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ちゃげMamaちゃげ日記

Tanzania→Norway→Japan→and next?
2人育児にてんてこまい!何事も中途半端アラサー主婦物語

ムガンガ

2010-11-30 | Tanzania Life

えぇ、またUchawi関係のお話ですが、何か。
以下は友達から聞いたお話。残しておきたいのでここに書いておくだけ~


ムガンガは何か。そう、そう、前も書いたかもしれないけど「伝統医師」のこと。
ここタンザニアではまだまだ普通の「医師」より「伝統医師」の方が指示を受ける率が高い。
特にマサシのある南東部ではムガンガの話はごく普通。
例えば隣のママが左足を痛め、パンパンに腫れ上がっていた時のこと。
ちゃ「ママ、そりゃまずいよ、明日病院いってきなよ」
マ「大丈夫、近くのムガンガに診て貰うから。
  病院なんて待たされるだけ待たされて、診察料も高いし嫌よ。」
ちゃ「えー、大丈夫なの?」
・・・翌日・・・
ちゃ「あら、腫れはどうなったの?」
マ「昨日言った通り、ムガンガのところに行ったわ。ここと、ここ(傷口を指しながら)ナイフで腫れてるとこ切ってもらったら
  黒い血がどっぷり出て、で、ほら、この通り腫れもひいたし治ったわよ」
ちゃ「それって麻酔は?」
マ「無いわよ」
ちゃ「あんなに大きく腫れていたのに・・・」

 

また別の友達の話。
友「ちゃげ、咳止まらないから明日ムガンガのとこいってくるよ」
ちゃ「何をするの?」
友「喉ちんこを切ってもらうんだ。ほら、見て、長いから切ってもらわないとダメなんだよ」
ちゃ「はぁ?そんなんで咳止まるわけないじゃん。それに喉ちんこ切るって。。ちょいと、やめなよ兄貴。死ぬよ」
友「大丈夫。明日行ってきたら見せるからまたおいでよ」
・・・翌日・・・
友「ちゃげ、ほら見て」
ちゃ「どれ?うわー本当だ!!短くなってる!!・・・何で切ったの?(恐る恐る聞いてみた)」
友「剃刀の刃だよ」
ちゃ「・・あ・・そうですか」

と、こんな感じ。2つ目の喉ちんこを切る話は結構普通のことらしく、病院でやってくれないから
ムガンガに診てもらい切って貰う方が確実で早くて安くて安全という話も聞く。
この喉ちんこ切りについて詳しく聞いたところ、本当に一瞬で切ってしまうわけだけど
(スパッと切って、切った喉ちんこを外に出す感じ)
万が一ムガンガが間違って切った喉ちんこを体内に残してしまった場合、患者は死んでしまうらしい。
本当、これ大丈夫なのが恐ろしいな。

ムガンガについては以下こんなのを聞きました。
・ムガンガは鶏をチンジャし、マジナイを唱え、その血を飲む。
・伝統的な薬はあるのは確かだけど、その効果を得るためには、例えば夜中にお墓にいって棺桶からお骨を取る、とか命令される。とにかく効果を得るためには相当大変らしい。
・好きな女の子にホレ薬を飲ませたい場合、彼女の髪の毛と爪を持ってこいと言われる。
でも、女の子は本人のことを好きではない。髪はなんとかなりそうだけど、どうやって爪を持ってくる?
・患者が外国人なら尚更。効果を出すために、夜中海に行って一人で泳がなくてはならない、などなど。

 

またこれらがウチャウイパワー↓
・ニゥンゴ(お米に混ざっている石をとるザルのこと)が空飛んでそれに人間を100人乗っけて飛ばす。
・最近ので噂で持ち越したのは、ムトワラである白人が呪をかけられた話。
その白人は気づいたらヤシの木(相当高い)の上で寝ていたんだとか、これよくある呪術のお話。
まぁ、日本でも陰陽師あら霊のうし?やらいるし、世界では人間の力を越えた何かがあるんだよね。


実は隣のお父さんのお兄さんはムガンガであることを先日知った。
結構身近にいるもんですな。
(カンズーは普通は白いのを着る。だけど、彼は赤色のカンズーに、黒いズボンをはく。これがムガンガの証らしい)


そうそう、こんな話を聞く機会があったのでちょこっと紹介。

タンザニア北部A村の話。そこでは川で魚が沢山獲れると聞いた男ははるか遠くの村から
わざわざそのA村に来るようになった。A村の人々は彼を大歓迎し、男の人柄が良かったためか仲良く暮らすようになった。
ある時村人はその男の姿が最近見えなくなっていることに気づく。これはおかしいと思い、毎日のように
魚を獲りに行っては村で売ってた彼のことだからまた川にいったのだろう、と村人は彼を探しに出かける。
川へ着くと村人は怖くなった。不思議なことに、男の着ていただろう服だけが見つかり、本人は探せなかったのだ。
村の人々は悪魔の呪だと信じた。その後、その川には一匹のカバが住むようになる。
村の人々はこのカバこそがあの男なんだというようになった(この川には魚しか住んでおらず、
他の等物は住んでいないため)。

それから現在に至るまで、この川へたどり着きたいならば、ンゴマで踊りながら
このカバに「すみません、ここの道を通るだけです。どうか食べないで下さい」
とお祈りしないといけない。さもなくば、無数のカバに食い殺される、というもの。
なんと、このカバたちは人間と話ができるんだそうだ。やはりあの男なのか。。

 

またある話。これはお隣のママのの話。
ママ住んでいた村では、こんな話が現実にあった。
ある男女の話。女は旦那に一生愛し続けてほしいとムガンガに会いに行き、ホレ薬を貰った。
タンザニアの一般家庭では、浴びるための水は女が準備する。
女はそれにホレ薬を入れて旦那に渡した。
なんと、旦那が水を浴びると、どうしたことか、足の先から首まで(頭を除いて)
皮膚が硬くなりまるで蛇のようになってしまった。
「うわーーーーーーーーーー!」
男が外に出るとこの世のものではないそれを見た村人たちは恐ろしくなりすぐに警察を呼び、
彼は逮捕、連行されてしまった。「Mimi ni mtu! Msinikamate(捕まえるな!俺は人間だ~!」と叫びながら。



なんかまとまりのない文章ですが、やっぱ世の中色々あるのね!今度はもっと話を聞きに直接ウチャウィをみてみたいものです。

 

 

 

 

 

先日村で仕事をした帰りに見せて貰ったムガンガの家

 

 

 










玄関にアーチが飾ってあるのがここにはムガンガがいるよ、という意味


たんざにあはどこー?

2010-10-31 | Tanzania Life

夕方になると、「ちゃーげー!」とどでかい声で呼ばれる。

近所のガキんちょたち、である。

見るなと何度も言っているのに、人ん家を窓から覗き込んで叫んでくるやつら。
仕方ないね、うちは四方八方丸見えちゃん状態ですから。プライバシーのかけらもありましぇん。



最近「レーデ」というボール遊び(どっちボールより簡単で少人数(3人とか)でできるもの)が
うちらの間で流行ってて、家の玄関で壁が壊れるんじゃないか?!という位激しく遊んでいる。
スポーツに関しては、負けず嫌いの私なので、子供相手でも容赦しない(大人気ない)。
汗だくになるまでひたすらもうすぐ三十路の私は頑張る!逃げる!ふんばる!飛ぶ!
ビニールで作ったボールもそろそろぶっ壊れそう。てか、取られる可能性あるなー。



と、たまたま子供たちにいわれた単語が分からなかったので、
部屋へ辞書みに行ったときに、その近くにアフリカのどでかい地図があったので、
「そうだ、子供たちに見せてみよう!」と思いもっていった。




「たんざにあはどーこー???」
の私の質問に対し、案の上、アフリカ大陸でもないなんでもない島とか指すしまつ。
「小学校に世界地図あるでしょうが!」と思ったけど、まぁ10人中10人とも外れ。


「あなたたちはタンザニア人なんだから、タンザニアの位置は覚えておきなさいよ!」
と教えておいた。プラスケニアなどの隣国、そして日本の位置も。

「日本はこんなに小さいけど、タンザニアの人口の4倍はいるんだよ!すんごい人が密集して生きてるの!」
と子供達に伝えても、あまり感覚はわからないみたいだったけど、まぁ、いいか。





地図に興味津々の子供たち、こらっモーニ、どこ見てるんですか!


「私もおべんきょうするの~」と近づいてきた新米ママ(赤ちゃんもおんぶして一緒笑 かわいいー)






しっかり学んで大きくなるんだぞー(いえる立場じゃないです、私も頑張ります♪)





彼女が人として何か「大切なもの」を失った時

2010-08-29 | Tanzania Life

先日某国のある隊員から連絡を貰い聞いた話。思わず自分のUbungo事件を思い出す(同期の皆、ごめんね笑)。やはりどこにいようが隊員は逞しいものだと思った。
(今回は文章がやや汚いのでお食事中の方はあとで読んで下さい)





彼女はN隊員。某日夕方、猛烈な腹痛に襲われ便所へかけこんだ。昼のサラダがいけなかったのか、下着を下した瞬間滝のようにブツが流れ出る。水、水である。「ふー間に合って良かった」と冷や汗をかいた。

1時間以内にまた同じ下痢がきたら細菌性の下痢であること間違いなし。案の定30分後激しい腹痛と共にホラきた同じ下痢に襲われる。それから夜中まで、彼女がトイレに行った回数は計10回。プラス、30分間隔で耐え難い痛みが腹を襲ったそうな。


「コレラか、はたまたアメーバ(赤痢)にやられたか」


なんて考えた彼女。こりゃ明日病院に行かなくては、と水に塩砂糖を入れORSを作り(ORS:Oral Rehydration Salt。下痢発生時には下痢止めは使わず出す!ただ脱水症状にならないよう水分補給は大切。水分補給に最も適しているのがポカリやORS経口補液。)飲み、朝まで何とか痛みと下痢に耐えたらしい。



朝、一度だけトイレにかけこむ。田舎に住んでいる彼女は下痢漏れが心配だったが、少し遠くにある大きな病院に行った方が良いと一人乗合バスに乗る。心配していた程お腹の方は大丈夫だったようで、無事病院に着くがそこは日本ではないので大変。医者の診察を待つ患者で溢れ返っていた。順番なんてどこから並んでいるのかも分からない長蛇の列。


具合悪いのに、これじゃますます具合悪くなる。外国人の特権?で何とか医者のいる部屋までいき診察して貰い(といっても熱も何も計っておらず症状を伝えただけだそうな)検便しようとするが、こんな大事な時に・・。昨夜出し切り過ぎたのが悪かったのか、今度はまったく便が出なかった。

「どうしましょうね~。とりあえず細菌性による下痢だと思いますから薬出しておきますね」

薬を貰いにヨロヨロ別の部屋に向かう彼女。そこではまたもや患者が薬の順番待ちで長蛇の列。何をするにも時間がかかる!「順番はどこからですか?」と聞いても今一分らない。ええ~い、窓口に何とかいって貰おう!と薬剤師を直接呼び何とかゲット。
結局その日は無事帰宅したそうな。




翌日、昨日行った病院から紹介された町中のヘルスセンターに検便しに行くことに。患者がほとんどおらずこれは時間がかからないで良いだろうと思った彼女。「検便をしたい」と看護師にいうと「じゃついてきて」と外へ向かった。「なぜ外へ?」と彼女は不思議に思ったらしいが、外に出ると今度は小さな商店に入った。看護師はなぜかマッチの値段を店主と交渉、購入。

「そうか、外にトイレがあって、そこは暗いからマッチ必要なのか」
と思った彼女。が、それは甘かった・・・。




看護師はマッチ棒をすべて抜き取り



「はい、これにとってきて」


「ぽんっ」とマッチの箱だけ彼女の手の平に置いた。


「そういうことか・・」と悟った彼女。



案内されたトイレなんて勿論汚くぼっとん電気無し。
察して頂ければお分かりかと思いますがぼっとんでどうしてブツを取ることができましょうか。



ここからは皆様の想像にお任せ。


「もうすべてどうでもよくなったんだ」と電話で彼女は言った。

その後無事回復した彼女。

こうして人間は大きく成長してくいくんだなと考えた私。




下痢には気をつけましょう。


南西部ちょい旅&ちょい活動報告

2010-08-19 | Tanzania Life

またまたお久しぶりです。今、日本はすんごい猛暑なんだとか。夏バテでバテバテじゃないですか?気をつけて下さい!こちら南半球は”冬”ですが、毎日30℃位はある。。。


と、この間南西部の町、Songea(ソンゲア)というところへ行ってきた。Masasi-Tunduru(バス6時間)、Tunduruで一泊し、Tunduru-Songea(バス9時間)でSongea着。バスがかなり揺れ途中気持ち悪くなり大変だった(このTunduru-Songea間を通ることを、隊員間では別名”トゥンドル越え”と呼び親しまれて?!いる苦笑。バスは日本の感覚でいうと勿論オンボロ。激しい道に突入すると椅子ごとrukaruka(飛ぶ)しそうになるし、人はギュウギュウだし、窓は閉まらず埃は入るし、隣の姉ちゃんの膝の上には鶏いるし・・・コケコって鳴くし。。コケコじゃないよ、まっ、これぞタンザニア)。


いやーにしてもSongeaの第一印象は”北欧の町”。建物が素敵!南東部には無い木がある(どんな種類か分からん)&涼しい!ソーセージ、クリームパン、バター、こんにゃくが手に入りびっくり仰天。
先ほどTZは30℃と言いましたが、間違い間違い。それは場所によって。Songeaのからバスで4時間位のNjombe(ンジョンベ)という町はこの時期息が白くなるとの事。ブウブル凍えるんだとか。場所によってTZでも大分違くなりますね~。


今回の旅の目的は先輩隊員の活動見学。先輩隊員は感染症対策について活動している方で、、村の住民の自助努力と先輩の力により水ポンプを作り、水が無いところに水をもたらした、というような凄い活動をされていた。それだけでなく、手洗いをしっかりしようというような、衛生教育も小学校で行ったり、ライフスキル教育を行っている。
先輩の活動地である村に行ったけど、水汲みするのに毎日急な崖を下ってかなくてはならず相当危険。水汲みは女の仕事。今回案内してくれたママも妊娠9ヶ月、にも関わらずビーサンで崖を下ってく。慣れているとはいえ、一歩間違ったら死。こんな思いをして危険で水汲みたくない!&安全な水を!ということで先輩隊員が水ポンプ取り付けに着手したとの事。

水汲み現場


忙しい中にも関わらず、丁寧に活動の事等色々とアドバイスしてくれた先輩。アサンテサーナ、来月帰国しちゃうのが悲しいよ~(;;)
ソンゲアの同期や皆も温かくカリブしてくれてアサンテ!ソンゲアまた来るぞ~~♪



とここでちょい自分の活動の話。

先月からNGOと始めた子供たちの議論大会。第一回目小学生の部(7歳~13歳)には子供たちが沢山↓来場!会を進めるリーダーやら議題等決めなきゃいけないので、この時は時間の都合上人数を大幅に減らして再スタート。

子供たちで溢れ返る会場


タンザニアの子供たちはどんな事を問題と感じているのかな、どんな議題が出るのだろうかと思いきや・・・


これまたびっくり。ニメシャンガー。


「早期妊娠の主な要因は何か」「町と村ではどちらがより良い教育を受けられるか」「HIV/AIDSの人々と共に暮らすには何を心掛けるべきか」等々続々出てくる。結局一番最初の「早期~」について議論することになった。小学生でこの議題。日本なら有り得ないよな。。。


タンザニアでは、教師と生徒が関係を持ち、生徒が妊娠した場合、生徒が退学するのは稀ではない。退学者数が多いため、小学校入学の際、女子生徒のみ入学時の年齢を下げている程。小学校を退学したら一生教育は受けられない。教師に「俺としないと成績下げるぞ」と脅されたりSEX強要され妊娠、退学、と事態は本当に深刻。特に村で多い。
「学生たちよ、Fataki(ファタキ、子供好きの変態)に注意!」という看板もある。


これは村での話。遊びたい盛りの女子14歳。Musicビデオを観に行くお金(200Tsh、14円)が無いため、ビデオ会場の前でウロウロする。大人の男たちにこう聞く「ビデオ観たいけどお金無いから頂戴。その代り私とSEXしよう。」
村では何もする事が無いから、教育に恵まれていないから早期妊娠するとかそういう話も聞くけれど、理由はどうであれ実際すぐに解決できる問題じゃないけれど、辛い思いをしない為にはどうした良いのかな、とか色々考えた。

日本でも2005年?だったかな、統計では19歳以下の女子の人工中絶50人に1人、という数字もあったっけ。

私の意見としては答えにはなってないけれど、
早期妊娠することでどんな問題が起こるか、という事と”相手が好きだからSEXする”じゃなく、”愛しているから大切にしたいからこそSEXしないという選択を”ということを伝えた。


この議論の場を通して自分自身も勉強になるし、スワヒリ語の勉強にもなる(難しい~~)。タンザニアの問題だけでなく、日本の問題も考え見直すきっかけになるのでこれからも参加していこうと思う。

 


発言しようと活発に挙手する子供たち


ではまた書きます。夏バテに気をつけて、モリモリ食べてお元気で!

MUSIKI

2010-08-01 | Tanzania Life

タンザニアといえば、何といってもかかせないのが、そう、音楽。

私も大好きな音楽!TZにきて、すっかりボンゴのとりこに!!
今は誰って、ベルナインが大好き~~!!!


ミュージッキと呼ばれるそれは、突然のタンガーゾ
(宣伝、今日は~でミュージッキかけるぞ!というもの)と共に町にやってくる。
(因みに日本のクラブはここではディスコと呼ばれ、マサシの場合有名なのがマデコ。でも入場料3,~4000Tshなので高い)


夜中の1時だろうが3時だろうが、小さい子供から赤ちゃん背負ったママまで夜通し踊りまくる。
3,4歳の子でもいっちょ前に腰を振る。ただシェイクするだけじゃないんですよ、これが!
動画取ってお見せしたいくらいです。




恥ずかしくて私には到底まねできませんが、要は男性を誘う腰使いなんです笑
やっぱここからして日本人とは違うんだな、小さい頃からこうしてアフリカンリズムが身に刻まれていくんだな、と。
皆狂ったように踊る踊る。
勿論かかるのはクラブでかかるようなアメリカンミュージックではなく、ボンゴとターラブのみ。
ここマサシではほとんどどこでも音楽が一緒。中でも好きなダンスミュージックは
「サンブーサ(サモサ)」という歌(笑)。永遠に「ズンチャッチャ、サンブーサ♪」が流れるだけ笑


この間近所でミュージッキがかかった時は笑ってしまった。もの凄い爆音過ぎてうけた笑
うるさいよ!を通りこしていた笑 誰も文句言わないのはさすがだよな、日本なら有り得ないもの。





これが噂のMusiki。どっかの空き地とかで行われたりもする。その場合入場無料。
うちの近所、家から徒歩1分のところに、ダンス会場があるが、そこは300tshで入場可能。








最近ミュージッキに行ってなく、恋しいのでそろそろ出陣しようかな~



ウニャゴ(成人儀礼)のお話

2010-06-21 | Tanzania Life


皆様、こんにちは。無事昨日故郷マサシに着きました。
マサシ、やっぱ落ち着くわ~。
っと今日はタンザニアの文化の一つであるウニャゴのお話を。

 

朝、友人が大事な話があると言ってきたので、とりあえず話を聞くことに。その子からは私がダルにいる時から、

「今ちょっとトラブル発生してさ、マサシの町じゃなくて村で暮らしているんだ。マサシに戻ってきたら理由を教えるから」と聞いていたので結構気にかけていた。

 

つまりその理由というのが。。。ここから少し長くなりますが、宜しければお付き合い下さいませ。

 (ここからは全て友人(男の子)からの話です)





『今、タンザニア
全土で「ウニャゴ」が行われている(ウニャゴとは成人儀式のこと。割礼(性器の一部等切除すること)を受けて、それを終えれば成人になれる、というものである)んだけど、ちゃげがダルにいっている間、C村に住んでいるおじいちゃんに頼まれて、ウニャゴの手伝いをしてくれないかって言われてさ、だから
今村に来て住んでいるんだ。前にも話したかもしれないけど、(ウニャゴについては、彼とかなり前に話していて議論し合った。日本では無い、っ て言ったら「世界ではウニャゴがなくて割礼しない人もいるって聞いてたけど、まさか日本だったとは思わなかったよ!」と目をまんまるさせ、超ドびっくりしていた)、ウニャゴについて説明すると、まずウニャゴは約1ヶ月間行われるんだ。両親が自分の子供をそろそろウニャゴに参加させたいと思ったらさせるんけど、だいたい5歳~10歳が多いのかな。場所によるかもしれない。村の大人たちがその村のブッシュに、男の子用の「ジャンドーニ」って呼ばれる家(一戸建て。一部屋のみの家)と、女の子用に「チプト-ニ」って呼ばれる家をそれぞれ建てるのね。この家はウニャゴがすべて終わったら焼かれてしまうんだけど。6月と12月、年2回ウニャゴが行われて、つまり学校が休みの時なんだよね。その都度マサシの、いやタンザニア全土でウニャゴのために割礼があって、家が建てられ、そして焼かれて、っていう作業が繰り返し行われているわけ。

でもって、今からはジャンドーニで行われる事を教えるけど、ジャンドーニに子供たちが集まったら、一週目に、ムガンガ(伝統医)がやってきて、ハサミか剃刀でペニスを切られるんだけど、勿論部屋で皆がいる中、一人ずつ呼ばれて割礼を受けるわけだから、痛い、というか叫び声とか聞こえてくるし、怖くて仕方ないよね。で、そんな子供たちが逃げないよう
に、って両親とかに押さえられながら結局割礼受けるんだよね。だいたい1分位で終わるけど。その前に、痛みを和らげるためにムガンガが麻酔を打ったりもする。1日目に割礼を受けたら、2日 目はペニスの傷が早く治るように包帯で(包帯?何かひもで??)固定される。その後は傷が治るまで家に皆一緒に住むんだ。傷痕が痛いから、ご飯作ったり掃除したりは家のリーダー(前にウニャゴを終えた成人男性、グループリーダーのこと)、つまりこれが僕が今回頼まれた仕事で、リーダーとして子供たちの面倒をみるんだ。

 

だいたいその時によるけど、毎回ジャンドーニには10~30人 位の男の子がウニャゴのために来て暮らすよ。割礼終えたら、傷が治るまで家ではジャンドーニの歌を歌ったり(←これがよく分らなかった笑)、例えば年上の人には尊敬の心を持って接する、とか生活のことを中心に成人として弁えなくてはならない事等、リーダーが色々と教える。その後傷が治ったら、それぞれの家に帰って、すんごく綺麗な服を着てお洒落して、お祝いのお祭りしてウニャゴの儀式は終わり。そう、ジャンドーニ、家を燃やして終わり、だね。今はこの儀式のことを口に出しても良いけれど
(公衆の面前では今でもあまり良くない)、昔はダメだったんだ。儀式を受けるのは男の子、女の子別れているけど、今でも場所によっては、女の子がジャンドーにの傍を通ったものならば、丸裸にされて殴られたりするよ。だからちゃげがもしウニャゴを見に行くっていうならそれは本当危険だね。なぜそんな丸裸なんて目に遭うかって?この儀式は成人儀礼だからとても重要で、タンザニアの文化で、特に男性のペニスに対して尊敬の意というか、そういう心を持たなきゃいけないのに、入るなって言われている場所に覗くような行為をしたらそれはダメだよね。大人になる儀式だし。うん、それ位僕たちの中でウニャゴは大事な儀式なんだ。因みに女子はチプトーニで何をするかっていうと、かなり昔は女性の割礼もここタンザニ
アであったけど、今は女性の割礼は危険だからしていない(いやまだあるかも。。)。女子は歌を歌ったり、リーダーに生活の心得とか教えてもらうだけだよ。 今は丁度僕の村では傷が癒えるのを待っているところで、最後の大きなSherehe(お祭り)はちゃげも行けるし、行こう!タンザニアで一番のお祭りだよ!』

 

とまあ、なこんな感じで話してくれました。成人儀礼のことは知っていたけど、こうして実際にタンザニアに住んで文化を間近で体感する、って凄い事ですな。言葉では言い尽くせないというか、何というか。私には説明できませんが。因みに割礼をしていない男は、男性として認められないそうな。というか「割礼していないなんて人間として有り得ない!」と友人は言い切ってるし。割礼の文化がない日本人は大丈夫なのかと心配までされた・・・・。



 ウニャゴの話はここまで。そのシShereheとやらに来週?か再来週、行ってきます。




またアレかよ?!タンザニア人からの早朝SMS

2010-06-19 | Tanzania Life

今朝、早朝5時、突然Bw.A氏から着信。爆睡中だった私は当然電話にでれなかったけど、よく携帯を見たらメールがきてたのでとりあえずチェック。Bw.Aは私の家を警備する警備会社K社の社長。警備なんてつけなくてもいいやと思っていたけど、一応、隊員のほとんど、特に女性はつけているのでつけることにした。因みにスワヒリ語で警備員はMlinzi。ムリンジ。
何事かと思いきや、え?「Nimekubadilishia mlinzi mwingine(警備員他の人にかえたから、宜しく)」だって。
・・・なんで?勝手に?と思って聞いたら。聞いたのがいけなかった?いやまた始まった!と思ったけど・・・。
以下A氏からのメールでございやす。


『ちゃげがダルに行ってから、前の警備員Bは6日間も会社に来なかったんだ(一応、会社に出勤してサインしてから警備に行く、って規則あるらしい)。だから僕が代わりにちゃげの家にいって警備したよ。Bは体調が悪かったみたいだけど、なんで誰か他の人に警備を頼むとか、せめて連絡するとかしなかったのか、と問い詰めたら「呪術かけられて。そのせいで連絡するにもできなかったんだ。」だって。でもBがこの呪術を理由に仕事を休むのって今回で3回目なんだよね。だから代わりの人をつけることにしたよ。』



っておい。またかよ呪術(笑) 呪術ネタがつきませんな。


明日大喜びでマサシに帰還しようと思った私。


が、そんな急に仕事を失くした元myムリンジBに妬まれ呪術をかけられんじゃないかと、帰るの怖いです。


「差」

2010-06-15 | Tanzania Life

ダルへ着いてから1週間経った。

ダルへ着いた初日は任地との生活環境の違いにあまりにもびっくりして、頭の回転数が遅く、何をするにも「頭回らないー」なんて同期と話してたっけ。てか自分適応能力無さ過ぎ。。

ダルは日本と変わらない・・車、人・・・はあああ。
任地マサシが恋しい。本当に任地大好きになってしまった。
早く任地に戻りたい。けれども丁度足を蚊にやられ、そこに菌
が入って膿が出てパンパンになり療養を余儀なくされたので、
(この皮膚病?!南東部隊員、何人もやられているよう)
この際しっかり治したいと思う。にしても、さすが、傷や病気が治りにくいここタンザニア、気をつけなくては。(と思った矢先に綿棒で耳かき過ぎ?で綿の部分が右耳の中に残ってしまい、急遽再度病院に行くことに!私の馬鹿。こちらタンザニアで買える綿棒には要注意!)

ダルについてからすぐ、ISTクリニック(確か欧米の方が運営してたはず)という病院に行った。が、英語がさっぱり出てこなく。。
「いつから症状が出たんですか?」との質問に「先週の木曜から」
と英語で答えようと思ったらスワヒリ語しか出てこない。
頑張って英語で答えようとしたら「before week」になってしまった。
これ、スワヒリ語方式なんだよな。スワヒリ語もまだまだだけど、
まさか「last week」、という単語さえも出てこないとは。
大丈夫かや、私。


そう、ずっと泊っている隊員ドミも今は大豪邸、お城にしか感じない。
シャワーからお湯が出るのがこんなに凄いこととは。。


それにしても。。。病院はクーラーもついているし、患者さんは外国の方が多く、英語が飛び交い、治療がぽんぽんなされていく。
病院の廊下で十分寝れてしまうよ、と思ったくらい綺麗で、こんなところに通院でき、治療ができる自分は一体何なんだろうと考えてしまった。任地では、10円の風邪薬さえ買えない人もいるし、子供も風邪ひいても鼻水たらしっぱなし、膿が出てもそのままな子も(感染が怖い)。。

毎日地元の子とつるんでいる私は、よくお金持ちのタンザニア人とそうでないタンザニア人との差を考えるけど、ここダルにきてからそれを改めて実感、というか痛感。これが「差」というやつなんだろうと、身を持って知った。
何か一体自分は何しここタンザニアまで来たんだろうかと、どこかで上目線でいる自分がいるじゃないか等、悶々と考えてしまう。



でも、今回ダルへ来て一番嬉しかったのは、約3か月振りに同期隊員に会い、皆の元気な姿を見れたこと。同期って良いね。家族のよう。21-3、は仲良くて元気があるってよく言われるけど、本当に家族のようで私は大好き。それぞれ環境は違く色んな悩みはあるけれど、皆の活動や生活話を聞いて、よっしゃもっと頑張らなきゃなってやる気出た!


今日も今から同期6月組の誕生日会開催!のためドミ近くのスーパーに
買い出ししに行ってきます。次同期が揃うのは来週の新隊員カリビーシャか、半年後だからね。ではまた


ここは・・・・・・!!!!

2010-06-09 | Tanzania Life

ただ今タンザニアを抜けて某国へ着きました。


え、なんで女性は坊主じゃないの?
なんでスルアリ(ズボン)着ている人多いの?
そもそもカンガやキテンゲで作った服着てるの私だけ??
なんでこんなに車多いの?
なんでビルこんな高いの?
なんで電気ずっとあるの?
なんでシャワー出るの?てかなんでお湯なんかでるの?
なんで目合っても挨拶してくれないの?
なんでタンザニア人構ってくれないの?(しつこくないの?)


なんでなんでなんで。。。





あれ?!?!ここは外国か!!と思ってたら!!





こちら、まさかのダルエスサラーム。



はい、皆様前置き長くなりましたが只今わたくしダルにおります。
年に一度の隊員総会があるため、任地マサシから上がってきました。



約3ヶ月ほど、ブログをしていませんでした。
近況報告をしたかったのですが、ネットできる環境にはいませんでした。
ご連絡頂いた方々、返信せずにまことに申し訳ありませんでした。
が、ちゃげ姉は元気にやってます!(虫刺されまくりで今大変なことになってますが)


いやー、、、、、2月22日に本赴任してから約4ヶ月。。。
マサシで本当にいろんな事がありました。もう。。ここに書ききれないよ。

ぼちぼちダルいる間に日記を更新していこうと思うので、皆さん乞うご期待!




と、お知らせまで。ダルいる間にすること一杯なのでまた書きます




引っ越しと帰国後の予定

2010-04-17 | Tanzania Life

今日2ヶ月お世話になったゲストに分かれを告げ、ついに我が家へと引っ越しをした。

ずーっと仲良くしてくれた仲間ともう会えないんじゃないかと思うと寂し過ぎて、涙が出てきて皆の前で泣いてしまった。馬鹿だねー。まだまだ帰国しないのに日本に帰る感覚になってしまった。毎日毎日お世話になりました。でも仕事終わったらお昼食べに、話をしに毎日来るぞ!

今回の引っ越しにはすったもんだが色々あったけど、まー仕方ない。第二の人生がここで始まる。蟻の巣除去とネズミの糞取りに当分時間費やしそうだけど楽しもう~♪


そうそう、まだ先のことだけど帰国後について。
彼氏が就職決定しました。日本で働くか海外かどっちにするか2人して相当迷ったけど、世界に飛び出そう!ということになり後者を選びました。

にしても凄いな、本当こんな不景気に就職内定ゲッツできるなんて。毎日夜中まで、いや朝まで研究に勉強に大変なのに、就活もしてお疲れ様でした。凄いよあなた。尊敬します。そして就職本当におめでとう。
今まで色々あったけど、彼氏がいなかったら私はこうしてタンザニアには来れなかった。苦しい時もあったけどいつでも支えてくれた。彼は私の心の支えです。今度は私がしっかりサポートしなきゃ。次の新たな人生の舞台、どこの国になろうとどこに行こうと、2人で力を合わせながら生きていきたい。

とりあえず帰国したらまずは結婚したいなー笑 これからがとっても楽しみ☆ 


World clock