ともちゃんの のんびり登山教室

分県登山ガイド「大阪府の山」(山と渓谷社)著者の岡田知子が
ご案内する登山教室。
のんびり、ゆるゆると山に登ります。

2021年9月1日(水) 「京阪神からの日帰り限界登山」シリーズ(?!) 行仙岳・笠捨山

2021-09-02 23:42:37 | 人数限定登山
本日は、大峰奥駈ルート上にある行仙岳と笠捨山に登ります。下北山村の白谷トンネル登山口から登ることで、
日帰り登山が可能になるのです。








その代わり、稜線までは鉄の階段地獄!まだ残暑が厳しいのでヒイヒイ言いながら足を運びます。








道端に咲くツルリンドウ(リンドウ科ツルリンドウ属)が、苦しさを慰めてくれます。








ミヤマウズラ(ラン科シュスラン属)もひっそりと咲いていました!花の形がウズラに似てるからと
思ったら、斑入りの葉がウズラの羽の模様に似てるからなんだって。







これがミヤマウズラの全体像。花がピンボケになっちゃった。








稜線(すなわち奥駈道)に出ると、涼しい風が吹いていて、身体が楽になりました。ほどなく行仙岳
(1227.3m)に到着!








秋が近いせいか、目につくキノコの種類が増えてきました。さて、これは何だろう?イグチ科のキノコの
老菌?









ツキヨタケもたくさん出てました。








目指す笠捨山が見えてきました。








行仙宿の小屋に到着しました。道中、こういうきれいな小屋があると助かります。








八大金剛童子にはヒノキの大木があります。樹齢500年くらいかな?長い間、奥駈道を往来する人々の
姿を見守ってきたんでしょうね。








幹に抱きついてパワーをもらいます。








変形ブナ。綿向山の幸福ブナの話をすると、一人のお客様が地面との間の隙間を見事にくぐり抜けました。
帰りにロト6でも買ってくださいねー!








ちょっとした岩場もあります。気を抜かず歩きましょう。








いくつかの「にせピーク」を越えて、やっと笠捨山(1352.7m)に着きました。西行法師がこの山に
着いた時、あまりの寂しさに笠を捨てて逃げたとか、越えてきた峰々に感激して笠を捨てたなどという
山名の由来があるそうです。あまりのしんどさに、「やっってられるかー!」と笠を投げたわけでは
なかったのね・・・







行仙宿から山彦補給路を下りました。行仙宿の小屋や、奥駈道を整備している「新宮山彦ぐるーぷ」の補給路です。








水場でのどを潤し、汗でべたつく手を洗ったあと、未舗装林道に下りてきました。8月の長雨で中止続きだったせいで、
久しぶりにしっかり歩きました!