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ちゃげMamaちゃげ日記

Tanzania→Norway→Japan→and next?
2人育児にてんてこまい!何事も中途半端アラサー主婦物語

Tuko SAWA終了なり

2011-11-23 | Tanzania JOCV活動

今週金曜で学校は終わり、長期休みに入る。
ので、明日から帰国表敬訪問等の関係でダルに上がる私は今日が子供達と会える最終日。


5月から始まった学校の手伝いだけど、最近は通う子供達の数も減ってきちゃって今日は12人しか来なかった。


先月先生たちに給与払われない疑惑?!があったり、
子供達同士で喧嘩になり血を流したり、
授業中マンゴー食べまくってたり、盗みや何やらあったりと
もう何もない一日はなかった学校。心休まずな日々だったなあ。


それでも、黒板の字をノートにちょっとずつ書けるようになった子もいたり、
ここで活動して嬉かったのは、こうした子供達の成長を間近で見れたことだ。
手をかければかけるほど、子供達は成長するという昔の上司が言ってた言葉を思い出した。




なんて色々ふけってた私ですが。。。。


最後にということで、子供達にペンとノートをプレゼント!一人ずつ一言言葉を添えて渡した。


良い感じだったんだけど、また問題勃発!
このペン(全部同じ)が良い!ノートあいつとった!とかまた始まった。今日は学校最後の日だから怒らないぞ、と思ってたけど、だめですね、いい加減にせいやと怒鳴ってしまった。やっちまった。



最後のちゃげ先生からのお話の時間、
とにかく、皆がここに来ているのはなぜか毎日考えて欲しいということを伝えた。
遊びに来てるんじゃなくて、皆また小学校に戻りたい(入りたい)からここで勉強するんでしょ、と。
物盗んだり迷惑かけたりしに来てるんじゃないでしょ。
このままじゃこれから体だけ大きくなった大きな子供になっちゃうよ、考えられない大人に。
そうはなって欲しくないので、今を大切にして、と話して終了した。




皆ちゃんと聞いてたけど、ちょっとでも彼らの心に響くと良いんだけど。。




子供達全員には会えなかったけど、来月ダルに引き上げるまでマサシいるし、どこかで会えれば良いな。 

先輩隊員が言ってたように『どっかの外国人がこんなこと言ってたな~』なんて
子供達がふとした時に私の事を思い出してくれたら、そりゃそんな嬉しいことはないべわな。



これからここで生きていく子供達には数多くの試練が待っている。
どうか子供達が健やかに育ってくれますように。



色んな事があり過ぎた日々だった。
残り1ヶ月とちょい、まだまだ色んなことありそうだけど、
『立つ鳥跡を濁さず』でタンザニア出国日を迎えようと思います(おじいちゃんありがとう☆)。




 


エイズ部会イベント終了!

2011-10-08 | Tanzania JOCV活動

事後報告になりますが、12月1日の世界エイズデイに向け、
“自分を守れば良いはダサい、本当に好きなら相手も守ろう”をテーマに、
10月3日(水)、同期隊員Tの学校(@ムランディージ)、Form 3の生徒にエイズ部会メンバーで出張授業を行ったのでした。1授業3時間かける2回、計6時間のイベント。HIV/AIDSの啓発だけではなく、感染予防につながる危険行動回避、意思決定などライフスキルの内容も取り入れて。



10月2日 の事前準備では、ピアがなかなか揃わないこともあったけど、
部員を2グループに分け、それぞれ当日の役割分担や時間配分、流れを確認後、実際に通し練習。
午後はピアエデュケーターに対し内容を説明しました。


当日は、前日来たやる気のないピアが当日教師以上に熱弁してくれたり、逆に疲れて話すのも適当になったピアもいたりと色々問題も出ましたが、時間通りに終了!結構真剣に話を聞いてくれる学生もいました。




グループワークの様子 右Tシャツを着た子がカリスマピアのUpendoちゃん





最後にグループごとに今日学んだことを、地域の人たちに絵で伝えよう!では
50人以上?の有志の学生たちが集って、私たち日本人とムランディージを歩き回りながら生徒が描いた絵をバーや近所のお店に貼って回ったのでした。絵もとてもユニークなものや、中にはこんな素敵なスローガンを考えてくれた学生も!




 


私達はタンザニアが好きです
AIDSから自分の身を守る準備もできています
AIDSと戦います!
私達が世界に大きな夢をもたらすのです





反省は色々出たけど、部会として初めてイベントを行えてとても良かったです。

また、これを機会に子供達が性についてしっかり考えてくれるようになって欲しいなと願ってます☆




全員集合!






さて、学生のフードバック、どうするか考えないとな!


現実

2011-08-25 | Tanzania JOCV活動

最近学校に来る子がちらほら少なくなってきて、
そういえばあの子の顔も見てないな、いや、あの新しい子は誰だ?と思うことが増えた。
(新しく入る子もちょこちょこいる。馬鹿な私は名前覚えるの大変笑)

子供達も、徐々に先生の話をちゃんと聞くようになってきたし、字も書けるようになってきて
しみじみ教育は大切だなと感じる。



最近家庭訪問をちょくちょくしている私だが、
あー、やっぱここはタンザニアなんだなと思う出来事があったので紹介する。



一つ目。

割と私の家の近くに住む男の子、アナーフィ10歳。
昨日その子の家に行ってきた。

住んでいる家は、いわいる普通の土壁の家。
祖父母と暮らしているその家は、ビニールで作られたベッド(ベッドといえない、ビニールだけで作られたマット)と薪、椅子、鍋があるのみ。
水はどうしてますか?と婆さんに聞くと、今朝汲んできたけど、この子(アナーフィ)を水浴びさせる分はないよ。
と返事が返ってきた。老いており、水汲みに行くのが本当にしんどいと嘆いていた。



1人用のビニールベッドはボロボロだし、ビニールの下は土だし、乾燥して土埃も凄いし
とても3人で寝れるようなところじゃないけど、そこで毎日アナーフィは寝ている。

この子は母親を病気で無くし、父は他の村に行って(女ができて)ここにはいなく、祖母が育てていると聞いた。

祖母も90歳近く、お金がなくて、体に塗るクリーム(こちらの人は乾燥すると肌がぼろぼろになり白くなる!
クリームは500ths(25円)から手に入る)すらもなく、乾燥が酷くて、全身ひび割れていて、水浴びもできなくて何だか痛々しかった。。

アナーフィも時々臭う時あるけど、やっぱこの乾季の時期は生活が大変になるようで、勉強どころじゃないんだな。
収入はどのように得ているのですか?と聞くと、近くに畑があるからそこで、と。食べ物は何とかしているみたい。




でも、祖父母がいなくなったらアナーフィはどうなるのかな?

誰が食べさせるんだろ・・。

まだ10歳なのに、この生活は本当辛いよな。



自分の家に帰ってきて、水も電気も今はあり、好きな時に日本の味噌汁も飲めるこの自分の環境に疑問を持った。
同じタンザニアに住んでいるのに。



その事を近所のママにいうと、
『じゃあ、ちゃげは何かおばあさんにあげてきた?お金1000tshでもいいからあげたらいいのに。野菜でも持ってくと喜ぶよ。』
といわれた。

でも、大多数の人が、こういう生活をしているこの地域でアナーフィの家だけ助けるわけにもいいかず。
それがお金だろうと野菜だろうと何だろうと。



うーむ、、やっぱこれには答えがないよね。


でも、何か近くにこんなに困っている人がいるのに、周りを気にして何もしない自分もどうかと思うし、
でも、一度食べ物とかあげると学校で何いわれるか分からないし(他の子供たちに言われる可能性大)。


本当難しいなあ。どうしたもんですかね。
気前よくその時、可愛そう、助けたいと思ったら助けるべきなのでしょうか。






二つ目。

彼女の名前はマーゲ、女子、13歳。
今まで学校には通ったことがなく、今の私達の学校の中では二番目に年上のお姉さんで、
でも読み書きがまったくできないために、他の生徒からからかわれる存在でもあった(他の子もできないのに笑)。よく馬鹿にされてたなー。
abcde~もうまく書けず、文字を反対に書いたりするし、先生に呼ばれて黒板にembeと書けといってもeがぐちゃぐちゃでQみたいなの
描いたり、理解不能な文字書いたりとわけ分からずな子だった。
それでも毎日学校に来てて、人懐っこくて、えらいなーと思っていた矢先だった。


ここ最近ずっと彼女の姿が見えないので、他の先生に聞いてみたところ、

『彼女はダルに行っちゃったんだって』と一言。




何でも出稼ぎにでてしまったらしい。


ダルのどこにいるか分からないけど、ダルのどこかの家で、家事手伝いとして働き始めたらしい。




びっくりー。。。というかショック。。。
お別れいってくれよー。。。


一番慕ってくれてたのにな。
あんなに人懐っこくて、頑張ってたのに、学校またやめちゃったんだ。


家事手伝いなんて、ちゃんとご飯食べさせてもらえるのかな?
お金も貰えるのかな?



読み書きすら分からない子が大都会へ行き、
働き始めてお金欲しさに身を売るというのはよくある話。
雇い主からもいじめや虐待も多いと聞くし。

特に、ここマサシの田舎から、ダルへ行く少女たちは後をたたず、
マラヤ(売春婦)となり生計を立てている子たちも多い。






あんな大都会で、どこにいるんだろ、マーゲ。


何してるんだろ。。。





切ないです。


Tuko SAWA

2011-05-27 | Tanzania JOCV活動

5月から始まった、Tuko SAWA。

前から関わっているマサシのNGO,SAWA(Shilika la kusaidia watoto)が、
学校に通っていない子供達のために学校を開いたので、
そこの先生たちのお手伝いをすることになった。
時間は月~金の午前7時~12時くらいまで。

子供達は、路上生活をしていた子たちや、公立の学校に通ってたけど、
親に学校行くな、家の手伝いしろ、行ったらご飯はやらないなどと言われ、
学校を余儀なく辞めさせられた子など。


まだ開校して一ヶ月くらいしかたってないけど、毎日びっくりの連続。
だって、数字がかけない、読めないのは当たり前。
教育が届いてないって本当怖い。
それは前にも近所の子供達云々~で日記に書いたかもしれないけど、
普通にfe foとか発音して、ほら、黒板に書いてあるよ~といっても
13歳くらいの子が普通に読めない。あいうえおのレベルだよ。
数字の7は、反対に書くし、23を書いてといえば32と書く・・。


これで良いのだろうか。
良いはずがない。


最近は子供達も来ない子も出てきた。子供なのに、朝からあくびしたり
眠たそうにしている子たちも多い。夜路上やスタンドでたむろしてたり
しているから、生活のリズムがちゃんとしていないんだよなあ。








6月がダルに上がってしまうから、もうちょいと生活の基礎となるような
ライフスキルをからめて授業を行ないたいと考え中。
でも、まずは算数等一人一人に教えるが精一杯なので、慣れるまで続けようっと。


子供達、まずは早起き頑張らい!!



エイズ部会@Mbeya

2011-05-13 | Tanzania JOCV活動

 5月9日~11日の3日間、 タンザニアのNGOが実際に行なっている在宅ケア活動等を見学し、 隊員のHIV/AIDS対策活動の知識や技術向上を図るため、隊員(Mbeya)の配属先であるNGO、KIHUMBE(Kikundi cha Huduma Majumbani Mbeya) にて活動見学会を行なった。
以下は、その時のメモ。記載します。



一日目はHBC(Home Based-Care)の活動見学、二日目はOVC(Orphans and Vulnerable Childlen)の活動見学と HIV陽性者の話しを聞く会、三日目は現地のバーで行なわれた予防啓発ボランティア(ピアエデュケータ―)による予防啓発プログラムに参加、コンドームデモンストレーション(男性用、女性用)、 母子感染についての啓発活動を視察し、最後にVCTを見学した。


 三日間全て内容の濃いスケジュールとなったが、 中でも一番印象に残っているのは陽性者と孤児や貧困者の家庭訪問。 一軒一軒家庭訪問をし、親身になって相手の話を聞くことによって見えてくる本人の問題や家庭内の複雑な問題、 訪問することで初めて分かる子供達が置かれている過酷な家庭環境等、タンザニアの負の部分を垣間見たと同時に、やはり、教育や支援の行き届かないところに、様々な危険が身近にあると実感。

 そのような場所に地に足をつけ精力的に活動を行なうKIHUMBEのスタッフと、 協力隊員との連携にも大いに刺激を受けた見学会だった。



 印象深い第一日目、午後の家庭訪問について。HBC(Home Baced-care)の一環で、 KIHUMBEでは主に貧困層の家庭訪問を行い、陽性者の患者さんは定期的に病院に通っているか、CD4の数値は今はどのくらいか、ARV等薬をきちんと服用しているか、何か困っていることはないかなど聞き取り調査を行い、一軒一軒巡回していく。担当職員と共に活動先を何軒か訪問したが、Mbeyaは道を一歩入るとスラム街のように貧困地区が広がるところ。 環境も悪く、とても人が住めないような家がいくつもあった。 訪問先の一つ、姉と祖母と三人暮らしの女子11歳Aはこう嘆いた。


『ARVはきちんと一日2回飲んでいるが朝ごはんを食べていない。そのため学校でお腹が痛くなる。』



 スタッフは姉に指導、チャイだけでも飲ませてあげないと体に良くないと言い聞かせた。 一緒に暮らす祖母は、その日は姿がなかったが地酒を作り生計をたてているそう。姉は、毎週妹のためのお金をもらえるよう祖母に頼んでみると言ったが本当かどうか分からない。この姉はHIVに感染していなくても、赤ん坊(本人の子供でない)の世話や家事などに追われ、妹にかまっている暇がない。貧困で全員が満足に食事ができる金などなく、こうした家庭状況や彼らの問題を聞き取りするためには、地道に一つ一つの家を訪問するしかないと感じた。

 
このように地に足をつけ活動するKIHUMBEのHBCに私はとても刺激を受けた。一軒一軒訪問するようなきちんとしたサービスを提供するNGOはマサシにはない(見たことがない)。私が今回訪問した家は氷山の一角である。どんなに過酷な環境であっても、KIHUMBEのようなNGOに支援を受けられている人たちはまだ良い方で、何も支援を受けていない人々が他にどんなにいることか。私の任地で苦しむ人も、ここと同じように山ほどいるだろうと心が痛くなった。任地に帰ったら、まずはHBCを行なっているNGO等はあるか、調べたいと思う。



 3日目の、酒場でのコンドームデモについて。
『きらぶ』と呼ばれる地酒を売る地元民大好きの酒場、朝から飲みまくっているTZ人相手に予防啓発活動として、コンドームデモを行なう活動を見学。
スタッフたちは前々から準備していた。やはり相手が酔っ払いだと聞いてるんだか何だか分からないけど、反応は上々。
スタッフはもう一人のスタッフ、予防担当外の人に押されてちょいとかわいそうだったけど、 それぞれの団体にはこんなにできる団体でも色々問題あるんだな、と思った。



キラブにて、女性用コンドームの使い方について説明するスタッフ



 
 私は、私の活動は勝手に自分で探して、やっては失敗しての試行錯誤で今まできたけど。良いか悪いかは別として、あと半年切ったTZでの隊員生活、頑張らないとな!!と思った次第でありました。



MbeyaのMりん、MafingaのTよ、Asanteni sana~!


お絵描きイベント

2011-02-08 | Tanzania JOCV活動
 

 

先週金曜、ある小学校(2年生)でお絵描きイベントを行った。

 

 

 

 

 

母親が日本の小学校で教師として働いているので、その学校と交流を持とうという計画だった。お絵描きイベントは、「あなたにとって大切ものはなにか」というテーマで生徒に絵を描いてもらい、日本タンザニア双方の絵を比較して、子供達に色々と考えてもらおう、というもの。

 

絵を描いてもらうだけではなく、写真などで紹介し合い、なぜその子が

 

大切なものにそれを選んだのか、その社会背景を知ってもらうというのも目的の一つだった。

 

 

 

 

 

率直にいうと、タンザニアでの今回のイベントは正直難しかった。

 

 

 

イベントの際、まず私がスワヒリ語で分かりやすく説明し、さらにそれを生徒がきちんと理解できるよう、再度小学校の先生に説明して貰い、先生と私で進めたのだがなかなか生徒には伝わらず、絵を「一つだけかいてね」といったにも関わらず、家、花、ボールのように何種類もかいたり、(というのも、先生が「例」として掲示したものをそのまま生徒たちが真似し始めた。)

 

その後もう一度描かせて、一つだけねと何度も私たちで説明したが、一向に伝わらず、結局皆だいたい同じ絵に。)

 

 

 

「なんで家を描いたの?」という問いに、「理由はない」が返ってくるだけ。

 

正直困惑してしまった。まさかこんな結果になろうとは。

 

 

 

 

 

タンザニアでイベントをやる前に、母親から日本の子供達が描いた絵を送ってもらった。

 

小学2年生が描いた絵だとは思えないほど、迫力満点で思い思いにみんな描いており、感想もしっかり書いてあった。

 

日本のと比べちゃならないけど、タンザニアの高学年でイベントすればか良かったかな。

 

でもそれじゃ意味ないか。。

 

 

 

 

 

 

 

うーん、こういう結果になるのも仕方ないのかな。

 

 

 

 








 
最後に何人かの子供たちのお宅訪問をしました


 

今回感じたことは、ここタンザニアでは

 

「自分で考えてその考えを何かに表現する力」を育てる教育(情操教育)が、まだまだ発達段階なんだなということ。

 

勿論、都市でやったり場所を変えれば違う結果になったのかもしれないけれど。

 

 

 

 

 

それにはいろいろな教育の問題がある。

 

例えば、教師について。

 

タンザニアでは教師不足が大の問題です。

 

今回の小学校2年生は全部で200名程度、それに対し先生は2人のみ。

 

 

 

先生の教育レベルも問題。

 

今回もびっくりしたのが、「~さんの絵はとてもきれいなのになんであなたはそんなに下手なの」

 

と生徒を何度も叱って指導していたこと。「うまくできたね!」「素敵ね!」とか褒めの言葉は一切ない。

 

先生に「きれいに絵を描く」が今回の目的ではないと何度も説明したんだけどな。

 

これじゃ子供の感受性伸びないし、生徒も二度とお絵描きしたくなくなっちゃうよ。

 

 

 

 

 

勿論、物質的な問題も。

 

長机に生徒が4,5人。机が足りないと生徒は床で勉強する。

 

プレハブなので、日中はものすごく暑くなる。

 

雨季に入り大雨が降ると雨がプレハブに響き、先生の声がかき消されまったく聞こえない!

 

要は授業になりません。生徒自身もノートを買えない子、えんぴつもちーいちゃく使っている。

 

本当に、勉強する環境が日本のように整ってない。

 

 

 

 

 

このように教育だけをとっても様々な問題が次々と出てくるのがタンザニアの現状。

 

 

 

 

 

改めて日本の子供たちが描いた絵と比較した時に、なんで同じ2年生なのにこんなにも差が出るんだろう(絵の質だけではなく)、と教育の差を思い知らされ、すぐには変わらないであろうタンザニアの教育について考えると正直ショックだったけれど、(勿論、日本の教育についても考えるきっかけになったけど)、このお絵描き交流を通して、日本のみんなに少しでもタンザニアのことを知ってもらえたらなと思った。

 

 

 

 

 

 

 

ところで、週末近所の子供達に同様のお絵描きをしてもらおうと思い、

 

近所の高校生に手伝ってもらって一緒にやってみた。

 

 

 

・・・のは良かったが、町の小学校より近所の方が大変だった。。

 

というのも、10名ほど家に来た子供達のうち、半数が学校に通ってないという状況だった。

 

通っていない子のうち11歳の女の子には同じ質問を何度も高校生に繰り返してもらったけど、

 

結局理解してもらえず、絵も好きなものを3つ描いていた。

 

 

 

 

 

この状況何とかしないと。どうみても学校に通ってない子たちは

 

生活レベルが厳しそうで、服も汚れ、体もきちんと洗ってないので臭う。

 

(洗うという教育を母親ないし父親から教育されていない。そもそも義理母父と住んでいるケースが非常に多く、その場合、きちんとした教育が生き届いていない)

 

学校に通いたいけど様々な理由で通えない子たち。

 

そういう子たちに何かを教えてあげるとか、そういう活動をした方が良いんじゃなかろうか。

 

 

 

 

 

私なんかが数学とか教える立場じゃないけど、週末寺子屋みたいな感じて子供達が勉強したいこと、算数なら簡単な計算とか、何かそういうことしてみよう。とりあえず今週末から始める予定である。本当に生活の基礎となるようなこととか、健康の話、トイレ終わったら手を洗おうとかでもいいし、そういうのを冗談混ぜながら話していきたいな。

 

 

 

 

 

とまぁ、イベントは一応終わったけれども、日本の子供達がTZの絵や写真をみて

 

沢山のことを考えてくれるといいな、嬉しいなと思いました。

 

 

 

 

 

長くなりましたが、今日はこの辺で。

 

 

 

 

つぶやきtu!

2011-01-31 | Tanzania JOCV活動
 

 

最近は専ら職場へ行き、PCを使って小学校でのあるイベントの準備、

 

NGOを周ってある村の孤児院修築のためのミーティング、予算申請フォームを書き書き、

 

HIV/AIDSをからめたライフスキルを行いたいため、スワヒリ語の勉強と練習などなど

 

結構忙しい日々を送っている。夕方家へ着くとバタンきゅ~~。

 

 

 

最近近所の子供達がやたら家に来るようになったのでその相手もしなきゃいけない。

 

本当は子供達は「ちゃげ~あそぼう!話に来たよ!」なんて可愛いこというけど、

 

決まって最後に「ベットボトルちょうだい~」のオンバオンバ(お願い)攻撃が始まる。

 

 

 

ムカツクこともありだけど、特に疲れている時はまたかよ、寝てるのに起こさないでよ

 

とおもいつつ、やっぱ子供達、かわいいな~と思います。

 

 

 

「ちゃーげ!ちゃーげ!」って遠くから呼ばれて、駆け寄ってくる子供達の姿。

 

この姿見ちゃうと、「あー、もう私ここに1年もいないんだ。この子たち、私のこと忘れちゃうんだなー」なんてちょいと悲しげに浸ったり。。

 

色々考える時期になってきました。

 

 

 

 

 

 

 

と、その子供達について。

 

本当わんぱく元気な子供たちだけど、ある日この子たちに簡単なダンスを教えてみようと試みた。タンザニア人なら誰もできるだろうと思って教えたんだけど。

 

だって子供たちはこれでもかってくらい踊れるし、もう体全体がリズムになってるんだよね。

 

でも、本当に簡単なヘンテコなダンスをしたのに、「できない、できない」

 

といって最後まで結局できなかった。新しいこと挑戦するのは大変だし難しいけど、

 

そんな私のダンスよりはるかに難しいダンスを踊れる子供達がなぜ?と首をかしげてしまった。

 

 

 

「したことがないもの」があまりに多いのかなー。

 

 

 

あと少しの任期、なんでもいいから、私にできること、教えていきたいなーと思った。

 

 

 

 

 

勝手につぶやきでした。

 

 

 

 

孤児の聞き取り

2010-11-26 | Tanzania JOCV活動

今日また、N村へ行ってきた。
目的は村の孤児がどのような生活を強いられているか知るための聞き取りと、
どのくらいの子供たちが孤児なのかということ。

それを知った上で、本当に孤児施設が必要か、プロジェクト申請を行いたいなと考えている。



N村へは、今回初めてNGOのおんちゃんとマサシからチャリでいってみた。片道3時間。。。
チャリ・大好きだけど、今回は死亡した、。

直射日光のせいと、孤児が多くて聞き取りに時間がかかったから。
両親ともいない孤児、片親のみの孤児、と色々。


一軒一軒家を訪問してじっくりききたかったけど、それではすごく時間がかかるため、
村でも場所によりリーダーがいてその人たちに子供達を集めてもらって聞き取りをした。




ここの地区はHIV感染率がマサシでも一番高いことで有名。
だからエイズ孤児も沢山いる。
ただでさえ、両親が離婚して祖母に引き取られ~というような話は多いのに、
ここの村では、それはもう当たり前で、祖母と小1くらいの子が住み、祖母は老いて農作業もできないので
食べ物がない、机がない、どうしようもない、というような声が次々上がってくる。

交通の便もよくない。水は井戸水だけど、土地柄しょっぱい水しかでてこない。
それでも出る時はまし。水が枯れると大変なことになる。
いろんな村をまわったけど、やっぱここの村は大変そうな感じがすぐ伝わってくる。




本当は子供達一人ずつと話がしたかった。
大人が「あれくれ、これくれ」うるさいから。
それに本音をいってるかどうかも分からなかったから。。。


15歳くらいの男とお話した時、
「物が無いとかではなくて、何が一番生活で苦しい?」と聞いたら黙り込んでしまった。
その子は、母親が幼い時死亡、父親とともにいたが、父は再婚し、違う村へ弟といってしまった。
自分は祖母と2人で暮らすことになったが、父親に会いたくても、断られてばかりで意味が分からない。
祖母と2人で生活が苦しいのに、何も父は助けてくれない」といっていた。


聞き取り中周りの大人たちが、ぴーぴー「何でもいいから早く答えなさいよ」とかいうから
キレそうになる。可愛そうに。。



大人の助けも必要だけど、それは時と場合。
もっと子供達の声を聞きたかったし、聞くべきだった。




私がTZにこうして来る前は、イメージとして
「アフリカは貧困だけど、子供達は笑顔で元気」というのがあった。
それは、しかし必ずしも100パーは当てはまらない。
よくよく生活をみていると、勿論笑顔の時もある、でも時折すごく悲しげな、
大人な顔をする子供たちの表情をみると、自分の表情もこわばってくる。
「なーにこの子は考えてんのかなー」なんてじーっとその子の目を見つめちゃうこともある。





プロジェクトは申請をする予定ではいるが、施設を建てる云々の前に、
子供達にもう一度あって、もっと生活のことを直接聞きたいなと思った。



載っちゃった!

2010-11-01 | Tanzania JOCV活動

子供達の議論大会を一緒に運営しているNGO,「SAWA」から素敵なお知らせが!



じゃーん!お恥ずかしいですがのっけちゃいます。
なんと、SAWAの雑誌に私のコメントと写真が載っちゃいました!
超嬉しい!人生初?!です雑誌に載ったのは!!
そんな大したコメントしてないのですが、HIV/AIDSについての意見を話したときのです。


最近子供達の集まり悪くて、私自身もあんま参加できてなかったけど、このれを機にまた通うぞー!おおーー!!




あと、話は変わりますが、これ。隣息子が描いた絵。
HIV感染予防の教材を作りたいと思って絵が上手な息子に簡単なものを試しに作ってもらった。



風邪でHIVウィルスはうつるか、うつらないか、の巻き 絵がリアルで面白い





この男性、、誰かに似ているような・・・・(Tさん??爆)


VCTへ行く、の巻き

2010-10-27 | Tanzania JOCV活動

最近、マサシで無料でHIV検査を受けられるNGO組織、「WAMATA」へ行った。
目的は、マサシのHIV/AIDS状況を知るため聞き取りをしたりすることとVCTでどのように検査を受けにくる人に対してサービスが行われているかチェック、するためである。

マサシでは、県立病院、とここWAMATAでは無料で検査を受けることができる。
他は、保健センターでもやってるとこはあるらしいけど、有料とも聞いた。


WAMATAで自分もHIV検査したけど、担当の女性はとても細かく丁寧に説明してくれて、ちょっとHIVに関する質問
を入れたりと、とても上手に相手に対して会話しているなというのが第一印象だった。




~VCTでの検査の流れ~

・担当者に呼ばれ、個室に移動、本人、担当者のみになる(ここは問題だった。窓から人が通ったら丸見えなの!!)
・まず、名前、年齢、職業など聞かれ、ノートに担当者が記録(ここが日本とは異なる。プライバシーない。だが、勿論嘘ついても大丈夫。検査状況調べるため)
・性交渉暦について、どんな行為が危険な行為か、どんな行為が安全な行為か、などについて結構コマめに質問された(私がボランティアっていったから?)
・検査。検査キットを使う。5分くらいで結果が分かる(マラリアキットと同じ簡易なもの。針で血をちょっとだけ採取、専用の液で抗体の有無を調べる)
・結果を言い渡される。negativeだと、これからも安全な行為をというようなアドバイスをもらい、そして3ヵ月後にまた来てくださいといわれ、
 チケットをもらう(次回いつ来てくださいというもの)
・終了


という感じである。



~感想~

・担当者はHIV/AIDS関連のプロであると実感できたのは良かった。
・検査室の間取り。↑でかいたけど、通りすがりの人が簡単に私のこと見れる状態。プライバシーのかけらもない。
・部屋は結構きれいにしてたし、専用のゴミ箱にきちんと針など捨てられてたのはよかった。
・検査を受けにこられる体制が整っていない
 (後日行ってみたところ、月~土までやっているはずが、午前は担当者がチャイで2時間帰からできないだの言い訳がいくらでもでてくる)
・検査キットの出所が良く分からない。Made in Koreaででもパッケージには「これは日本からのものです」と英語でかかれ、日の丸までプリントされている。
(↑なんと、検査キットが横流しされ、普通のお店で買える、という情報も聞いてしまった唖然)こういうのどうにかならんのかね。



実際、はっきりいって私がいった午前中は私以外誰も受けにはきていなかった。
検査を受けにいくのがHIV/AIDS感染を防ぐのではなく、勿論予防が一番大切である。勿論自分の健康状態を知るために、大切なことであるけれど。
検査してネガティブでほっと安心したら、自分の行為を見直す、とかしなくなっちゃう恐れあるよね。





ともかく、検査してみて検査状況等実際知るのはとても良い刺激になるのでこれからもちょこちょこ通いたい。
今度は病院のも行ってみようっと。


World clock