜中0時に閉まるようで、始発が5時後ごろ。
5時間もスウェーデンの寒空の中で締め出しをくらう羽目になってしまう。

無理!!このまま野宿なのかと
あーだこーだ対策を練っていると、バスの運転手のおじさんが通りかかる。
助けを求めるとタクシーで行ったほうがいいだとさ。
そんなお金使えないっすおじさーん!!

それでも○井さんがねばってねばって
なんとそのおじさんがわざわざミニバスを借りてきて
自らが宿まで私らを送ってくれることに!
ブラーボ~!!スウェーデン人最高!!
いい人もいるもんだ。本当にミラクル。
お礼にバスの中でみんなして折り紙でくす玉(?)を作成。
降りる時におじさんにプレゼントした。(あ○れの持ってたひまわりも一緒に)

外国の方々は本当に親切な人が多い。
私たちが右も左もわからず助けを求めるとちゃんと自分のできる限りで応えてくれる。
日本で困っている外国人がいたらできる限り親切にしようと心に決めた日だった。
合言葉は

May I help you ?

~再び~


遠征中の日記。

2005年07月26日 | 日記
~休憩終了~

7/11(Tue)
モデルイベントと開会式。
テレインARCEGNO。

モデルコースがあり、7ポまで1:15000の地図でまわった後
8,9ポ◎は翌日のミドルの縮尺に慣らすために10000で回ってくる。
3ポまではしっかり現地を地図に落としながら進む。
アタック、サムリーディングなどの基本を繰り返して、
4567とスピード出して感覚をつかむ。
そしたら4で地図読めず7でルートミス。あぁ。。
8ポはうまいこと傾斜変換を利用しつつ沢でリロケートできたからよし。
割とすっきりして明日に備える。
ここまで来たらあとはもうコンディションを整えるだけ。

夜に開会式。地元スイスの子が各国の国旗を振って登場、
そしてその旗を持って各国代表選手全員ステージの上を通る。
うーんステージの上に乗るのなんて何年ぶりだか。
なんか恥ずかしかった。
やっぱりスイスの盛り上がりようはすごかった。

その後日本チームメンバーもて○んのバースデ~だったのでお祝いにみんなでケーキを食べる。
チョコケーキおいしかった。20歳おめでとうでした。

7/12(Wed) 
ミドル予選
テレインTESSERETE 1:10000 
W20 heat1 3230m↑115m タイム52:17

JWOC初レース。
緊張したけど足は動かないわ頭は働かないわという状態ではなかった。
割といいコンディション。眠れたし。
疲れも残ってなかった。
ご飯もしっかり食べて、山の中入ってアップして水飲んだ。

今思えば…スタート前に何かいろいろと考えすぎていたかも。
あれしなきゃとかこれしなきゃとか。
注意することは簡潔にせなあかんと思った。

結果、序盤ルートで迷って、4ポで外国人に流され、5ポでデフ見忘れてアタックミス、7で逆正置してそのまま
ピークを真逆に駆け下って終了。
ミドルでは1つ大きなミスをすると致命的。だけども、
その後のレッグもタイムがいいとは言えない。
つまりはまったく歯が立たなかったという訳です。
これが現実か。実力。

自分はここに行くんやぞ!っていうイメージが足りないのが致命的。
イメージ、イマージ、想像力。
アナリシス書きまくって添削して爆睡。

C-Finalってなぁ。あぁ~。どんな舞台でもベストレース。

7/13(Thu)
ミドル決勝
テレインTAVERNE 1:10000
C-Final 2290m↑80m タイム39:33

直進・歩測と地形の読み取りがうまく頭の中に落とせたのがよかった。
が、高さのイメージは足りなかったのでちょこちょこ小さいミスを発生させる。
なのでアタック周りでミスが多かった。
レース後の後味は昨日よりさわやか。
内心ホッとする。

でも2,3キロのレースでトップと10分差か。世界の選手は速い。速すぎる。

ロングは慎重に、多少ミスっても落ち着いてまわる。

7/14(Fri)
ロング
テレインARCEGNO 1:15000
W20 6600m↑340m タイム2:38:34

2,3ポで手前の尾根に引っかかり、ロングレッグで地図の情報が頭に入らずオーバーラン、9ポでアタックをミスってビジュアルを通過した後
10ポで飛びました。それはそれは高く飛んで15分くらいミスってる。
12ポ見たんだもの。そこまではいい。(よくないけど)
そこからアタックしなおしたら右へ行き過ぎてまったくどこか分からなくなる。
イッツアナザーワールド。
ビジュアル後ということもあるけど集中力が限界だったらしい。
体力がなさすぎた。情けない~。くやしすぎる。

そのごもちょこちょこやって第2ビジュアルを遅れて通り、
最後のループでまたドカンと飛ぶ。よく飛ぶ。
等高線を読まず道ばかりに目が行ったために、道走りで現在地ロスト。
リロケートも見ている範囲が狭いため時間がかかった。
もうさっさとレース終わりたい。本気でそう思った。
結果規定時間オーバー。失格と同じ。
自分の力の無さを痛いほど突きつけられる。

この距離とアップと難易度のコースを集中力を保ち続けて回ってこれるようになるまでは、
何が何でも走って体力集中力付ける!!
長距離レースをこなす!!
もう次はこんな思いしたくない!

リレーのミーティングをした。
スイスに来てすぐにリレーチーム編成の組直しが決まってた。
大会の成績を加味して決め直そうと。
その方がみんな自信持って走れていいレースができるだろうと思った。
距離的にもロングの成績を見て決め直した方がいいと提案した。

はっきり言ってロングでこれだけ走りきれなかった私は
Aチームで5.2キロのレースをつなぐ自信が無かった。
ごめんなさい。弱弱です。
でも最後のレース。なんとかいいレースをしたい。
どうしよう。

疲れ果てて爆睡。


~腰痛いので少し休憩~